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福娘童話集 > 日本民間故事 > 061-090

第 90話
(日本民間故事 090)
キツネがついた幸助

キツネがついた幸助 (健全普通話版)
給狐狸上身的幸助

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、東海道(とうかいどう)ぞいのある村に、幸助(こうすけ)と言う、真面目で働き者のお百姓(ひゃくしょう)が住んでいました。
在很久很久以前、沿東海道的一個小村莊、裡面就住著有一個叫做辛助正經幹活的老實本分人。

この幸助が、五十五歳になったある日の事です。
就說說這個辛助吧、他於自己是迎來了五十五歲的這一天。

どうした事か、幸助が様子が急におかしくなったので、奥さんは驚いて近所の人たちを呼んで来ました。
到底這是發生了一個啥事呢?就是幸助他的樣子一下子就是發生了很神奇的改變這樣、家裡的那位妻子著急了、看事情不妙連忙是把附近的人都給叫來了自己的家裡。

近所の人たちが集まると、幸助は掛け軸(かけじく)がかかった床の間(とこのま)を背にしてきちんと座り、こんな事を言い出したのです。
待大家到來之後呀、這幸助他咋就坐到了裝飾著畫軸的床間位置、很是有儀式感的坐好、然後又是自人家的嘴巴裡面把這段話給說出來了。

「我は、大友(おおとも)の白ギツネである。
この度、豊川(とよかわ)の稲荷(いなり)さまの使いとして、江戸まで行く事となった。
江戸から戻る時も、またこの家を宿(やど)に借りたい。
では、 世話(せわ)になったな」
我是大友的白狐。
這次是作為奉豐川稻荷大神之命、以使者的形式前往江戶例行公事。
屆時我於江戶辦完差回來、還會再次來到這個家借宿一回。
到時候也承蒙各位的仰仗了。


そう言って幸助は、旅の仕度を始めたのです。
幸助自說自的說完了這話、竟然就開始是收拾起了大包小包準備出發了。

「あなた、何を言っているの?」
喂喂喂、你都在給我說些甚麼胡話呢?

「これはもしかすると、キツネがとりついたか?」
天啦、這難不成、是給狐狸上了身?

奥さんと近所の人たちは幸助をあわてて引き止めると、幸助をふとんに寝かせました。
連忙的呀、妻子合著附近的居民是把自己男人連忙的給控制住、可別讓他真給走了呀、完事呢、又怕這是人家腦袋睡糊塗、興許睡一覺就能回復、又是把人給強行塞回了被窩。

そしてみんなが心配していると、幸助は正気に戻ったのか、きょとんとした顔でふとんから起きあがり、
就在大家還在擔心憂心之際、難道這人是已經清醒啦、一副很搞不清楚狀態的表情是自被窩裡一下子起身了。

「おや? みんなここで、何をしておるんだ?」
誒呀?大家為甚麼都出現在了這裡?我家是有發生了甚麼事嗎?

と、言うのです。
這樣子說道。

奥さんや近所の人たちが今までの事を説明しましたが、幸助はそれまでの事を全く覚えていませんでした。
妻子這就連同附近的村民是一起向著幸助七嘴八舌的解釋呀、可就是關於這事、辛助就是感覺自己為甚麼就是沒一點印象呀。

さて、それから何日かすると、幸助がまたおかしな事を言いました。
好事、過去了這檔子事、可沒幾天後、今天就又是老戲重演、就是幸助他又開始說起了這胡話咯。

「我は、先に宿を借りた大友の白ギツネである。
たった今、江戸から戻って来た。
我は今年で、五百歳になる。
ここは富士の山も近くにながめられて、とてもよいところじゃ。
気に入ったので、ここに住もうと思う。
だから社(やしろ)をつくって、我をまつれ」
我就是之前來過這裡留宿了一次的大友之白狐。
這次呢、就是我從江戶辦完事後重新的回來啦。
現如今的我、年齡也就是說活到了五百歲。
你家這個地方呀、離富士山近一眼就能看到、我就感覺這不錯呀。
索性就是以後搬家到這裡來、我都有這個想法了。
你們要不看著辦吧、就是說把我打造一個神社、然後是將其能夠供奉在裡面這樣。


