福娘童話集 > 日本民間故事 > 001-030 
      第 29話 
         (日本民間故事 029) 
          
         
安国寺の桜 (健全普通話版) 
      安國寺的櫻花樹 
       
      ・日本語 ・日本語&中国語 
      
      
      
      むかしむかし、京都の綾部(あやべ)の安国寺に、植木が大好きな和尚さんが住んでいました。 
        在很久很久以前、於京都綾部的安國寺、在這裡呢、就有一位對園藝還有花草樹木是十分喜歡的方丈呢。 
         
      ある日の事、植木屋がこの寺にやってきて、めずらしい桜の苗木を見せました。 
      有一天、一位賣樹苗也就是來訪到了這寺廟之中、並給人老方丈是看了看自己的珍惜植物呢。 
       
      「和尚さん、この桜の苗木は、そんじょそこらの桜とは違います。どうでしょう。なんならおわけしてもよろしいが。・・・ まあ、ちょっとは値がはるのですが」 
      大師大師、我這顆櫻樹苗呀、那可不是和外邊那些你看過的一樣的、你能看出個甚麼端倪嗎、其實我也是想要找個一個接手人能讓出自己的這株苗子、…………就是說價錢嘛、有點偏高。 
       
      「ふむ、なるほど、これは見事な苗木じゃ。それで一体、何両なら、わしに売ってくれる?」 
      行、那我知道啦、你的樹苗是不錯、那麼既然你想要賣我、那就多少兩、直接開價吧。 
       
      和尚さんの言葉を聞いた植木屋は、心の中でニヤリと笑いました。 
      聽到了和尚已經是來到了開價環節、那樹苗老闆的心裡直接都是花給笑開了。 
       
      (しめしめ、この桜の苗木は隣の村から一両で買うてきたものじゃが、うまくすれば何倍にももうかるぞ) 
      (哈哈哈哈、大冤种、這無非也就是我在你隔壁的那個村子一兩銀就收到的苗、看我這次是好好的套套你、看能翻它個幾倍。 
       
      植木屋は、いかにも親切そうな顔で、 
      樹苗老闆人呢、這時肯定還是滿臉的笑容笑嘻嘻呀。 
       
      「そうですな。和尚さんにはお世話になっているので、十両ならおわけしましょう」 
      恩、你是大師、給了那麼多人超度過幫助過、你面子足、這個折一口價我就給你直接打到十兩你看怎麼樣。 
       
      「十両?」 
      十兩? 
       
      十両といえば、大金です。 
      要說道十兩、那這就是一個相當龐大的數字呢。 
       
      桜の苗木は欲しいのですが、和尚さんにはそんな大金はありません。 
      可這顆樹苗和尚他又是十分的想要、但自己手上吧、也真是提不出那麼多錢來了。 
       
      「なんとか、五両に負けてくれんかのう。五両なら出せるのじゃが」 
      那這樣、你再給我打個對折、五兩的價格和尚我還是出得起。 
       
      植木屋は、心の中でしめしめと思いながら、 
      此時的樹苗老闆內心已經欣然大悅。 
       
      「そうですか。うーん。それではもうけがありませんが、和尚さんの為です。それでお売りいたしましょう」 
      容我考慮考慮呀、嗯嗯、可這樣我的利潤也是給削弱了很多完全沒賺頭啦呀、但和尚你既然開口、那這個面子我必須給、五兩就五兩、咱們成交。 
       
      と、言って、桜の苗木を渡そうとすると、不思議な事に桜の苗木から急に根が伸び始めて、植木屋の足にぐるぐる巻きついたではありませんか。 
      就這樣呀、現在是樹苗老闆開始要交貨、可突然、是那顆櫻樹苗它的根系是竟神奇的舞動並生長起來、最後呀、只見樹苗老闆直接就是給樹根綁成了一顆粽子。 
       
      「うわーぁ! 苗木のやつが怒った! 和尚さん、この苗木は本当は一両で買うたもんじゃ。だから一両でいい」 
      哇啊啊啊啊!沒想到竟然是樹苗它自己生氣啦、方丈方丈呀、我老實的實話實話呀、這就是我花一兩進來的話、現在你要那也是一兩拿走。 
       
      植木屋がそう言うと、桜の苗木はさらに根を伸ばして、植木屋の体をギシギシとしめつけました。 
      可即便都是大人老闆這麼說了、但是樹苗的威勢它一點不減還倒反增呀、從一開始的包粽子直接就是變成了擰毛巾。 
       
      「わかったわかった! 金はいらん! だから助けてくれー!」 
      好好好、我懂啦懂啦懂啦!不要錢!高抬貴手、求求就放了我這次吧。 
       
      植木屋がそう言うと、植木屋に巻き付いた桜の苗木の根は、すーっと外れました。 
      真給樹苗老闆是這樣一說之後呀、還正跟聽懂了人話似的、只見櫻樹苗是解開掉了樹苗老闆的捆綁、放人了。 
       
