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第 99話
(日本民間故事 099)
まぼろし御殿 (健全普通話版)
縹緲殿
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、八(はち)という男の子がいました。
在很久很久以前、於這麼一個地方、就有著一個是叫做八的小男孩。
八は、毎日、お母さんが焼いてくれたイモを山で仕事をするお父さんに届けていました。
八每日都會受到母親的叮囑來把烤好的紅薯去送給在山裡面那位辛苦工作的父親手上呢。
遊びたい時も、疲れたときも、八は、
不論是遇上想要出去玩的時候呀、還是勞累想要休息的時候呀。八呀。
「山で一生懸命、おいらたちのために働いてくれる父さんが腹を空かしたら、かわいそうだもんな」
可不能讓在山上工作的那位為了家里人辛苦操勞的父親餓上肚子呢、若是那樣的話實在也是太可憐了把。
と、がんばって出かけました。
充滿幹勁的就又是走起了送飯的山路。
今日も八は、お母さんが焼いたイモ弁当を風呂敷に包んで、それを鼻にひっかけて出かけます。
而今天的八也是和往常的一樣、母親為父親是有用行李布把紅薯便當給好好的包好、然後呀這個大包裹一掛就是掛在了八的鼻子上頭咯。
なぜ鼻にひっかけるかと言うと、八の鼻は天狗の鼻みたいに長く、お弁当をひっかけるのにはちょうどいいのです。
為甚麼要說掛在八的鼻子上這種奇怪的事情、那就是呀、八的鼻子他可不簡單、那長得簡直就和天狗是一個款式呢、用它來當提便當包裹的掛鉤是剛剛的好。
でも、いいのは山へ弁当を届けるときだけで、あとはいい事など一つもありません。
但是呀、就也是在給父親送飯這一事上面這個長鼻子它方便了去、其他的呀。
顔を洗うときも、ごはんを食べるときも、長い鼻は邪魔です。
無論是洗臉還是吃飯、這個長鼻子那就都是變成了一個累贅呢。
おまけに近所の子どもたちに、
就是這個長得不像樣的鼻子、拜其所賜呀、住在附近的小孩子們。都。
「やーい。天狗っ鼻の八、やーい」
喂喂喂、天狗鼻八、你就是天狗鼻八呀。
と、からかわれて、ずい分と、くやしい思いもしました。
這樣的戲弄起了八、漸漸的、八自己的心裡也就是說變成不開心起來咯。
(けど、まあ、仕方ないや)
(誒誒誒、可發生這種事情也不是我能有辦法的呀)
八はそう思って、気にしないように自分に言いきかせてきました。
八他一直是這樣想到、多次的提醒自己說、不要去在意這些事情、不要去在意。
さて、弁当を鼻にひっかけた八が山道に入ったとき、どこからか小ザルが飛び出して来て、八の鼻から弁当をヒョイと取っていきました。
行啦、現在就回到八他是把自己的鼻子當做掛鉤、走到了這山路上給自己的父親送飯去了、可就這時呀、半路它是突然不巧的殺出了一隻小猴子、然後還把鼻子上面的這個便當給它是搶了去呀 。
そして、
這就。
「あっ、こらっ!」
啊啊啊、喂喂喂!
と、八がどなったとたん、驚いた小ザルは、なんと弁当を谷底へ投げたのです。
可就是八這樣的一聲怒吼過後吧、直接是把小猴子都嚇傻、急忙就是把行李的便當給一扔、丟到崖下去不要咯。
「ああ」
啊啊啊啊。
小ザルは、そのままどこかへ逃げて行きました。
搞出了這麼一遭滑稽事、小猴子想也沒想的就是直接跑路咯。
弁当はゴロゴロと転がっていき、やがて川に落ちて流されてしまいました。
而那個被扔到崖下的便當、終也是幾經波折、滾呀滾呀滾呀滾、最後呀、掉河裡面去咯。
「大変だ。早く、イモ弁当を取って来なきゃ。父さんが、腹を空かして待っているんだ」
天啦天啦、大事不妙啦、我得趕快就現在把紅薯便當快點從下面給撈上來呀、不然我的父親他今天就可要餓肚子了呀。
八は木の枝や岩につかまりながら、谷へ下りて行きました。
八小心的利用坡道的石塊以及樹枝、抓住它們好讓自己一步步的下到谷底。
弁当は水に浮かんで、どんどん流れて行きます。
而便當才不等人、這些時間人家早就一路流流流的火速開溜咯。
「まてー!」
等等!