やがて正気に戻った幸助にこの話をすると、幸助はまじめな顔つきで言いました。
等到了後來又是幸助的一頓昏厥然後甦醒、待眾人又是給幸助重新說明事由之後呀、幸助他是以一副很鄭重的真正表情說道了。

「これも、何かの縁(えん)だ。白ギツネの頼みをきいてやろう」
我想這也許就是緣分吧、既然人家都開了金口、那我也就只能也是儘量的去依了人家呀。

そして幸助は家の敷地(しきち)に小さなお稲荷(いなり)さんの社をつくり、自分はそこの神主(かんぬし)になりました。
就這樣、於幸助自己家的那塊住宅地、幸助呢、就是在這裡給修上了一個小小的稻荷神社、而現今的幸助自己也是搖身一變成為了一位神主。

神主になった幸助は病気や大漁(たいりょう)のお祈りを頼まれる、どこへでも出かけて行って一心(いっしん)にお祈りをしました。
既然是成為了神主、那就是要給人家也搞搞祈福甚麼之類的呀、生病的健康祈願呢、還有就是漁船的大豐收這些、總之幸助他也是有在盡到自己的可能到處的去跑、一心一意的為人家送上一份祝福呢。

するとどんな願いでも、すぐにかなえられたそうです。
最後沒想到、幸助他的靈言祈福還真是超級有效、很快的都讓大家全有願必達了。

また幸助は、これまで一度も絵を描いた事がありませんでしたが、神主になってから突然、それは見事な絵を描く様になりました。
在者就是在幸助自己身上也是發生了一個令人匪夷所思的奇事、那就是人家明明本來就只是一個農民、一次畫都沒有畫過、但就是成為了這神主之後呀、不知道為甚麼、別人的畫技幾乎封神、就是下筆如有神的這種啦。

特に富士山の絵が素晴らしく、神主になってから四年後、『富士景色』と呼ばれる立派な画集(がしゅう)を二冊を残して、幸助はこの世を去ったのです。
特別就是這幸助的招牌畫富士山、然就是離成為了神主的幸助四年後他也是撒手人寰而去、但他給世人留下的卻是有著兩冊名為『富士景色』的傳奇畫集。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

キツネがついた幸助
狐狸上身

むかしむかし、東海道(とうかいどう)ぞいのある村に、幸助(こうすけ)と言う、真面目で働き者のお百姓(ひゃくしょう)が住んでいました。
到好久以前東海道邊上一條村、這裡就一條平民老百姓幸助住這頭的、別個人是好肯作。

この幸助が、五十五歳になったある日の事です。
這事發生到幸助過五十五歲的那一天。

どうした事か、幸助が様子が急におかしくなったので、奥さんは驚いて近所の人たちを呼んで来ました。
突然不曉得是搞甚麼卵、幸助堂客發現自己男人一下不對頭了、人到那裡開始跳起了大神、馬上喊來鄰里街坊一起過來幫忙看自己男人情況啦 。

近所の人たちが集まると、幸助は掛け軸(かけじく)がかかった床の間(とこのま)を背にしてきちんと座り、こんな事を言い出したのです。
人這就到了幸助屋、看這到底是到發甚麼癲啦、進屋第一眼是看到幸助神桌上面坐到的、看大家來齊又幫話講了。

「我は、大友(おおとも)の白ギツネである。
この度、豊川(とよかわ)の稲荷(いなり)さまの使いとして、江戸まで行く事となった。
江戸から戻る時も、またこの家を宿(やど)に借りたい。
では、 世話(せわ)になったな」
爹是大友的白狐、你們不曉得我也該曉得豊川的稲荷吧?我就是他的跟班、這次受托要去江戶辦事。
這次現身就是為了跟你們提個醒、到時我若是辦完事回來還要繼續到這地方歇一陣踋、屆時還要靠大家仰仗。


そう言って幸助は、旅の仕度を始めたのです。
「あなた、何を言っているの?」
這就看到幸助到收拾東西真的準備趕路出發了。
人一看到都驚了、講你是到講甚麼鬼話哦?


