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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 73話
(日本民間故事 073)
こきんだぬきと親分

こきんだぬきと親分 (健全普通話版)
狸貓小金與官大爺

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある森の中に、こきんというたぬきがすんでいました。
在很久很久以前、於一處森林之中、就住著有這麼一隻是叫做小金的狸貓。

こきんは、嫁入り姿に化けるのが得意でした。
小金的變化之術最得意的那個特技那就還要當數是變身成為新娘子了。

あまりにも上手に化けるので、本当の嫁入りかと思って村の人たちが集まってくると、たちまちたぬきの姿にもどって逃げていくのです。
因為實在是太過於逼真、惟妙惟肖、真正都以為是新娘子花轎過路的村民們紛紛出門來看熱鬧、就這個時候呀、狸貓小金就會是變成原本狸貓的模樣溜之大吉咯。

「まったく、たぬきのくせに人をだますなんて! 捕まえて、痛い目にあわせてやる」
哼、一隻小小的狸貓竟然也是有膽子敢欺騙我們人類大人!瞧著等我們把你抓到、定是會給你吃上一個大大的苦頭呢。

ある日の夕方、目明かしの親分が、こきんのすんでいる森へと出かけていきました。
於一天的黃昏、捕快的頭子他就是向著小金所在的那個森林出發咯。

目明かしというのは、おまわりさんみたいな人です。
捕快這個職業呢、簡單的來說就是現在的為著人民群眾服務的好警察。

すると、いつのまにか森の中に立派な屋敷がたっていて、たくさんのあかりがついているのです。
捕快他就走呀走、沒多久就是一下子在森林之中看到一個大大的氣派大豪宅咯、人家的大宅子那可是張燈結綵的大紅燈籠高高掛呢。

(こんなところに屋敷とはおかしい。これはきっと、こきんのやつの仕業だな。ようし、とっ捕まえてやるぞ!)
(為甚麼這種地方它竟然是有這麼豪華的別墅呀、也太奇怪了吧、這絕對就是臭狐狸們的障眼法、絕對沒有錯、好呀、看我現在就來把你們一網打盡!)

親分は、屋敷に飛び込むなり、
捕快頭子一個箭步就是闖入了房屋。

「やいこきん、出てこい! 出てこないと、屋敷に火をつけるぞ!」
喂喂、小金、你快點給我出來、不出來的話、我就可把你的這個屋子給點火了喲!

と、どなると、奥からかわいい娘さんの声がしました。
捕快是扯開了嗓門在屋內怒吼到、於是乎呢、從內室這時是傳出聲音來咯、那是一個小姑娘稚嫩的聲音。

「まっ、待ってください。今夜は本物のお嫁さんになって、となりのやぶにすむ平八だぬきのところへ行くのです。それがすんだら、必ず親分につかまりますから、しばらく時間をくださいな。・・・そうだわ、よかったら親分もいっしょにきてくださいな」
不、不要呀、寬容寬容、再給我時間吧、我今天就要嫁人啦、是真的要嫁人、我的新郎官人家是住在附近竹林的狸貓平八、只要是讓我成了這次婚、屆時我是束手就擒的任官老爺您宰割、就稍微稍微的再給我一點時間寬限寬吧、…………………對對對、要不就是這次的婚禮官大爺您也來給我們捧個場?

それを聞いた親分は、
捕快聽見是這麼個情況。

「なるほど、本物のたぬきの嫁入りなら、おもしろそうだ。わかった、わしも行こう」
這樣呀、今天真是你的大喜日子、然後你還要嫁人、有趣有趣、行行行、我算是懂了、那咱們就走吧。

と、承知しました。
也算是理解了人家吧。

やがて花嫁姿のこきんが、お供のたぬきをつれて玄関に出てきました。
就這樣、小金它是穿上了新婚禮服坐上了花轎、此時還有一群群的金童玉女狸貓小子隊列是給今天的主角小金保駕護航呢。

とてもきれいな着物を着ていましたが、顔も手も足もたぬきのままです。
雖說新娘子的漂亮衣服是很漂亮、但畢竟花花它只是狸貓、那個小臉蛋還有小手以及腳、都是實打實的毛茸茸狸貓原型樣子呢。

