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第 97話
(日本民間故事 097)
テングと旅をした男 (健全普通話版)
與天狗的旅行
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、比叡山(ひえいざん)にあるお寺の修理に立ちあっていた木内兵左衛門(きのうちひょうざえもん)という若い侍(さむらい)が、突然行方不明になりました。
在很久很久以前、於比叡山時正在修繕著大廟的一位叫做木內兵左衛門的年輕武士、人家是突然的行蹤不明消失了。
兵左衛門(ひょうざえもん)はお酒とばくちが好きだったので、
兵左衛門這傢伙呢、人家最喜歡的就是喝酒、然後再來就是這賭博了。
「どうせ、また勝手に山をおりて、町にでも行ったんだろう」
哼哼、肯定就是自己不管不顧的偷摸溜下了山、跑街上瀟灑去了唄。
人々はそう思って、あまり気にしませんでした。
當時事情就剛發生、大家都無一人在意、任他去了。
ところが、兵左衛門がはいていたぞうりが、お寺の玄関先(げんかんさき)と内庭(うちにわ)に片方ずつ落ちていたのです。
可就是呀、兵左衛門的草鞋這可是怎麼回事呀、為甚麼寺廟裡的玄關一雙、然後內庭的院子又是有一雙給落下了在地上呀。
「これは、おかしいぞ」
哇哇哇、這可真是奇怪呀。
さらに探してみると、ぐにゃりとへし曲げられた刀と、ずたずたに引き裂かれた帯が見つかったので、大変な騒ぎになりました。
繼續調查一陣子發現吧、地上還有著彎曲的刀呢、以及衣物腰帶的殘破的碎片、這可夠大夥們都慌了陣腳呀。
「兵左衛門は玄関から出ようとして、誰かに引きずられて内庭を抜け、山の中へ連れて行かれたんだ」
這就是剛兵左衛門走出玄關的大門、然後被誰就是給一把手直接硬生生的拉扯來到了內庭之中、最後是還把人都給帶到了山上面去啦。
「しかし、刀をへし曲げるなんて、人間技とは思えない。まさか、テングにさらわれたのではあるまいな」
可可可、連同佩刀一起竟然是被折彎、如此恐怖的力道、絕非是人類之力可以企及呀、難不成、是天狗?
もう日は暮れて、あたりはまっ暗です。
此時的時間是已經來到了這黃昏、四周能看出已經是明顯的開始昏暗了。
工事の仲間も一緒に火をたいて兵左衛門の事を心配していると、大工(だいく)の若者が、
一同共事之人的大夥們點燃了篝火都在為著兵左衛門的事情所擔心著呢、於這時呀、大夥中的一位年輕人。
「おい、人の声がするぞ」
喂喂喂、是人的叫聲呀。
と、暗やみの中へ走って行きました。
衝向了黑暗之中。
みんなも行ってみると、お堂の屋根の上で羽のある者が立っていて、下へおろしてくれと言っています。
隨即其他人也就是跟隨上前呀、可一下子就看到了呀、位於寺廟的屋頂之上、是有著一個全身長著羽毛的傢伙呢、人家的嘴巴裡面還叫喚著快讓我下去呢。
よく見るとそれは行方不明になっていた兵左衛門で、羽に見えたのは破れた雨傘(あまがさ)でした。
但又仔細一看吧、上面那玩意兒不就是不知道跑甚麼地方去的兵左衛門嗎、看著那個像是羽毛的東西原來就只是人家手裡打著的一把破舊雨傘呢。
みんながはしごをかけて屋根から兵左衛門をおろすと、兵左衛門はとても疲れた顔で今までの話を始めました。
大家連忙的就是找來了梯子把兵左兵衛給弄下來了之後呀、就聽這時的人家是開始細細道來了呀。
兵左衛門の話によると、夕方に名前を呼ばれたので玄関まで出て行くと、黒い衣を着た若いお坊さんが立っていたというのです。
根據兵左衛門所言、將近黃昏之時聽到外面有人在喊自己名字的兵左衛門這就先是來到了玄關、然後就遇見了一名是站在那裡的黑衣年輕僧人。
お坊さんは顔が赤く、みだれた長い髪の毛を地面までたらしていました。
和尚紅著一張臉、凌亂的長髮幾乎就是都拖到了地面。
そして、
又是然後呀。
