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イラスト myi ブログ sorairoiro
ごちそう に まねかれた イヌ
(イソップどうわ)
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ある ひと が、ともだち を もてなす つもり で、ごちそう の したく を していました。
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その ひと の かっている イヌ は、じぶん も ともだち の イヌ に、
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「きみ、ぼく の ところ へ、ごちそう を たべ に きたまえ」
と、いって、しょうたい しました。
まねかれた イヌ は、ほくほく して やってきました。
そして、いっぱい に ならんだ ごちそう を みて、こころ の なか で、
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(すごいなあ。ぼく の ため に、こんな うまそうな もの が でてる。ゆめ の ようだ なあ。
よーし、はらいっぱい どんどん たべて、あした は いちにちじゅう、はら が へらない よう に してやろう)
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と、かんがえ ながら、しきり に しっぽ を ふって いました。
ともだち の イヌ を しんよう しきっているので、ぜんぶ、じぶん の ため の ごちそう だと おもって いたのです。
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その いえ の コックさん は、さかん に しっぽ を ふっている イヌ を みつけた とたん、あし を つかまえて まど の そと に ポン と ほうりだして しまいました。
イヌ は キャンキャン なきながら、にげかえりました。
その とちゅう で、ほか の イヌたち に あいました。
なか の いっぴき が、
「きみ、ごちそう は どうだったの?」
と、ききます と、この イヌ は ほんとう の こと を いうのが はずかしい ので、
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「いやあ、おさけ を のみすぎて、すっかり よっぱらって しまってね。
どこから どうやって でてきた か、おぼえて いない くらい なんだ」
この おはなし は、じぶん には おかね が ないのに、ほか の ひと を あて に して、きまえ の よいこと を いう ひと を しんよう しては いけない と おしえています。
おしまい
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