こきんは、ていねいに頭を下げて言いました。
此時的小金它突然又是對著官大爺是很有禮貌的低下頭請求到。

「親分、あつかましいのですが、わたしの最後のお願いを聞いてください。親分が馬になって、となりのやぶまでわたしを乗せていってほしいのです。むこうについたら、うんとお酒をごちそうしますから」
官老爺呀、這話說出來有點厚臉皮不好意思、但今天就是我的新婚之日、我這裡還是有著一個願望在呢、就是說能否請官大爺尊屈一下貴軀、然後就讓我騎著這樣、一路的去到我老公家門前的人那個草叢、風光風光、當然啦、不會讓你白折面子的、到時候呀、就是結婚的那個喜酒、我們跟您是絕對管夠呢。

お酒の大好きな親分は、すぐうれしくなって、
這位捕快頭子他可是嗜酒如命呀、一聽到有酒、立馬就是上了道咯。

「酒か。よしよし、では馬になってやろう」
酒呀酒呀、好好好、那就做做你的馬我也無妨咯。

と、四つんばいになって、その背中へこきんを乗せました。
此時的捕快他還就真是四體朝地的俯身成為了馬兒是讓新娘子狸貓小金給坐上去咯。

しばらく行くと、前よりも立派な屋敷があって、大勢のたぬきたちが出てきました。
不到一會的路程、又是一個大宅子映入所有人的眼簾、這是一所大大豪宅、比之前花花的那個是還要氣派呢、然後就是此後從大門裡、出來了超級多的迎親大隊啦。

親分の背中から降りたこきんが、言いました。
小金呢、此時也是從捕快的馬背上面降了下來、然後這樣子說道了。

「式をする間、そのままここで待っていてください。親分が、『ヒヒヒーン』と馬の鳴きまねをするたびに、お酒やごちそうを運ばせますから」
我們這就進去一拜天地啦、官老爺、您呢、就候在著讓我們為您款待美酒吧、只要官老爺嫌酒不夠、那只要學著馬兒嘶叫一聲、我們就是立馬給你又送來滿上、當然、下酒菜甚麼的也是管夠的呢。

「わかった」


こきんたちが屋敷に入ると、すぐに親分は馬の鳴きまねをしました。
小金看樣子是真要進屋成親去了、而就是等人家前腳剛一踏進門、官大爺他呀、等不及的就是學起這馬叫來啦。

ヒヒヒーン。
哼哼、哼哼。

するとたちまち、お酒やごちそうが運ばれてきました。
還就真是不到片刻功夫、席間是有酒有肉的給你調配過來了。

親分はすっかりうれしくなって、ヒヒヒーンと鳴いては、お酒やごちそうのおかわりをしました。
捕快頭子這下爽了呀、滿足了、風捲殘雲的是把酒肉炫的一桌狼藉之後、又是一聲哼哼一嘶、加菜!

やがて夜が明けて、村の人が森の中を通りかかると、ひもで木につながれた親分が、ヒヒヒーンと馬の鳴きまねをしていたそうです。
就這樣呀、一個晚上過去、天都亮了、村裡人這就有人路過此時的林子呀、看見後人麻了、咋就那個捕快頭子他是被人五花大綁的捆綁在了樹上、然後嘴巴立馬還是一直的“哼哼哼哼哼”呀。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

こきんだぬきと親分
美夢

むかしむかし、ある森の中に、こきんというたぬきがすんでいました。
到好久以前一條林子就住到有一尾狸子、別個名字是金金。

こきんは、嫁入り姿に化けるのが得意でした。
金金最會的就是替了花轎、自己變成新娘子的樣子去騙人。

あまりにも上手に化けるので、本当の嫁入りかと思って村の人たちが集まってくると、たちまちたぬきの姿にもどって逃げていくのです。
每次都是村裡人以為真是哪個要結婚了、一群人潽出門口來看、最後的案子都是花轎煙消雲散、變成一尾大狸子跑了路。

「まったく、たぬきのくせに人をだますなんて! 捕まえて、痛い目にあわせてやる」
這鬼事發生的次數多、農民就開始發火、天天被日弄這就不開心、想到的就是莫讓老子逽到機會、到時候幫你捉到扒了你的皮。

ある日の夕方、目明かしの親分が、こきんのすんでいる森へと出かけていきました。
時間來到一天晩、這天捕快頭子有事要經過狸林。

目明かしというのは、おまわりさんみたいな人です。
捕快就是衙門的走狗、主要的作用就是讓老百姓莫忘記自己姓甚麼。

すると、いつのまにか森の中に立派な屋敷がたっていて、たくさんのあかりがついているのです。
但這一下是捕快頭子自己忘記了啦、這林子裡面甚麼時候有這麼大條房子的哦?裡面的蠟燭還幫屋裡照的亮亮的。