      そんなわけで桜の苗木は安国寺に植えられて、美しい桜を咲かせたのです。 
      之那以後的櫻樹苗也就一直紮根在了安國寺、然後定期的綻開櫻花。 
       
      そして数百年たった現在、幹は枯れてしまったのですが、根だけはまるで生きているかのように、しっかりと残っているそうです。 
      時間從過去來到現在、幾百年過去、現在的大樹枝幹早已枯萎、但是就那扎在地底的根系仍是健碩的有好好留在下面呢。 
      おしまい 
        结束 
         
        ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓ 
         
        安国寺の桜 
        幫你砍 
      むかしむかし、京都の綾部(あやべ)の安国寺に、植木が大好きな和尚さんが住んでいました。 
        到好久以前這京都安国寺的大和尚就喜歡玩些花草盆栽。 
         
ある日の事、植木屋がこの寺にやってきて、めずらしい桜の苗木を見せました。 
專門賣這傢伙的園藝也是主動逽上了門、跟別個和尚看了一些個奇花異草。 
 
「和尚さん、この桜の苗木は、そんじょそこらの桜とは違います。どうでしょう。なんならおわけしてもよろしいが。・・・ まあ、ちょっとは値がはるのですが」 
講自己這都是一手獨家貨源、全部是搭輪船從海外專門引進、我曉得你估計喜歡、但若是要收、就不曉得你認為價格上面值不值了。 
 
「ふむ、なるほど、これは見事な苗木じゃ。それで一体、何両なら、わしに売ってくれる?」 
你就講好多錢嘛、這花看起來是也還可以。 
 
和尚さんの言葉を聞いた植木屋は、心の中でニヤリと笑いました。 
園藝聽到這話認為已經穩了、心內竊喜。 
 
(しめしめ、この桜の苗木は隣の村から一両で買うてきたものじゃが、うまくすれば何倍にももうかるぞ) 
當初花了老子一兩銀專門收的、這賣不要賣個好幾倍啊。 
 
植木屋は、いかにも親切そうな顔で、 
園藝這就微笑啦、對到和尚、講了。 
 
「そうですな。和尚さんにはお世話になっているので、十両ならおわけしましょう」 
便宜點幫和尚算、開口十兩銀。 
 
「十両?」 
十両といえば、大金です。 
這十兩銀連當時一條大廟的方丈手上都提不出、也說明是條如何的巨款了。 
和尚也是一下驚了。 
 
桜の苗木は欲しいのですが、和尚さんにはそんな大金はありません。 
和尚想收這樹苗、但是平時㫘注意斂財這方面、手上其實也不太寬裕。 
 
「なんとか、五両に負けてくれんかのう。五両なら出せるのじゃが」 
話題這就來到了五兩賣不賣。 
 
植木屋は、心の中でしめしめと思いながら、 
「そうですか。うーん。それではもうけがありませんが、和尚さんの為です。それでお売りいたしましょう」 
此刻園藝的心中已經是笑翻天了、但嘴上還是這麼到講。 
行、那就當是自己免費跑一趟幫和尚你收的、結個善緣、這次的利潤我不賺。 
 
と、言って、桜の苗木を渡そうとすると、不思議な事に桜の苗木から急に根が伸び始めて、植木屋の足にぐるぐる巻きついたではありませんか。 
等到一手交錢一手交貨、這樹也就瞬間不歸園藝所有啦、看到看到這樹苗的樹根開始像條章魚爪子樣的對到園藝的踋上絞去了。 
 
「うわーぁ! 苗木のやつが怒った! 和尚さん、この苗木は本当は一両で買うたもんじゃ。だから一両でいい」 
這人被樹一纏、園藝一下慌了、馬上跟和尚開始懺悔、講自己就只收和尚一兩銀、自己畢竟也只用一兩收來。 
 
植木屋がそう言うと、桜の苗木はさらに根を伸ばして、植木屋の体をギシギシとしめつけました。 
但是好像不管用啊、這樹根纏的更緊了。 
 
「わかったわかった! 金はいらん! だから助けてくれー!」 
也不曉得是對人還是對樹、園藝連忙改口自己錢不要了只希望別個饒自己一條狗命、瘋狂到那裡叫。 
 
植木屋がそう言うと、植木屋に巻き付いた桜の苗木の根は、すーっと外れました。 
這一下樹才開始松。 
 
そんなわけで桜の苗木は安国寺に植えられて、美しい桜を咲かせたのです。 
後面這顆櫻樹苗也就一直到安国寺安到啦、年年子開花。 
 
そして数百年たった現在、幹は枯れてしまったのですが、根だけはまるで生きているかのように、しっかりと残っているそうです。 
幾百年過去至今、樹雖講現在還到不過已經老啦、主幹看到也枯到不行了、但好在扎到木裡面的根還是健在到的。 
      おしまい 
          结束 
         
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