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オオカミ と ロバ
(イソップどうわ)
にほんご ・ えいご ・ ちゅうごくご
にほんご & えいご ・にほんご & ちゅうごくご
オオカミたち の かしら に えらばれた オオカミ が、ほうりつ を さだめました。
それは、
「これから は、めいめい が とった えもの は ぜんぶ いっしょ に して、みんな に びょうどう に わける こと に する。
これは、はら の へった オオカミ どうし が、ともぐい する よう な こと を なくす ため で ある」
と、いう ほうりつ でした。
ところ が これ を きいた ロバ が、たてがみ を ふりふり すすみでて、
「なるほど、りっぱ な かんがえ です。
あなた が こころ の やさしい オオカミ だから こそ、そんな よい かんがえ が うかんだ の でしょう。
ただ、その あなた が、きのう とった えもの を じぶん の あなぐら に しまいこんで いる のは、どうした わけ ですか?
あれ を はやく ここ へ もってきて、みんな に わけて あげなさいよ」
「・・・・・・」
やりこめられた オオカミ は、ほうりつ を はいし して しまいました。
せいぎ に もとづいて ほうりつ を さだめる よう な かお を しながら、じぶん は ちっとも その ほうりつ を まもらない ひと が たくさん います。
おしまい
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