八は、川原を走って追いかけます。
急了眼了八現在是在川原上迅速的追趕著自己的那個便當呢。
走って走って気がつくと、川はいつの間にか海に流れ込んでいました。
一路飛奔、再奔最後還是無力挽救、因為人家便當現在已經是川流入海。
弁当は海の波にのまれて、もう見えません。
然後又是一個海面上的浪花拍打、好啦、便當徹底沒戲咯。
がっかりして八が戻ろうとしたとき、岩山の上に見た事もないほど、きれいな御殿がたっていることに気がつきました。
八灰心了、失意的八打算這就先原路返回吧、可就這時、於眼前的一處岩山之上、天啦、竟是有著一座富麗堂皇的宮殿建立在了這裡呢。
八は、御殿の方へ歩いて行きました。
八嘗試的向著這座宮殿走去了。
「ちょっとのぞいてみるだけなら、しかられないよな」
我只是稍微的站近點就看個幾眼、應該不會是有甚麼麻煩的吧。
御殿のまわりには、花がたくさん咲いています。
這宮殿的周圍它也是一面百花齊放。
赤い花、黄色い花、うす紫の花が、きれいに重なり合って咲いています。
花朵的顏色有紅有黃有紫、大家是一朵朵的爭妍斗豔呢。
まるで、花の雲が広がっているようです。
這場景如同就是一大朵漂亮的花雲。
(ああ、なんてきれいなんだろう。そうだ。一本だけ、母さんの土産にもらっていこう)
(啊啊啊、這兒可太漂亮了吧、對呀、就偷偷的帶上一朵、給媽媽帶回家當做是一個伴手禮吧)
そして、八が花に手を伸ばしたときです。
可就是在八伸出小手的這一刻。
「八や、ようこそ」
歡迎你的到來呀、八。
「うひゃ!」
啊啊啊啊!
八は驚いて、伸ばした手を引っ込めました。
八被這個突如其來的聲音是連忙嚇壞的縮回了正想要摘花的手。
でも、まわりを見ても誰もいません。
可再好好的一看附近周圍吧、好像四周並沒有人在呀。
「おかしいな?」
誒誒誒、這真是太奇怪了呀?
そして、もう一度手を伸ばすと、
就這樣呢、八他又是再一次的嘗試了把自己的手伸出。
「八や。御殿(ごてん)へいらっしゃい」
八呀、還請進到宮殿裡頭來吧。
と、まるで鈴の音色のような声が聞こえてきます。
此時又是響起了這陣有如風鈴音色的魔幻之聲。
そこで八は、そっと御殿の方へ近づいて行きました。
就這樣、八依靠著指示真的是逐漸的靠近大殿門前了。
すると宝石をちりばめた扉がスーッと開いて、中から美しいお姫さまが八を迎えてくれました。
一下子那鑲嵌著各類寶石的大門是順勢開啟、裡面呢、是出來了一位漂亮的公主來迎接八咯。
「八、よく来てくれましたね。お前は、いつもお父さんにお弁当を届けるやさしい子です。そのごほうびに小ザルを使って、ここへ来てもらったのです。
八、你可總算是來了呀、你呢、就一直是一個會給自己的父親送便當的心善好孩子呢、而正就是為了獎賞這樣的你、我們才叫小猴子是把你給誘引到這邊來呀。
お父さんには、かわりのお弁当が届いているはずですから、安心して中へお入りなさい」
你的父親還請你放心、我們已經是準備了其他的便當給他好好的有重新送過去了、所以說、八、安心的跟我們入內吧。
お姫さまは、咲いたばかりの花のように美しい笑顔で八に言いました。
公主大人的笑容就有如花朵綻放一般的對著八是這樣的說道。
「うん。じゃあ」
好好好、那我們走。
八は、御殿の中へ入って行きました。
八呀就這樣的是走進了宮殿。
御殿の中は、金色の柱に銀色の天井、まっ赤なじゅうたんが敷きつめられていました。
宮殿的大柱子一根根就全是金色、天花板則是銀色、地上鋪的那也是一道道紅色的絨毯。
