福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090
第 85話
(日本民間故事 085)
竜になった娘 (健全普通話版)
龍女
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、佐賀関(さがぜき)と言うところに、早吸日女神社(はやすいひめじんじゃ)という社がありました。
在很久很久以前、於一個叫做佐賀關的地方、就有著一座早吸日女神社。
その神社の神主夫婦には、いつまでたっても子どもが授からないので、夫婦は早吸日女の社に願かけをしていました。
而鎮守著神社的是一對神主夫婦、因為遲遲的不知何故就是沒有誕下小孩、所以這對夫婦就對著早吸日女大人請求到了。
(どうか、子どもが授かります様に)
(還請上天是能夠賜予我們一個小孩吧)
ある日の事、用事で沈堕(ちんだ)の滝近くを通りかかった神主は、一匹の蛇が子どもたちにいじめられているのを見つけました。
這天的神主因是有事情操辦、便在中途有沿途是經過了沈墜滝一腳、就是一個恰巧的路過呀、神主他是把一群小孩子正在欺負著一尾小蛇的這件事情給看在了眼裡。
「これこれ、生き物をいじめてはいかんぞ」
喂喂喂、好胡鬧呀、你們、怎麼可以這樣的隨意欺負小動物呢。
心の優しい神主は子どもたちに金を与えて、さっそくその蛇を逃がしてやりました。
心地善良的神主是用起了這給與零花錢的方式來說服小朋友們、然後呀、很快的、小蛇的性命也就也是得到了保全、給放走逃離了。
さて、その年の暮れの事です。
行啦、現在就說說某年的黃昏。
ついに、夫婦に可愛い女の子が生まれました。
終於、神主夫婦們的一個可愛小女孩是給迎了出來。
女の子は夫婦の愛情を受けて、美しく優しい娘に成長していきましたが、ある時、重い病にかかってしまい、寝たきりになってしまったのです。
這位小女孩想當然的也是備受了夫婦珍重、作為了一個人美心善的小姑娘是得以健康快樂的成長、但於一日、小姑娘她是身患了重病臥床不起了。
そんなある晩の事、薬を持って娘の部屋を訪れた母親は、心臓が止まるぐらいにびっくりしました。
在這個晚上、母親給女兒端藥時走到房間、心臟是給嚇到了有如停止一般。
何と部屋の中には恐しい大蛇がまっ赤な舌を出しながら、とぐろを巻いているではありませんか。
要說為甚麼、那就是母親看到了、在女兒房間裡面的一條大蛇、給人感覺無比恐懼的是盤在了那裡、並且還時不時吐著它那紅紅的長杏子呢。
あまりの事に口もきけない母親に、大蛇はたちまち娘の姿に戻って言いました。
太過於的震驚讓母親是發不出了一語、而此時的大蛇也是察覺到了端倪是迅速的給變回了女兒原有的模樣。
「私はむかし、沈堕の滝で父上に助けられた竜の化身です。
我呀、其實就是給父親大人當年於沈墜滝救助的那條龍的化身。
ご恩返しにと、おそばにおいてもらいましたが、もう帰らねばなりません。
為了能夠償還此恩、我是選擇了以這種方式來陪伴在了你們的身邊、但現在呀、也是我不得不離去的一個時刻了。
どうか明朝、私を沈堕の滝へお連れ下さい」
請與明天一早、就我送至這沈墜滝吧。
翌朝、夫婦は娘と共に、沈堕の滝へと向かいました。
第二天一早、夫妻兩人也是帶上女兒一起、踏上了這前往沈墜滝的歸途。
やがて滝のほとりまで来ると、娘はくるりと夫婦の方を向いて、
來到了最後的離別之地、於滝邊、女兒鄭重的是朝著父母兩人轉過去了身子。
「長い間、お世語になりました。私はこの滝つぼに入って、竜となります。父上、母上、どうぞお元気で」
長久的一個歲月、承蒙這一切的關愛與照顧了、現今的我即將就是要迴歸滝內、化身成龍了、爸爸媽媽、珍重。
と、言い残すと、静かに滝に身を沈めました。
這樣說完、靜靜的、姑娘的身姿是沒入了水流之中。
そしてしばらくすると滝の中からゴーゴーと音がして、やがて髪を振り乱した娘が現れて言いました。
不一會隨著滝內又是一個聲浪打響、姑娘它又是重新的探出了腦袋甩了甩頭髮上的水花。
「父上、どうか脇差しをお貸し下さい。この滝には悪い主がいるので、その主を殺さねばなりません」
爸爸、還請借借我您腰上的那把刀、這個滝內已經是被了一員惡徒所佔領、我不能不將其除掉。
父親が脇差を与えると、娘は再び滝に身を沈めました。
父親又是給女兒將刀遞了過去、只見女兒是再次將身子沈入滝底了。
やがて水底の方で大きな音がすると、みるみる水がまっ赤になって滝の中から一匹の竜が姿を見せたのです。
於水底是一陣陣激烈又激烈的打鬥聲響起、看著看著、水流也是開始逐漸的紅了起來、這時候、有一尾龍的身影它是自滝中而出。
その口には、脇差しがくわえられています。
龍嘴裡、咬著的就正是之前的父親給女兒的那把刀。
「おおっ、娘よ。お前は竜になったのか」
啊啊、女兒呀、這就是你已然化身成為了龍的模樣嗎。
夫婦が思わず手を合わせると、竜は大きくうなずいて水の中に消えてしまいました。
夫妻兩是下意識的雙手一合、對著神龍虔誠一拜、龍肯了肯首後、便消失在水中了。
それからは毎年一度、竜になった娘が早吸日女神社の宮の池に姿を現すのです。
於此後的每一年都有一次之機、那就是已經成為龍的女兒會出現在早吸日女神社的池中給父母見上一面。
