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        ほいくえん・ようちえん の にほんみんわ 
          
          
         
じじ ばば かぼちゃ 
みえけん の みんわ 
      
      
       むかしむかし あるむらに うつくしい むすめが ひとりで すんでいました。 
  「ああ おじいさんと おばあさんが ほしいなあ」 
  と いつも おもって いました。 
   あるひの こと むすめが かぼちゃばたけに たっていると うらやまから がらがらどすーん! と 1ぴきの おにが おちてきました。 
   おには あたまや こしを つよく うったので   
  「いたい いたい いたいよー」 
  と ないて いましたが むらびとたちは こわくて だれも おにのそばへ ちかよりません。 
   でも むすめだけが あかいおびを びりびりと さいて いたいところに まいてあげたのです。  
   それから いえへ つれていき おにに ごちそうを たくさん たべさせて あげました。  
   すると おには   
  「これは うまい うまい」 
  と おなか いっぱい たべてから  
  「おまえは なかなか しんせつな よいむすめじゃ。 このこづちを おまえに やるから これで かぼちゃを たたいてみるがよい」 
  と いったのです。 
  「ありがとう」 
   むすめは おにに おれいを いうと いそいで かぼちゃばたけへ いって おにの いったように いちばん おおきな かぼちゃを そっと たたくと   
   ボコン!  
  と おとが して かぼちゃが ふたつに われて なんと なかから おじいさんと おばあさんが にこにこ わらいながら でてきたのです。 
   そして   
  「すまないが わしらを おまえの いえに おいて くれんかのう?」 
  と いいました。 
   もちろん むすめは おおよろこびです。  
   それからは おじいさんと おばあさんと 3にん なかよく くらしたと いうことです。  
      おしまい 
        
         
         
        
       
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