お姫さまが案内してくれたのは、大広間です。
隨著公主大人的後邊、八最終到達的地點是這大客廳。
そこにはたくさんの家来たちがいて、八を笑顔で迎えてくれます。
這裡的超級多家丁夥計們是一個個的全在這裡、看到了八都是笑臉來迎呢。
そして音楽が始まり、大きな食卓に次々とごちそうが運ばれて来ました。
最開始是奏樂聲響起、然後就是一個個琳琅滿目的大盤子給夥計們送上了大餐桌。
八は上等な椅子に座らされると、たちまち美しいおつきの女の人たちに囲まれました。
八被宴請至了上座、不一會又是一群美輪美奐的美人們朝著八就是圍了上來。
お姫さまは、
此時的公主大人呀。
「八や、何でも願い事があったなら、言いつけるように」
八呀、你要是有任何的要求、那就請只管吩咐就可以了。
そう言って、大広間を出て行きました。
這樣說完、公主大人是走出了大廳。
八は、目の前に運ばれてくるごちそうに、さっそくはしをつけました。
八第一件做的事就是拿起這筷子對著餐桌上的山珍海味一頓猛夾呀。
でも、長い鼻がじゃまをして、うまく食べられません。
可惜啦、就是八這鼻子太長的緣故吧、吃起了飯來的時候突然就發現不是那麼方便了呀。
「ああ、もう。この鼻、いやだなあ」
啊啊啊啊、這個鼻子可真的是討人厭呀。
八がぽつんと言うと、おつきの女の人たちが声をそろえて歌うように言いました。
八有點不高興的這樣說道、而伺候著八的那一群圍住他的美人們呢、則就是是呀。
♪八の鼻、
♪八鼻子。
♪低くなれ。
♪小小小。
♪ちょうどいい、
♪小到剛剛好。
♪高さになれ。
♪稍微請還再高高。
すると、八の鼻はするすると短くちぢんで、かっこうの良い鼻になりました。
就這樣一群妹妹們的歌聲、如同有了魔力一般的是讓八的鼻子短上了那麼一截、現在呀、看上去一下就有了個正常鼻子的模樣咯。
「わあ、よかった」
啊啊啊啊、天啦、這可太棒啦。
八は大喜びで、パクパクごちそうを食べました。
八高興壞了、連忙就是風捲殘雲的大快朵頤起來餐桌上的美食。
おいしいごちそうをお腹いっぱい食べると、お姫さまがおみやげの包みを持って入って来ました。
等到了把自己的這肚子也是撐到了飽飽的、公主大人也是準備好的禮物進入大廳咯。
「八や、たくさんめしあがりましたか?」
八、這頓飯菜可還合你的胃口呀?
「はい、もう、いっぱいです!」
當然、是美味的不得了呢!
「では、このおみやげを持って、お帰りなさい。目をつむって、一、二の三で目を開けたら、もう家についていますからね。では、これからも、お父さんとお母さんを大切にしてあげてくださいね」
那麼現在就還請收下這個禮物將其帶回家中吧、來、還請閉上眼睛、讓我來為你數上一二三、睜開眼睛的時候你就會已經到家門口咯、記住咯、在這次回家之後、還要對待這媽媽爸爸關愛有加呀。
「うん」
恩、知道啦。
八はおみやげを受けとると、目をつむりました。
八收下了公主的禮物、也閉上了眼睛。
それから、一、二の三で目を開けると、本当に家の前に立っていたのです。
在這之後又是從一數到了三、眼睛一睜開後發現呀、自己還就真的已經是站在了自家的門前呢。
「ただいまっ!」
我回來啦!
元気よく戸を開けると、お父さんとお母さんがびっくりして言いました。
回到家裡時的八臉上是洋溢著喜悅、精神極啦、爸爸媽媽也都是同樣吃了一驚呢。
「八、その鼻どうしたんだい?」
八呀、你的這個鼻子它究竟是個怎麼回事呀?
