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福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030

第 28話
(日本民間故事 028)
てんぐの鼻が、高くなったわけ

てんぐの鼻が高いわけ (健全普通話版)
天狗的鼻子為甚麼高又挺

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、あるところに、とても物知り男がいました。
在很久很久以前、某個地呢、就有位這麼個男子、人家是能知天下事才高八斗呢。

どんなことでもこの男にたずねると、すぐに答えてくれるというのです。
你無論是問了他甚麼、那人家就都是能答的上來這樣。

そこで村一番の長者が、この男を困らせてやろうと思い、
可就是村裡面的一位地主大老爺呀、人家就是說硬要整整你、讓你出醜看個樂。

「お前は何でも知っているそうだが、てんぐの鼻がどうして高くなったのか、教えてくれ」
聽說你上知天文下知地理、是啥都知道、那你就跟我說說看這天狗的鼻子他到底是為甚麼那麼長呀。

と、言いました。
這樣子的跟男子是說道了。

すると男は、こわい顔で、
可男子聽到這話之後那可立馬也是表示出了一副認真又嚴肅的可怕表情呀。

「うーん。こればかりは、だれにも教えられん」
就你說的這個嘛、我知道呀、但我是不可能到處的去跟人家說呢。

と、言いました。
一個這樣的回答。

「まあまあ、そこをなんとか、お願いします」
啊啊啊、拜託拜託、就這事我是一定想知道的、求求你告訴告訴我把。

長者がわざとていねいにたのむと、男は声を小さくして言いました。
看到地主大老爺是問的如此的誠懇、男子便就以很小的聲音開始秘密的說道了。

「それでは教えてやるが、だれにも言うなよ。まず庭へ出て、あの高い杉の木にのぼれ」
我是能可告訴你啦、但是你也要務必的就是答應我、這事誰也不能對他說、先咱們就去你家庭院、等你再把那個高高的衫樹再一爬上去就甚麼都知道啦。

長者は男に言われたように、杉の木にのぼりました。
大老爺呢、結果就被男子這麼個主意一出、還真攀爬攀爬起衫樹啦。

「さあ、教えてくれ」
行啦、現在就來趕快的告訴告訴我把。

長者は、一番低い枝につかまって言いましたが、
因為大老爺的位置呢、只是正在處於衫樹最低的那根枝頭。

「だめだ。もっと上にのぼれ!」
不行不行、再給我上去點把!

と、男が下からどなりました。
男子這就還生氣的指揮上了。

長者はまた少しのぼって、止まりました。
大老爺就是被這麼一訓、再爬上去了一點、等停住吧。

「このへんなら、いいだろ?」
那這裡了、現在怎麼樣呀?

「いや、もっと上まで!」
不行、還要在高高高。

長者は、また上にのぼりはじめました。
大老爺呢、就只能又是無奈的爬上一爬啦呀。

ところがいくらのぼっても、男は、
可就是後面還是爬、是不管甚麼的爬、男子總是。

「もっと上までのぼれ!」
再給我上去點!

と、言うので、とうとう木のてっぺんまでのぼってしまいました。
就這樣一直一直呀、最後等到了這大老爺都沒地可再上了。

長者はてっぺんの枝につかまって、言いました。
大老爺這就站在了衫樹頂、說啦呀。

「もう、これ以上はのぼれん。さあ、早く教えてくれ。てんぐの鼻は、なぜ高い」
行啦、我這已經是登峰造極了、可以了吧、現在就跟我快點說說吧、天狗的鼻子他為甚麼那麼長!

すると男は、下から言いました。
這個時候的男子他是這樣的答道了。

「気分はどうだ? まるで、てんぐになったような気がするだろう」
你現在心裡爽不爽呀?是不是爬到啦衫樹的最上面之後、就跟住在這上面的天狗也是一個心情啦呀?

「うん、そんな気もする」
你說的沒錯確實我有此意。

「よし、そんなら自分の鼻をさわってみろ。少しのびていないか?」
好的、那就請你現在給摸摸自己的鼻子吧、看它是不是也一樣的長上了一截呀?

長者は片手をはなして、自分の鼻をさわってみました。
大老爺這就還真把自己的鼻子是摸上了一摸呢。

ところが別に、変わったところはありません。
可話不是這麼說的呀、這鼻子它也沒摸到有長起來啦。

そこで、むっとして言いました。
就這一下、大老爺他是立馬的不爽了。

「ばかを言うな。この鼻は生まれつきで、のびるわけがなかろう」
你再給我說甚麼傻話呀、鼻子這玩意兒它天生能生咋樣就咋樣、誰一上樹難不成就可以長起來呀?

