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福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030

第 25話
(日本民間故事 025)
天田槍(あめのひぼこ)

天日槍(あめのひぼこ) (健全普通話版)
天日槍

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : ひろりん

むかしむかし、新羅の国(しらぎのくに→朝鮮)に、天日槍(あめのひぼこ)という王子がいました。
在很久很久以前、新羅國裡就住著有一位叫做天日槍的王子。

王子には美しい妻がいましたが、日槍(ひぼこ)はちょっとした事から、妻をののしるようになったのです。
王子有著漂亮美麗的妻子、可即便這樣、因為日槍會因為一點的小事就跟人是頻繁的動起口角、開始打罵訓斥妻子這樣。

これに耐えられなくなった妻は、
所以說呢、妻子她最後也就是受不了咯。

「私はあなたの妻としては、ふさわしくありません。私は国へ帰ります」
我作為你的妻子、卻在這裡得不到你的一點溫柔與關愛、現在我已經要回到自己的國家了。

と、言い残して、一人こっそり船に乗り、日本の灘波(なにわ→大阪)に帰ったのです。
給人是留了個這麼一句話、就一個是偷偷的坐了船後跑路了、此行終點就是要回到日本的灘波。

これを知った日槍(ひぼこ)は、自分も妻を追って日本へと渡ったのですが、灘波に近づくとその土地の神々が邪魔をして、どうしても上陸できません。
等人真走了後、日槍也才是知道了這個事情、而為了追回自己的妻子、人家也是開始踏上日本的土地了、可要說為達到灘波準備登錄上岸又遇險阻、灘波相鄰附近土地的土地靈都是在極力著阻止不讓日槍上岸呢。

そこで仕方なく、日槍は但馬の国(たじまのくに→兵庫県)に船をつけると、そこに落ち着くことになったのです。
沒辦法、這下子日槍只能是繞遠路先把這但馬國給去了、準備先找個地方靠岸從長計議。

やがて時は流れて、日槍は土地の娘と結婚して、子孫も栄えていました。
而這就還沒有計議多久吧、日槍就與當地人家的一位小姑娘結婚了、後面而且還是子孫滿堂。

ところがその当時の豊岡や出石盆地のあたりは、一面が泥の海だったので、とても生活しにくい土地でした。
先不去扯那些啦、就說說當時的豊岡以及出石盆地這片地區、咋說呢、一片泥海汪洋、就是說這地方貧瘠不富饒不適合人居住。

そこで日槍は五社大明神(ごしゃだいみょうじん)の神々と力を合わせて、この地を開拓しようと考えたのです。
可日槍卻是有這開闊一下子這片土地的想法、焚香祭天、希望聚合先祖之力得到五神庇佑、助自己功成。

まずは、来日岳(くるひだけ)の下流を切り開くことになりました。
第一步先是於來日岳下流把這裡的擁堵給打通。

そこには固くて大きな岩がさえぎっているため、水がせき止まって瀬戸(せと)になっているのです。
就因為這裡的扎堆的巨型岩石堵塞了流域、狹隘的地勢再把水位推高又是成為了一道泥溝。

みんなで力を合わせて横たわっている大岩をとりのぞくと、泥水がすさまじい音をたてて日本海へと流れ出しました。
只見眾人都是賣力的清理岩石、最後的通道得以了疏通、所有的泥流都是被順利了倒入了日本海。

やがて水の引いたあとには、肥えた広々とした平野が少しずつ広がっていきます。
待到水位看時緩緩的向下蔓延、這個時候肥沃又平坦的土地也是逐漸的出現在了眾人的視野之中。

日槍も神々も大喜びで、その様子をながめていました。
日槍大喜、於此同時還有著一起出力的諸多神明們、此時的大家臉上都是欣慰。

そのとき、残った水の中ほどがざわざわと大きく揺れ動いたかと思うと、渦巻きとともに水煙をあげて頭を突き出したものがありました。
但又於此時、還沒有完全褪去徹底的泥水底部又開始了鬧騰、伴隨著漩渦卷起的氣霧、一個東西是自泥低探頭了。

見ると体の周りが二メートルはありそうな、恐ろしい大蛇ではありませんか。
再細觀、一條腰圍就光有兩米的龐然巨物已經出現在大家面前、那是一條十分龐大的巨蟒。

みんなが息をのんで見ていると、大蛇は下流に向かって泳ぎ出して、せっかく切り開いた瀬戸の口に体を横たえて、水の流れをせき止めてしまったのです。
大家都看的是屏住了呼吸、此時只見大蛇拼命的開始向下流遊去、就那個好不容易被疏通的給堵住的缺口、現在則又是由大蛇身體一橫直接就是給它堵住了。

みんなは大いに怒って、この大蛇を岸に引きづり上げると、胴体を真っ二つに引きちぎってしまいました。
這事一發生眾人各各都是露出了憤然之色、一窩蜂的衝上上去、沒多久就是把大蛇給拖了上來、然後一刀兩斷千刀萬剮了。

こうして開拓は成功し、泥海のようだった土地は人の住めるりっぱな土地になったのです。
就這樣、這次的開荒看來是真成功、一個天天鬧著泥石流的土地、現在是個改成了個可以讓人安住的地形。