「うん、実はね」
嗯嗯、其實呀。
八が今日あったことを話すと、お父さんは、
八對著家里人述說著今天所發生的奇遇、聽完後的父親呀。
「そうだったのか。確かに、おいしい弁当がいつの間にか、届けられていたよ。遠慮なく食べさせてもらったけど、そういうわけだったのか」
是這樣呀、還發生了這種事情呀、確實沒有錯、我的便當都沒有看到你人呢、也不知道就是甚麼時候給我送了過來、連個招呼都是沒有打呢、雖然我最後是有好好的吃掉了啦、原來裡面還是有著這麼一原因在的呀。
「お前がよく働くいい子だから、きっとごほうびをくださったんだよ。よかったね」
八呀、你可是一個優秀的好孩子呢、我看呀、這肯定就是專門給這樣優秀的你而準備的一個獎勵呢、你可真棒。
お母さんも、にこにこ言いました。
就連母親也是這樣笑著的說道。
八は、おみやげにもらった包みを渡して言いました。
此時的八是將公主大人贈予自身的禮物拿出。
「一緒に開けようよ」
我們一起來開寶箱吧。
お父さんとお母さんが包みを開くと、中には宝物がたくさん入っていました。
就這樣呀、媽媽爸爸是拆開了包裹著的禮物、結果裡面放進去的就全部都是金銀珠寶呢。
それから八の家族は、いつまでも仲良く、幸せにくらしました。
最後的最後、八的這一家是過上了幸福美好和睦安康的生活。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
まぼろし御殿
福報
むかしむかし、あるところに、八(はち)という男の子がいました。
到好久以前一顆藤上七朵花、等到這第八個娃出來、娘老頭名字難想也就直接過喊老八了。
八は、毎日、お母さんが焼いてくれたイモを山で仕事をするお父さんに届けていました。
這小老弟每日的任務就是幫媽烤好的紅薯帶去山上跟正到作事的老頭手上一交。。
遊びたい時も、疲れたときも、八は、
「山で一生懸命、おいらたちのために働いてくれる父さんが腹を空かしたら、かわいそうだもんな」
と、がんばって出かけました。
不管甚麼時候、反正媽一喊他就要去、也想到老頭天天到山上劈柴養活一屋著實也是著孽、不能讓他幫肚子餓到。
今日も八は、お母さんが焼いたイモ弁当を風呂敷に包んで、それを鼻にひっかけて出かけます。
這天又是現案子、媽開始喊老八了、八也就過熟練的幫臉對到媽、鼻子一挺。
なぜ鼻にひっかけるかと言うと、八の鼻は天狗の鼻みたいに長く、お弁当をひっかけるのにはちょうどいいのです。
八對他媽挺鼻子不是講是對送東西這事自信、而是他鼻子夠長、就跟條天狗樣的、幫腦鬠攡向媽是為了方便別個幫東西掛鼻子上、八的鼻子可以講就是條釣鉤。
でも、いいのは山へ弁当を届けるときだけで、あとはいい事など一つもありません。
但這鼻子你講他好啦、他也就只有送東西的這時候有點用、其他時候就都是禍害了。
顔を洗うときも、ごはんを食べるときも、長い鼻は邪魔です。
你像吃東西啦、洗臉啊、這就不累述了。
おまけに近所の子どもたちに、
「やーい。天狗っ鼻の八、やーい」
と、からかわれて、ずい分と、くやしい思いもしました。
跟邊上的其他小兒們玩、別個也是跟他取了條天狗八郎的外號、到那裡有事㫘事就又拿他鼻子來尋開心、對此八其實也是一卵脬的火。
(けど、まあ、仕方ないや)
八はそう思って、気にしないように自分に言いきかせてきました。
但是這鼻子你違幫他切了啊、八只能騙自己那些人都是奤卵、喜歡搞這事是因為他們智商低。
さて、弁当を鼻にひっかけた八が山道に入ったとき、どこからか小ザルが飛び出して来て、八の鼻から弁当をヒョイと取っていきました。
そして、
「あっ、こらっ!」
先不講這事、這就話題又回到小老弟鼻子上面包的飯掛到、山路上走到、一條猴子這就邊上窺到、看準時機、直接就是撲人八前面幫包的紅薯過順走啦。
と、八がどなったとたん、驚いた小ザルは、なんと弁当を谷底へ投げたのです。
「ああ」
八看中飯被猴子掏了去、情緒好激動直接就是一吼、這下幫小猴子徹底駭到了、直接是幫包甩丟不要了、快步奔離。
小ザルは、そのままどこかへ逃げて行きました。
弁当はゴロゴロと転がっていき、やがて川に落ちて流されてしまいました。
猴子跑了、飯也⻊反亢底下去啦、八這就看到落到崖底下的飯、泡水了、最後終是被水流那麼一帶、開始漂啦。
「大変だ。早く、イモ弁当を取って来なきゃ。父さんが、腹を空かして待っているんだ」
都已經這樣子了八還想到現在下到亢底下去莫興還可以幫飯救回來、要是等下讓老頭吃不到飯就爛攤子了。
八は木の枝や岩につかまりながら、谷へ下りて行きました。
這就還真下谷去尋了、有枝攀枝、有岩踏岩、摸到摸到往底下去。
弁当は水に浮かんで、どんどん流れて行きます。
「まてー!」
但都講這飯已經被水流帶到開始漂啦。
小老弟看到別個漂太快還要讓別個莫走到那裡瘋狂的喊、師傅踩一踋!