すると男が、長者に言いました。
就這時呀、男子也說了咯。

「その通り。鼻はみんな生まれつき。てんぐの鼻が高いのは生まれつきじゃ。急に伸びたり縮んだりするわけがない」
你說的對、這就是答案呀、天狗的這鼻子長也是天生、不可能是能用個法術就讓其伸縮自如的呀。
(沒錯沒錯、天狗大人你說的極是、原來你們的鼻子那麼長並不是因為法術的緣故、而和我們人類一樣也是天生的呀)
PS:天狗一般會喜歡住在衫樹的最上方、天狗になる=也等於狂妄目中無人跟自大


「そんなことは、あたりまえだ。ばかにするな」
你說的那種東西鬼都知道啦、你難道是個笨蛋嗎。

長者が腹を立てて降りようとしたのですが、高くのぼりすぎたので、足がふるえて動けなくなってしまったそうです。
大老爺現在就是真的是被氣昏了頭、但是礙於現在自己還是在樹上、都爬到這裡來了、別說想下去了、現在可是雙腿發抖的一動都不敢輕易妄動呢。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

てんぐの鼻が高いわけ
鼻子變挺

むかしむかし、あるところに、とても物知り男がいました。
到好久以前這就有條男的知識淵博是條萬事通。

どんなことでもこの男にたずねると、すぐに答えてくれるというのです。
你問他甚麼、他好像都是曉得的樣子可以跟你講。

そこで村一番の長者が、この男を困らせてやろうと思い、
有天村裡最老的老杆子就想日弄下子這條男的。

「お前は何でも知っているそうだが、てんぐの鼻がどうして高くなったのか、教えてくれ」
と、言いました。
你不是甚麼都曉得嗎?那跟我講下子這天狗鼻子要怎麼才得變長啦?

すると男は、こわい顔で、
「うーん。こればかりは、だれにも教えられん」
と、言いました。
但是男的幫這話一聽、一下像是機警了起來、講唯獨此事不能泄密。

「まあまあ、そこをなんとか、お願いします」
老杆子就又緊到求啦。

長者がわざとていねいにたのむと、男は声を小さくして言いました。
男的這就處到老杆子耳朵邊上小聲講了。

「それでは教えてやるが、だれにも言うなよ。まず庭へ出て、あの高い杉の木にのぼれ」
記得千萬莫要再跟其他人講啦、你先到院子裡面去、爬到那顆杉樹高頭就甚麼都曉得了。

長者は男に言われたように、杉の木にのぼりました。
老杆子這就被男的日弄上樹了。

「さあ、教えてくれ」
我幫樹上了啊、然後啦?

長者は、一番低い枝につかまって言いましたが、
「だめだ。もっと上にのぼれ!」
と、男が下からどなりました。
你上這麼低有甚麼用哦?我讓你上樹就是為了讓你爬高啊、你繼續爬登頭起來。
男的看老杆子這麼不頂用就到樹底下訓。


長者はまた少しのぼって、止まりました。
「このへんなら、いいだろ?」
「いや、もっと上まで!」
這就老杆子爬兩踋又不動了
這麼高怎麼樣哦?
講喊你爬登頭起來啊!


長者は、また上にのぼりはじめました。
ところがいくらのぼっても、男は、
「もっと上までのぼれ!」
老杆子又是繼續往上、反正爬高一次老杆子問一次、反反復復、但看樣子男子就是要老杆子爬登頭起來、一直不耐煩的讓老杆子繼續。

と、言うので、とうとう木のてっぺんまでのぼってしまいました。
好啦、終於是登頭啦。

長者はてっぺんの枝につかまって、言いました。
「もう、これ以上はのぼれん。さあ、早く教えてくれ。てんぐの鼻は、なぜ高い」
好、我現在已經爬最高了、現在下一步是要怎麼處理拉?

すると男は、下から言いました。
「気分はどうだ? まるで、てんぐになったような気がするだろう」
男的就講現在你到樹上的感想是甚麼?有㫘有像是變成了天狗狂了起來啊。

「うん、そんな気もする」
老杆子講確實。

「よし、そんなら自分の鼻をさわってみろ。少しのびていないか?」
那你再幫自己鼻子摸一下、看他有㫘變大一些啊?

長者は片手をはなして、自分の鼻をさわってみました。
老杆子這就用手一摸。

ところが別に、変わったところはありません。
和之前㫘甚麼不同啊。

そこで、むっとして言いました。
「ばかを言うな。この鼻は生まれつきで、のびるわけがなかろう」
這就質問這男的了、我違就上條樹這鼻子還可以變大起來啊?

すると男が、長者に言いました。
「その通り。鼻はみんな生まれつき。てんぐの鼻が高いのは生まれつきじゃ。急に伸びたり縮んだりするわけがない」
男的講肯定不得啦、你看你鼻子變大吧啦?

「そんなことは、あたりまえだ。ばかにするな」
這種事哪個不曉得?你當我是條奤卵啊?

長者が腹を立てて降りようとしたのですが、高くのぼりすぎたので、足がふるえて動けなくなってしまったそうです。
老杆子曉得自己被玩了、繼續到樹上也是㫘意義、想幫樹下了、往底下一看高了個卵脬翻天、幫自己是駭得兩腿打㥬。

おしまい
结束

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