その後、日槍は出石神社に祭られて、開発の神として今でも多くの人々の信仰を集めているのです。
再那之後、日槍也是被人們在出石神社之內供奉著、因這份開墾精神的功勛、現如今還是被很多人所銘記。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

天日槍(あめのひぼこ)
天日槍

むかしむかし、新羅の国(しらぎのくに→朝鮮)に、天日槍(あめのひぼこ)という王子がいました。
到好久以前、這新羅王孫天日槍。

王子には美しい妻がいましたが、日槍(ひぼこ)はちょっとした事から、妻をののしるようになったのです。
既然都是王室了這堂客就都任你選、肯定是乖、但是天日槍不舒服的地方還是多了去、動不動對到自己堂客就是一餐罵。

これに耐えられなくなった妻は、
讓哪個女的來 也是忍不到了。

「私はあなたの妻としては、ふさわしくありません。私は国へ帰ります」
別個不忍了、說明她心裡面覺得你這人就不配讓她忍、肯定有那麼個讓她被罵也心甘情願的人啦、可惜不是你、人公主這也就回自己老屋了啦、難服侍。

と、言い残して、一人こっそり船に乗り、日本の灘波(なにわ→大阪)に帰ったのです。
天日槍講白就是被看扁了去、被別個坐船回灘波了。

これを知った日槍(ひぼこ)は、自分も妻を追って日本へと渡ったのですが、灘波に近づくとその土地の神々が邪魔をして、どうしても上陸できません。
曉得人跑路了、竟然這又開始去追、自己也是坐船幫灘波過去了、但半路上硬就一些妖魔鬼怪、天日槍連上岸都難。

そこで仕方なく、日槍は但馬の国(たじまのくに→兵庫県)に船をつけると、そこに落ち着くことになったのです。
換個地方繞遠路、這就從但馬下了船、下來的第一件是不是逽堂客、而是看附近有其他乖女的吧。

やがて時は流れて、日槍は土地の娘と結婚して、子孫も栄えていました。
這就又看到這邊上的個女長的乖、人一迷、乾脆直接跟別個結婚了、兒都生了好幾個、直接不走了。

ところがその当時の豊岡や出石盆地のあたりは、一面が泥の海だったので、とても生活しにくい土地でした。
當時但馬的豊岡以及出石盆地周邊全都是些稀泥巴路啦、就過一面泥海、這泥巴翻天的老實講根本不適合人住。

そこで日槍は五社大明神(ごしゃだいみょうじん)の神々と力を合わせて、この地を開拓しようと考えたのです。
天日槍就講集先祖之力、祭他個幾次天、逽個好日子、想辦法幫這泥巴地翻下子。

まずは、来日岳(くるひだけ)の下流を切り開くことになりました。
先要幫堵泥巴的来日岳下流過通了、疏通這條下水管道、讓泥巴流出去。

そこには固くて大きな岩がさえぎっているため、水がせき止まって瀬戸(せと)になっているのです。
這裡好大的一條嵒頭堵到的、別個就是問題的根源所在。

みんなで力を合わせて横たわっている大岩をとりのぞくと、泥水がすさまじい音をたてて日本海へと流れ出しました。
和眾人之力、破了這巨岩、就看到泥流入海、泥巴翻天的案子這就過解決了。

やがて水の引いたあとには、肥えた広々とした平野が少しずつ広がっていきます。
隨到泥勢退去、看到的是肥沃的土壤。

日槍も神々も大喜びで、その様子をながめていました。
天日槍看到自己功成、是笑了個卵脬翻天、叩拜眾神庇佑。

そのとき、残った水の中ほどがざわざわと大きく揺れ動いたかと思うと、渦巻きとともに水煙をあげて頭を突き出したものがありました。
但這一水庫的水著這麼一抽完、塘底就又開始異動了、畢竟這是條大蛇王他屋啦、蛇王發現不對啊、一露頭、我屋泥巴啦?

見ると体の周りが二メートルはありそうな、恐ろしい大蛇ではありませんか。
曉得自己的老屋被強拆了去、大蛇也要開始吞人了、兩米長的身姿就到泥潭裡面擺、要好駭人有好駭人。

みんなが息をのんで見ていると、大蛇は下流に向かって泳ぎ出して、せっかく切り開いた瀬戸の口に体を横たえて、水の流れをせき止めてしまったのです。
蛇王第一件事是先幫嵒頭爛的那條漏泥巴的口子去了、防止淤泥繼續外泄、用龐大的身軀就是那麼一堵、這口子就填了。

みんなは大いに怒って、この大蛇を岸に引きづり上げると、胴体を真っ二つに引きちぎってしまいました。
然而並㫘得甚麼卵用、這也只是最後的抵抗啦、蛇王這條舉動讓拆遷大隊一怒、再就看拆遷大隊幫怪手開到蛇王面前、就憑你條大蛇還想跟我挖機闘啊?怪手手臂抬高對到蛇王就是那麼一拍、好、鏟土、埋、完工。

こうして開拓は成功し、泥海のようだった土地は人の住めるりっぱな土地になったのです。
幫蛇屋一拆、這人屋就到上面一建、皆大歡喜、
皆大歡喜。


その後、日槍は出石神社に祭られて、開発の神として今でも多くの人々の信仰を集めているのです。
天日槍拆蛇屋有功、也是被後人奉成開荒大神、還專門被人搭到條出石神社貢到的。

おしまい
结束

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