八は、川原を走って追いかけます。
走って走って気がつくと、川はいつの間にか海に流れ込んでいました。
紅薯前面漂、八到後面趕、從上流到下流、河流又匯到海流。
弁当は海の波にのまれて、もう見えません。
最後八是直接都過看到了浪花、就那麼兩個浪一打、八看到自己的紅薯著吞啦。
がっかりして八が戻ろうとしたとき、岩山の上に見た事もないほど、きれいな御殿がたっていることに気がつきました。
搞這案子這麼吃虧最後還白費了勁、八人這一下不好了、又要沿路爬回去啦、剛想動身、八幫不該出現到這裡的一條宮殿看到了。
八は、御殿の方へ歩いて行きました。
八這就好好奇的朝到地方去。
「ちょっとのぞいてみるだけなら、しかられないよな」
就講自己假裝過條路、稍微渺個兩眼別個總該不得提刀出來砍自己吧。
御殿のまわりには、花がたくさん咲いています。
赤い花、黄色い花、うす紫の花が、きれいに重なり合って咲いています。
まるで、花の雲が広がっているようです。
八湊近、看到這邊上是已經開滿了野花、完全就是一片花海、而且甚麼顏色的都有啦。
(ああ、なんてきれいなんだろう。そうだ。一本だけ、母さんの土産にもらっていこう)
八失了包、又看了這麼多好看的花、心裡想到是怎麼也要摘一朵回去跟媽過。
そして、八が花に手を伸ばしたときです。
「八や、ようこそ」
「うひゃ!」
剛準備一上手、八郎你好啊、就聽到有條傢伙對自己搭話了。
八直接就是一驚、叫出了聲。
八は驚いて、伸ばした手を引っ込めました。
同時也是幫手快點攡回來。
でも、まわりを見ても誰もいません。
「おかしいな?」
馬上四周看一眼、但㫘發現人啦?八就感覺這事怪。
そして、もう一度手を伸ばすと、
「八や。御殿(ごてん)へいらっしゃい」
と、まるで鈴の音色のような声が聞こえてきます。
等好生確認過確實是㫘得問題、這次八就又幫手伸向花了。
八郎、進屋坐下子啊。
這就又聽到陣妖媚的女聲幫八一邀。
そこで八は、そっと御殿の方へ近づいて行きました。
八是被迷了魂還是甚麼、一點不怕的過去了。
すると宝石をちりばめた扉がスーッと開いて、中から美しいお姫さまが八を迎えてくれました。
這就鑲金鑲鑽的大門被裡面一拉、一條長得好乖的女的出來接待八了。
「八、よく来てくれましたね。お前は、いつもお父さんにお弁当を届けるやさしい子です。そのごほうびに小ザルを使って、ここへ来てもらったのです。お父さんには、かわりのお弁当が届いているはずですから、安心して中へお入りなさい」
八郎、到屋歡迎你、我曉得你是條好兒天天有跟你老頭送紅薯、這就有好事想跟你講、所以才特地喊了條小猴子勾你來、望寬恕、你老頭那邊我已經喊人去辦、你這邊就不要掛心、安心進來吧。
お姫さまは、咲いたばかりの花のように美しい笑顔で八に言いました。
「うん。じゃあ」
被女主人直接這麼當到面一誘、瞬間跟八是整不會了。
甚麼都是好好好對對對
完全已經被別個的樣子還有聲音勾了魂。
八は、御殿の中へ入って行きました。
御殿の中は、金色の柱に銀色の天井、まっ赤なじゅうたんが敷きつめられていました。
進屋、入眼的所有傢具不是鑲金就是鑲鑽、全是是金銀材質啦、這還就真金玉滿堂了、唯獨就是地上的絨毯是條紅傢伙。
お姫さまが案内してくれたのは、大広間です。
そこにはたくさんの家来たちがいて、八を笑顔で迎えてくれます。
主人幫八帶至客室、這就看到一個個夥計笑到來迎。
そして音楽が始まり、大きな食卓に次々とごちそうが運ばれて来ました。
伴隨到音樂的響起、盤子是一個個的往大桌子上面呈。
八は上等な椅子に座らされると、たちまち美しいおつきの女の人たちに囲まれました。
お姫さまは、
主人幫八安排到了上賓的位置上面一座、一揮手又是來了群好香的妹妹幫八一圍。