「ちょっと、そこまで来てくれぬか」
喂喂喂、就一下、不跟我去個好地方嗎。
と、言って兵左衛門の手を強い力でつかみ、内庭へと引っ張って行ったのです。
就這樣呀、使出蠻橫的巨力就是把兵左衛門的手一頓猛拉過後呀、把人家是強行帶至到了這內亭之中咯。
兵左衛門は刀に手をかけましたが、すぐにうばい取られて曲げられてしまいました。
此時的兵左衛門打算是拔刀制止眼前之人、但很快、刀給人奪去、然後還把你一崴直接報廢的扔在了地上。
それから兵左衛門を軽々とかつぎあげると、お堂の屋根の上へ放り投げたというのです。
再來就兵左衛門又給人是輕輕一投呀、一下子人就朝屋頂上面飛去咯。
屋根の上には、赤い衣を着た鼻の高い大きなテングがいて、
剛好的屋頂上呢、就這裡它是有著一位身穿紅衣的長鼻子大天狗呢。
「いいところへ、連れて行ってやる」
嘿嘿、走、咱帶你去個好地方。
と、足の下にある丸いお盆の様な物に乗る様に言いました。
於是乎呀、腳下就只見人是踩上去了個一個像是圓形盤子似的東西、還叫你也上來呢。
兵左衛門が足をかけると、そのお盆はふわりと宙に浮かび上がり、兵左衛門はテングと一緒にテングの仲間たちが住む山々をめぐりました。
兵左衛門前腳才剛上去、就這個像是飛碟一樣的玩意兒瞬間起飛、就這樣呢、兵左衛門他是和天狗乘坐了飛碟把天狗們居住的山中給觀光了一圈呢。
そしてたったいま、お堂の屋根の上に戻って来たというのでした。
而就是剛才呀、人家又回來啦、但地方吧、卻還是這屋頂之上。
「すまんが、酒が飲みたい」
對不起、我酒癮又來了、能容我去喝幾口嗎。
兵左衛門が言うので宿へ戻ってお酒をやると、兵左衛門はどんぶりで五杯もたて続けにお酒を飲み干して、そのまま四日間も眠り続けたという事です。
這樣說道的兵左衛門是回到了客棧抱起了酒壺、今天是整整五罈子酒被左衛門徹底的整乾淨之後、回床上一躺、好傢伙、直接是昏睡了連續的四天四夜。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
テングと旅をした男
帶你飛
むかしむかし、比叡山(ひえいざん)にあるお寺の修理に立ちあっていた木内兵左衛門(きのうちひょうざえもん)という若い侍(さむらい)が、突然行方不明になりました。
到好久以前這比叡山邊上一條小廟開始老舊、一條喊木内兵左衛門的武士也被邀過來一起修繕下子、這就大家敲釘子敲啊敲、敲到後面發現左衛門這人是跑哪裡去哦?看不到了。
兵左衛門(ひょうざえもん)はお酒とばくちが好きだったので、
那批兒肯定是剛結得幾個錢直接出去吃酒打牌瀟灑了。
「どうせ、また勝手に山をおりて、町にでも行ったんだろう」
那莫現在就到山底下哪條牌館哦。
人々はそう思って、あまり気にしませんでした。
反正今天事已經作的差不多了、暫時少了他也無所謂、一起的幾條人也就㫘太在意。
ところが、兵左衛門がはいていたぞうりが、お寺の玄関先(げんかんさき)と内庭(うちにわ)に片方ずつ落ちていたのです。
「これは、おかしいぞ」
等到後面開始在意的時候還是廟裡面的門口散了隻左衛門的鞋子、走到院子裡面又有一隻落這裡的。
甚麼鬼?
さらに探してみると、ぐにゃりとへし曲げられた刀と、ずたずたに引き裂かれた帯が見つかったので、大変な騒ぎになりました。
繼續跟到蹤蹟尋、最後別個的刀都過看到了、上面都過像是砍甚麼傢伙砍卷了、徹底彎那裡的、連同到邊上的還有別個被強行扯斷的褲腰帶。
「兵左衛門は玄関から出ようとして、誰かに引きずられて内庭を抜け、山の中へ連れて行かれたんだ」
這是條甚麼案子哦?違是被哪個傢伙提到強行拖走的啊?
「しかし、刀をへし曲げるなんて、人間技とは思えない。まさか、テングにさらわれたのではあるまいな」
這刀都已經過彎的啊、而且明顯是用都㫘用過直接是被人揻這樣子的、並不是著砍卷的、這下夾卵啦、莫是被天狗捉上山了哦?
