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福娘童話集 > 日本民間故事 > 121-150
第 140話
(日本民間故事 140)
ススキッ原の六地蔵
接首之恩
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、「たけさく」、「はな」、「とめきち」という三人の兄弟がいました。
到好久以前這就一屋三兄弟、老大老二老三。
家が貧しいため、三人はいつも腹ぺこです。
這條爛屋子是窮了個卵脬翻天、三天兩頭㫘得東西吃。
でも、ススキッ原で遊んだ後で三人が、
「地蔵さま、あめ玉を一つ恵んでくださいな」
と、手を合わせると、六人並んだ地蔵の足もとに、あめ玉が一つずつ買えるだけのお金が光っているのです。
但有天這就你媽批天佑殘疾人。
到條墳頭草好幾米高的荒原、三傢伙到這裡遊鬧、走到走到看到一排排石地藏並排坐、三傢伙寧信其有不信其無、對到菩薩作了個揖、講菩薩菩薩我要糖、這就菩薩過了三條傢伙糖、每個菩薩踋底下都是爆出了一枚銅板、剛好就是一顆糖。
「地蔵さま、いつも子どもたちにあめ玉を恵んでくださり、ありがとうございます」
三兄弟買完糖歸屋、這就開始到嘴巴裡面嚼、娘老頭就問是哪個過得糖、三傢伙就講是菩薩、娘老頭搞清白之後還專門去了菩薩那裡又跑一躺感謝。
子どもたちのお父さんやお母さんは、お礼に、いつも六地蔵を磨いてやりました。
取了塊抹布幫人地藏是抹的亮亮的。
さて、ある年の大晦日の夕方、お母さんは子どもたちを呼びに、ススキッ原へ行きました。
時間過去、今天是年夜了、媽就準備喊小傢伙回來吃飯來、估計就又是到那條荒原哪裡玩。
「みんなー! ご飯だから、帰っておいでー!」
媽這就平原上大聲一呼、飯好了!莫玩了!先回來幫飯吃了啊!
何度も呼んでも返事がないので、お母さんは、ためいきをつきながら六地蔵に、
但是喊幾口就都不見有人應聲啊?今天這人是跑哪裡玩去了哦、媽又是逽不到小兒了嘆了口氣、跑地藏那裡看下子去啦。
「お地蔵さま、あの子たちを叱ってやってくださいな。いつもあの調子なんですよ」
と、言って、
「きゃー!」
と、叫びました。
何と、三番目の地蔵の首がないのです。
地藏這裡就過也㫘看到、心想到時逽到了要幫三條小傢伙好生罵一餐、就講自己屋裡小兒是這條樣子、反正就到地藏邊上、也求到菩薩幫自己管一下小兒、突然這就看到了、排排站的第三條地藏腦鬠被下了、媽人是一驚。
「誰だ! こんな罰当たりな事をしたのは!」
不曉得是那條喜憨兒作的這事、幫人地藏斬首了。
お母さんは近くの木に登ると、首泥棒を探しました。
這估計也不是恨、而是確實覺得地藏這東西吉利、畢竟也是條菩薩嘛、幫人腦鬠一下收自己屋裡當藏品去了。
すると遠くの方に、大きなふろしき包みを重そうにかかえて走って行く男の姿が見えました。
「首泥棒! 待てーーー!」
剛好媽就看到這時不遠處一條竄動的人影啦、別個大包小包都跟你掛到身上的、這估計就是那條獵頭人㫘錯了。
媽直接一句䛥幫人喊停、這過就後踋踵別個去了。
お母さんは、その男にものすごい勢いで体当たりしました。
「うわっ!」
媽自己也都還㫘搞清楚這具體是條甚麼案子、但就直覺認為別個就是條賊頭、對到人一條飛撲。
男が転んだはずみに、持っていたふろしきがほどけて、中からやさしい地蔵の首が転がり出て来ました。
男的負到重物現在又被一條坦克騎臉、人是當場翻車了、包一脫裡面的東西也漏出出來、這就看到一條地藏腦鬠開始到地上滾啊滾啦。
「こらー! 何て事をするんだ!」
お母さんが地蔵の顔を奪い返すと、男は手をついてあやまりました。
這媽肯定就是條坦克體積的、對到別個男的還是條賊頭、單獨你我兩人的時候就幫別個治了、打到別個㫘的脾氣、既然都能下了地藏腦鬠、那這身上就不可能不存在㫘傢伙的啦。
「ゆっ、許してくれ。バクチ打ちは、地蔵の首を持っていれば負けないと聞いたんだ」
但賊頭面對媽也就只能跪地求饒、講自己聽人講菩薩招財、賭博的時候帶到菩薩縫賭必勝、所以才心生了歹念。
そして男は、どこかへ逃げて行きました。
言談間、趁到媽鬆懈之機、賊頭是馬上抽身飛離了。
「バクチだって! 冗談じゃないよ! みんな必死に働いているというのに!」
對到賊頭的背影媽又是一餐亂罵、講你還敢賭博啊?不作條甚麼事就想發大財、我看你是到作夢!
