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とりさし と シャコ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
とりさし の いえ に、よる おそく おきゃくさま が きました。
なにも ごちそう する もの が ない ので、とりさし は かっている シャコ を つかまえて、しめころそう と しました。
シャコ は ふんがい して、
「あなた は、なんて おんしらず でしょう。
わたし は いつだって おとり に なって なかま の シャコ を おびき よせて、あなた に とらせて あげてる のに、
それなのに わたし を ころす き ですか」
それ を きいて、とりさし は いいました。
「だから よけい、おまえ を ころさなければ ならないんだ。
なにしろ おまえ は、じぶん の なかま まで ひどいめ に あわせる やつ なの だから」
じぶん の みうち を うらぎる ひと は、うらぎられた ひと だけ で なく、
その ひと を ひきわたした あいて の め から みても しんよう できない わるもの だと いう こと を、この おはなし は おしえて います。
おしまい
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