「これはもしかすると、キツネがとりついたか?」
奥さんと近所の人たちは幸助をあわてて引き止めると、幸助をふとんに寝かせました。
夾卵了!你男人被狐狸精上身了!
看到幸助提到大包小包就要走的時候、同村就是一頓猛拉、硬是幫他扯回來了、也不曉得怎麼搞、反正先就讓他睏覺、看這人睏醒得好吧


そしてみんなが心配していると、幸助は正気に戻ったのか、きょとんとした顔でふとんから起きあがり、
「おや? みんなここで、何をしておるんだ?」
と、言うのです。
等到人靜落去這守到床邊的人就還有、待幸助再一醒、第一句話就是講屋裡來這麼人是到搞甚麼?出甚麼事了啊?

奥さんや近所の人たちが今までの事を説明しましたが、幸助はそれまでの事を全く覚えていませんでした。
等到全村人跟幸助複述講發生到他身上的事、幸助就是一副怎麼好像是你們聯合一起起來日弄我的樣子。

さて、それから何日かすると、幸助がまたおかしな事を言いました。
但就這又過了幾日、幸助這人又不對了。

「我は、先に宿を借りた大友の白ギツネである。
たった今、江戸から戻って来た。
我は今年で、五百歳になる。
ここは富士の山も近くにながめられて、とてもよいところじゃ。
気に入ったので、ここに住もうと思う。
だから社(やしろ)をつくって、我をまつれ」
爹之前跟你們有交待吧?我幫事辦完回來了、就到這裡暫時先歇一下啦。
今年子我也是滿了五百歲啦、其實你們這地方我發現還蠻好的、窗戶外面一渺就是富士山、特別適合養老。
所以我要你們幫我到當地修個廟、我以後就住那裡面了、也不能一直借別個屋啦。


やがて正気に戻った幸助にこの話をすると、幸助はまじめな顔つきで言いました。
等到人幸助這發功完畢、人又一暈、再醒、已是不曉得發生了甚麼、又等到其他人跟自己複述。

「これも、何かの縁(えん)だ。白ギツネの頼みをきいてやろう」
還真有這鬼事啊?狐狸上我身要我跟他辦事、真是奇了去。

そして幸助は家の敷地(しきち)に小さなお稲荷(いなり)さんの社をつくり、自分はそこの神主(かんぬし)になりました。
幸助也不想太多、隨了這個意、自己屋邊上還就真一個狐狸廟自己打起來了、當然這廟公也就過是幸助自己啦。

神主になった幸助は病気や大漁(たいりょう)のお祈りを頼まれる、どこへでも出かけて行って一心(いっしん)にお祈りをしました。
這人當了廟公就可以跟廟裡面的神仙打電話、跟狐狸上貢的同時也傳達了要跟村裡面保一個平安、祛除病情以及年年有魚。

するとどんな願いでも、すぐにかなえられたそうです。
這就真的還有點靈驗樣的、㫘不是毫無卵用。

また幸助は、これまで一度も絵を描いた事がありませんでしたが、神主になってから突然、それは見事な絵を描く様になりました。
後面這幸助自從起了廟之後也不下地了、人就閒到當起了書畫家、明明之前連筆都㫘摸過的人、這一下不曉得為甚麼幫畫畫過精通了。

特に富士山の絵が素晴らしく、神主になってから四年後、『富士景色』と呼ばれる立派な画集(がしゅう)を二冊を残して、幸助はこの世を去ったのです。
特別是他幾年後流傳到的“富士景色”這兩集啦、總結就是幸助半路成了廟公又畫起了畫、最後幫這兩冊遺作留到人世間、也就過去啦。

おしまい
结束

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