もう日は暮れて、あたりはまっ暗です。
等到日落西山、天色漸晚。
工事の仲間も一緒に火をたいて兵左衛門の事を心配していると、大工(だいく)の若者が、
同行的一批還是放心不下左衛門他人、這就一邊烤火一邊扯這事、突然有條傢伙一呼。
「おい、人の声がするぞ」
と、暗やみの中へ走って行きました。
聽到聲音吧?有人啊!
這傢伙過快步跑兩踋出去探一下。
みんなも行ってみると、お堂の屋根の上で羽のある者が立っていて、下へおろしてくれと言っています。
烏漆麻黑的看他一個不放心、前踋一動後踋其他人也開始跟了、這就屋頂上面一條鳥人看到了、講快點搬條梯子過來好讓自己下去啊。
よく見るとそれは行方不明になっていた兵左衛門で、羽に見えたのは破れた雨傘(あまがさ)でした。
聽到聲音這好生一看、這鳥人不就是左衛門啊、那條像是翅膀的傢伙原來是別個打的傘、剛開始太黑㫘看清楚。
みんながはしごをかけて屋根から兵左衛門をおろすと、兵左衛門はとても疲れた顔で今までの話を始めました。
等到梯子搬來、左衛門踋著了地、過就幫自己身上發生的奇遇講起大家聽了、一副好吃虧的樣子。
兵左衛門の話によると、夕方に名前を呼ばれたので玄関まで出て行くと、黒い衣を着た若いお坊さんが立っていたというのです。
聽他講完、大家曉得了這事是這麼到的、一開始是大家都到打釘子、左衛門也到、打到差不多天黑有條傢伙過來喊左衛門的名字了、左衛門這就去看、看到別個是條穿到黑紗的僧人。
お坊さんは顔が赤く、みだれた長い髪の毛を地面までたらしていました。
そして、
但別個臉是條紅傢伙啦、這頭髮又長、像是幾十年㫘剪過一樣全垂到地上的。
「ちょっと、そこまで来てくれぬか」
と、言って兵左衛門の手を強い力でつかみ、内庭へと引っ張って行ったのです。
我這有條好地方你去不去?來、只要一下。
講完這話左衛門手著就被人一箍、拉到幫他往大院裡面扯。
兵左衛門は刀に手をかけましたが、すぐにうばい取られて曲げられてしまいました。
左衛門當下這肯定就急啦、直接是掏刀了、但是別個直接幫你刀像是口香糖那麼一彎、掗地上了。
それから兵左衛門を軽々とかつぎあげると、お堂の屋根の上へ放り投げたというのです。
左衛門人還到狀況外、就已經發現自己上天了、是被別個扛起來直接掗屋頂上來了。
屋根の上には、赤い衣を着た鼻の高い大きなテングがいて、
「いいところへ、連れて行ってやる」
這人一上屋頂、過就幫另外一條到上面等到的爹也看到的、這次別個人穿到是件紅紗、但這樣子就不是和尚了、明顯是條天狗。
講來、我帶你去條好地方。
と、足の下にある丸いお盆の様な物に乗る様に言いました。
這就讓左衛門快點接受來跟自己坐飛機了、左衛門就不曉得眼前停到的這條像是飛碟的東西是條甚麼卵。
兵左衛門が足をかけると、そのお盆はふわりと宙に浮かび上がり、兵左衛門はテングと一緒にテングの仲間たちが住む山々をめぐりました。
一踋上面一踏、直接起飛了、身後這就之前那條紅紗天狗也騎上來了、一條飛碟上面兩條人、左衛門這就過到天上被帶到強行兜風、這裡那裡轉一圈。
そしてたったいま、お堂の屋根の上に戻って来たというのでした。
「すまんが、酒が飲みたい」
最後也不曉得到底別個這次幫我帶走是為條甚麼、因為剛剛又放我回來了啦。
我現在腦鬠好不清白、快點讓我吃兩口酒人緩下子。
兵左衛門が言うので宿へ戻ってお酒をやると、兵左衛門はどんぶりで五杯もたて続けにお酒を飲み干して、そのまま四日間も眠り続けたという事です。
這就酒一備好、左衛門直接是連到五碗下肚就那麼直接過躺了、一直這麼昏睡了四天、到了第五天才醒。
おしまい
结束
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