「八や、何でも願い事があったなら、言いつけるように」
八這就處到正中間、被主人問到你現在有甚麼願望吧、我都可以幫你實現、只要你開這個口。
そう言って、大広間を出て行きました。
八は、目の前に運ばれてくるごちそうに、さっそくはしをつけました。
講完自己過先退了去、出了廳室、幫妹妹們跟八以及一桌酒肉留到席間。
でも、長い鼻がじゃまをして、うまく食べられません。
依八的素性這肯定是先夾起筷子吃飯啦、但是這鼻子長的難題就再次顯現、飯菜根本不好入嘴。
「ああ、もう。この鼻、いやだなあ」
八がぽつんと言うと、おつきの女の人たちが声をそろえて歌うように言いました。
八這就一臉難色開始抱怨起自己的鼻子、圍到八的妹妹這過唱起了歌助興解愁。
♪八の鼻、
♪低くなれ。
♪ちょうどいい、
♪高さになれ。
講鼻子鼻子快聽話、讓你長就長要你短就短。
すると、八の鼻はするすると短くちぢんで、かっこうの良い鼻になりました。
這還就八的鼻子和八一個德性、別個妹妹講的無論是甚麼話就都聽、還就真的看到看到短起來了、這一下就剛好了。
「わあ、よかった」
好傢伙!
八は大喜びで、パクパクごちそうを食べました。
八看到自己鼻子被整了型、這一下是好開心、現在吃飯都有胃口了。
おいしいごちそうをお腹いっぱい食べると、お姫さまがおみやげの包みを持って入って来ました。
等到一肚子是徹底脹鼓起來、女主人又是開了客室的門、提到個伴手禮進來了。
「八や、たくさんめしあがりましたか?」
先客套下子問別個飯菜還合口吧。
「はい、もう、いっぱいです!」
八這就好好好對對對。
「では、このおみやげを持って、お帰りなさい。目をつむって、一、二の三で目を開けたら、もう家についていますからね。では、これからも、お父さんとお母さんを大切にしてあげてくださいね」
那這就提東西走人送客啦、客套話講一些反正意思是這條意思、喊別個眼睛閉起來數到三、這回去之後要繼續和之前一樣天天對屋裡人用心啦。
「うん」
八又是諾。
八はおみやげを受けとると、目をつむりました。
それから、一、二の三で目を開けると、本当に家の前に立っていたのです。
八幫小禮品手上一捏、閉上眼這眼睛數到三一睜還就真到就屋門口了。
「ただいまっ!」
進屋就直接講我回來了!
元気よく戸を開けると、お父さんとお母さんがびっくりして言いました。
娘老頭出來接的時候也是一驚。
「八、その鼻どうしたんだい?」
「うん、実はね」
講你這鼻子是怎麼搞的哦?
八這就如實道來啦。
八が今日あったことを話すと、お父さんは、
慢慢幫今日的前因後果講起屋裡人聽、老頭這就講了。
「そうだったのか。確かに、おいしい弁当がいつの間にか、届けられていたよ。遠慮なく食べさせてもらったけど、そういうわけだったのか」
我就講今天怎麼㫘看到你這條傢伙人哦、就幫飯放那裡人過直接走了、有條甚麼事這麼急哦、原來如此。
「お前がよく働くいい子だから、きっとごほうびをくださったんだよ。よかったね」
媽就講我屋小兒聽話乖、這是應該得的福報。
お母さんも、にこにこ言いました。
邊念嘴巴上是邊笑開了花。
八は、おみやげにもらった包みを渡して言いました。
「一緒に開けようよ」
這就最後一起開寶箱啦、看裡面到底是個甚麼傢伙。
お父さんとお母さんが包みを開くと、中には宝物がたくさん入っていました。
娘老頭幫包一解、裡面是金山銀山冒出往外面涌。
それから八の家族は、いつまでも仲良く、幸せにくらしました。
後面一屋子是有錢發了財、就一直靠到個這些家產到老都享清福啦。
おしまい
结束
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