(こんなところに屋敷とはおかしい。これはきっと、こきんのやつの仕業だな。ようし、とっ捕まえてやるぞ!)
這捕快是好聰明、一下就反應過來不正常、心想這肯定是大狸子金金搞的鬼、就趁到現在的機會幫你捉了剛好。

親分は、屋敷に飛び込むなり、
捕快直接是飛身掠入、都不帶怕的。

「やいこきん、出てこい! 出てこないと、屋敷に火をつけるぞ!」
と、どなると、奥からかわいい娘さんの声がしました。
到屋㫘看到有狸子到啊、這就直接吼了、操你媽!快點跟爹出來!老子數到三、㫘看到人直接放火!
這陣一叫、房裡面有條小女兒應聲了。


「まっ、待ってください。今夜は本物のお嫁さんになって、となりのやぶにすむ平八だぬきのところへ行くのです。それがすんだら、必ず親分につかまりますから、しばらく時間をくださいな。・・・そうだわ、よかったら親分もいっしょにきてくださいな」
それを聞いた親分は、
一下好急的解釋了、這狸子曉得自己已經被看破、是連裝都不裝直接亮明牌了、講喊人求放自己一條生路、雖講自己平時都到騙人、但今天是真的要結婚了、別個是邊上住草叢裡面的平八大狸子、就是今天這一天、你讓我幫這事搞完我讓你捉都可以、不放心就現在就跟到我一起。
捕快一想、今天這狸子結婚啊。


「なるほど、本物のたぬきの嫁入りなら、おもしろそうだ。わかった、わしも行こう」
と、承知しました。
那好嘛、你今天結婚我就讓你幫婚接完起來、我也跟到你看下子這狸子結婚是條甚麼樣子啦。

やがて花嫁姿のこきんが、お供のたぬきをつれて玄関に出てきました。
這就金金上花轎、邊上還有幾條狸子抬到護送。

とてもきれいな着物を着ていましたが、顔も手も足もたぬきのままです。
雖講全身都是花衣裳、但金金這次㫘變成小女兒的樣子、就是光一條狸。

こきんは、ていねいに頭を下げて言いました。
「親分、あつかましいのですが、わたしの最後のお願いを聞いてください。親分が馬になって、となりのやぶまでわたしを乗せていってほしいのです。むこうについたら、うんとお酒をごちそうしますから」
這就快要到邊、金金這邊也有事相求了。
剛別個捕快可不可以配合一下自己、假裝自己是條馬讓人金金騎到男方屋有點牌面、反正也就幾踋路、你若是願意幫這個忙、到邊了喜酒讓你吃舒服起來。


お酒の大好きな親分は、すぐうれしくなって、
「酒か。よしよし、では馬になってやろう」
一聽有酒、變條馬何妨、這捕快好喜歡酒。
也是講委屈一下自己幫金金遷就了。


と、四つんばいになって、その背中へこきんを乗せました。
四體下地、背一平、讓金金上了。

しばらく行くと、前よりも立派な屋敷があって、大勢のたぬきたちが出てきました。
這還變馬㫘幾踋路就幫一條大院看到了、看到這花轎一來、屋裡也是一麻版的迎親大隊來接。

親分の背中から降りたこきんが、言いました。
等到金金下轎、這也是跟捕快傳達了。

「式をする間、そのままここで待っていてください。親分が、『ヒヒヒーン』と馬の鳴きまねをするたびに、お酒やごちそうを運ばせますから」
「わかった」
我們這就進去辦事、你若是想吃酒了就只管學馬吼一口、這酒就跟你送來、結束之前就先這麼到吃幾口酒等到啦。
捕快講自己曉得了。


こきんたちが屋敷に入ると、すぐに親分は馬の鳴きまねをしました。
ヒヒヒーン。
人這前踋剛進屋、捕快直接就是馬叫嘶起來了。

するとたちまち、お酒やごちそうが運ばれてきました。
還就真的分分鐘一罈子酒是跟你送過來了。

親分はすっかりうれしくなって、ヒヒヒーンと鳴いては、お酒やごちそうのおかわりをしました。
連同下酒菜一起幫酒整完、捕快這還㫘爽夠、又是嘶一口想再加。

やがて夜が明けて、村の人が森の中を通りかかると、ひもで木につながれた親分が、ヒヒヒーンと馬の鳴きまねをしていたそうです。
一直就這麼暢飲一整夜也㫘看到別個狸子結完婚啦、但是不管了、只管爽、天亮別個農民起得早、這就從條林子邊上路過啊、一下怎麼聽到一聲馬叫哦、而且還不帶停、過一看、是條捕快被綁樹上的到那裡嘶嘶嘶。

おしまい
结束

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