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とりさし と やせい の ハト と かわれている ハト
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
とりさし が ハト を とる ため に、
アミ を はって じぶん が かっている ハト を おとり に して アミ に つなぎました。
そして すこし はなれた ところ に かくれて、なりゆき を みていました。
なんわ かの やせい の ハト が とんできて、おとり の ハト の そば へ いこう と して アミ に かかりました。
とりさし は かけよって、やせい の ハト を つかまえました。
やせい の ハトたち は、おとり の ハト に むかって、
「きみ は ひどいな。
おなじ ハト の なかま の くせ に、ぼくら が アミ に かからない よう に ちゅうい を して くれない なんて」
と、とがめる と、おとり の ハト が こたえました。
「ぼく の しごと が これ だから、しかたがないよ。
ぼく には みうち の こと より も、かいぬし に しかられない こと の ほう が だいじ なんだ」
たとえ みうち でも、あまい はなし に のって は いけません。
にんげん には、みうち より も しごと が たいせつ な ひと が おおぜい います から。
おしまい
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