そしてその日は神社の古井戸で、竜が一夜を明かすと言われています。
然後就是這天、神社的那口古井、到了晚上呀、據說龍就是會在裡面借宿一夜呢。
また、その井戸をのぞくとたたりがあるというので、その日は誰も近づかないそうです。
但就是吧、這個水井他是仍誰也不敢去貿然的接近、誰都會是怕不小心就觸怒了龍神大人而遭受到神罰呢。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
竜になった娘
龍女
むかしむかし、佐賀関(さがぜき)と言うところに、早吸日女神社(はやすいひめじんじゃ)という社がありました。
到好久以前、佐賀関、這裡一條早吸日女神社起到的。
その神社の神主夫婦には、いつまでたっても子どもが授からないので、夫婦は早吸日女の社に願かけをしていました。
神社裡面就一對廟公夫婦、老來無子、過就天天直接是拜自己神社裡面主神來跟自己送一個。
(どうか、子どもが授かります様に)
每天有閒就到那裡求啊求。
ある日の事、用事で沈堕(ちんだ)の滝近くを通りかかった神主は、一匹の蛇が子どもたちにいじめられているのを見つけました。
這天因雜事過路沈堕滝、廟公就看到邊上有幾條小卵日捏根樹枝到那裡刨蛇玩。
「これこれ、生き物をいじめてはいかんぞ」
廟公就交待幾個小朋友了、要別個小心點、等下反過來被蛇毒一口就有味了、莫有事㫘事就玩小動物、別個也著孽嘛。
心の優しい神主は子どもたちに金を与えて、さっそくその蛇を逃がしてやりました。
每人手上又發了幾個銅板喊人莫到這裡淫、快去商店買幾個糖去其他地方耍。
さて、その年の暮れの事です。
時間來到了年尾。
ついに、夫婦に可愛い女の子が生まれました。
就是今年、兩口子還真就幫小兒過得了。
女の子は夫婦の愛情を受けて、美しく優しい娘に成長していきましたが、ある時、重い病にかかってしまい、寝たきりになってしまったのです。
雖然兩人對小兒特別好、處處護到、但還是不曉得女害了個甚麼病、人一下不好了。
そんなある晩の事、薬を持って娘の部屋を訪れた母親は、心臓が止まるぐらいにびっくりしました。
這天晚媽還到跟女送藥、進了門、媽也是人驚了。
何と部屋の中には恐しい大蛇がまっ赤な舌を出しながら、とぐろを巻いているではありませんか。
屋裡面並不見自己女、而是一尾大蛇盤到那裡的
あまりの事に口もきけない母親に、大蛇はたちまち娘の姿に戻って言いました。
媽駭的講不出話、而大蛇好似是看到這條樣子幫人形一化、變成了女。
「私はむかし、沈堕の滝で父上に助けられた竜の化身です。
ご恩返しにと、おそばにおいてもらいましたが、もう帰らねばなりません。
どうか明朝、私を沈堕の滝へお連れ下さい」
一下也是幫所有的實情都如實吐露了、其實自己是到沈堕滝所育、當初廟公救的那條小蛇才是自己生父、曉得你們求子、為報這條恩情才透過了這條方式勉強留到身邊、就是為了報答、但是明早、就是最大之限了。
翌朝、夫婦は娘と共に、沈堕の滝へと向かいました。
やがて滝のほとりまで来ると、娘はくるりと夫婦の方を向いて、
次日早、夫婦應女所求幫人一路送到了沈堕滝、這也是最後的離別了。
「長い間、お世語になりました。私はこの滝つぼに入って、竜となります。父上、母上、どうぞお元気で」
と、言い残すと、静かに滝に身を沈めました。
惜別完、女就那麼身向湖中靜靜一沈。
そしてしばらくすると滝の中からゴーゴーと音がして、やがて髪を振り乱した娘が現れて言いました。
就看到波浪涌動之後、女散到亂髮又回來了。
「父上、どうか脇差しをお貸し下さい。この滝には悪い主がいるので、その主を殺さねばなりません」
開口就是先問廟公討一把刀、講自己不到屋的這段時間有人幫屋佔了、還幫門打了反鎖、自己這都進不去了、現在就要下去提刀幫別個弄了。
父親が脇差を与えると、娘は再び滝に身を沈めました。
廟公幫刀跟女一遞、女再次入水了。
やがて水底の方で大きな音がすると、みるみる水がまっ赤になって滝の中から一匹の竜が姿を見せたのです。
又是看到水面激盪、看到看到一灘水紅完了、到了最後看到浮上來一尾龍。
その口には、脇差しがくわえられています。
「おおっ、娘よ。お前は竜になったのか」
嘴巴裡面正是幫廟公的刀叼到的。
原來龍女之姿就是自己女的真容。
夫婦が思わず手を合わせると、竜は大きくうなずいて水の中に消えてしまいました。
夫妻曉得馬上畢恭畢敬的對到大龍作了個揖、看到龍幫腦鬠一點、入水了。
それからは毎年一度、竜になった娘が早吸日女神社の宮の池に姿を現すのです。
そしてその日は神社の古井戸で、竜が一夜を明かすと言われています。
相傳之後的每一年龍女還是得回神社去看廟公夫婦、神社池子之中一年中總有一天會窺到龍女的身影。
據講這一天龍女會寄宿到神社的古井裡面過夜。
また、その井戸をのぞくとたたりがあるというので、その日は誰も近づかないそうです。
但是據傳看到的人都是災難臨身、所以這天其實並㫘得願意接近水井的人、哪個都是避到走。
おしまい
结束
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