お母さんは、六地蔵のところへ戻ると、三番目の地蔵に顔を乗せました。
媽幫地藏腦鬠就這麼到又搶了回來、到了菩薩的所在、幫人腦鬠一安。
そして継ぎ目があまりにも痛々しいので、家から赤い前かけを持ってきて首に巻きました。
雖講頭部本身的重量壓倒身體上面不至於讓風著吹動了去、這只要想到一塊嵒上面搭了另一塊嵒頭就能理解了去、但是脖子處被斬首的斷口看起來樣子就不好、媽回去後又取了塊紅帆布跟人地藏套到、遮羞。
その日の夜は、大晦日だというのに、とても淋しいものでした。
一切事畢、現在就講一家五口窩到屋裡過年夜啦、但是這戶屋窮。
お父さんが笠を売りに行ったけれど、一つも売れずに帰って来たのです。
想到過年了還是要提前準備、老頭早早的出去開始賣斗笠想得錢到時換個甚麼東西、但到了夜、晚上人回來、出去時人是甚麼樣子的這回來時也是一樣
でも、お父さんは、子どもたちに明るく言いました。
「明日はお正月だ。何もないが、せめて餅つく真似でもするか」
「うん。しよう。しよう」
但屋裡這小兒還是要哄、老頭這人就樂觀。
講明天就是新的一年了、我們屋雖然今年㫘得粑粑吃、但還是可以跟往年一樣打個粑粑、雖講㫘得材料、但空氣不就是材料啊?
幾條兒不曉得這是條甚麼卵、還以為是要馬上要吃粑粑了。
そしてみんなは、臼(うす)やら杵(きね)やら、餅つきに使う道具を外に出して、順番に餅をつく真似をしました。
就看老頭吩咐到屋裡幾兄弟取出了搗頭和臼、開始到那裡捶打空氣作粑粑、這就是皇帝的新粑粑。
そして、つきたての餅を食べる真似をしました。
這粑粑一作好又只有聰明的人看的到才可以吃、就看到別個一家五口人開始吃起了空氣。
「ああ、うまかった」
「何も食べてないけど、食べたような気がするよ」
「明日も、餅をつく真似をしようね」
みんなはそう言って、眠りました。
吃完還你媽批都讚不絕口個個都講好啦、幫三條小卵日就這麼一哄、老頭也是看到幾條小傢伙到床上安然睡去了。
さて、その真夜中の事です。
這就講半夜。
外に出しっぱなしにしていた餅つき道具の所から、何やら音が聞こえてきます。
大家都已經熟睡的時候不曉得外面是條甚麼卵聲音幫人都搞醒了、聽起來就是之前放搗頭捶粑粑的地方、老頭想起來東西忘記收了。
♪ぺったん、ぺったん、餅つきだ
♪首のお礼に、餅つきだ
その音に、寝ていたみんなは目を覚ましました。
就講出去看下子莫又來了甚麼賊頭幫自己搗頭也偷走啦、到時候有米都錘不成粑粑了。
但是一屋人仔聽是外面到唱歌。
打粑粑打粑粑、地藏腦鬠換粑粑。
甚麼卵?一屋子人就被這種怪聲一醒、全起床了。
「なんだろう?」
そして、そっと外を見ると。
「あっ!」
「六地蔵様が餅をついてる!」
「それも、本当の餅つきだ!」
窗戶還有門縫外面望去一眼、所有人都驚了、這是有六條地藏小人跑自己屋院裡來了、到跟自己屋錘粑粑。
何と外では、六地蔵が餅つきをしていたのです。
餅米はまだまだたくさんあり、正月用の魚や野菜も山の様に積んであります。
一看不止是有粑粑、六個小人過來之前還就已經帶了甚麼伴手禮、就到幾個菩薩打到粑粑的邊上是一小山的大魚大肉堆到的。
やがて六地蔵は餅つきを終えると、お母さんが赤い前かけを巻いてやった三番の地蔵が、家の中でびっくりしている家族に向かって言いました。
舞完了這大半天的錘子、粑粑成了也不見菩薩離去、而是徑直走向了這一屋子的門、幫屋裡一進、大家全驚了、來的是被斬首的那條現在圍到紅圍巾的地藏菩薩。
「これは、首を取り返してくれた礼だ。おれたちはもう帰るが、もち米はまだまだあるから、後はお前たちでつくがいい。では、良いお正月をな」
講這一錢一命、自己這腦鬠正好就值這麼多個粑粑錢、米還有好多、但是我們幾兄弟是捶不起了、這天就要亮了、剩到的米你們可以自己打、我們這就也走了、發財。
そして六地蔵はススキッ原へ帰って行き、家族は残された餅米や餅や魚や野菜で、とても楽しいお正月を過ごしたという事です。
地藏菩薩回完恩、就看到那麼一個一個小人用開火車的隊列往之前的荒原趕、而這留落的粑粑還有魚糧、讓這一屋貧困戶是過了個好年。
おしまい
结束
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