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福娘童話集 > 日本民間故事 > 151-180

第 163話
(日本民間故事 163)
正月に餅をつかない町

正月に餅をつかない町
勢利眼

日本語 ・日本語&中国語

香川県の三豊郡仁尾町(みとよぐんにおちょう)では、正月に餅をつかず、そのかわり団子を神棚にお供えするという習慣が残っているそうです。
到好久以前的這香川縣三豐郡仁尾街、這裡的人過年不打白粑粑、神棚上面貢的都是白丸子。

これは、それにまつわる弘法大師のお話しです。
這話還要從弘法大師那天路過這裡開始講。

むかしむかし、ある寒い正月の事、一人の貧しい身なりのお坊さんが、この仁尾(にお)の村にやってきました。
到好久以前一條大冬天、這就條叫花子和尚一身破爛幫這條街過到了。

お坊さんは、村人たちの幸せを願いながら、一軒ずつ順番にお経を読み歩いていました。
人弘法大師這就挨家挨戶賣佛珠、講讓別個結個善緣、過多過少隨你、買一送一完事還跟你上個祝福念段經。

ところが、どの家もお正月気分にうかれて、お坊さんには見向きもしません。
但大家看你媽這和尚這麼破爛、我是要你上條甚麼祝福哦、變成你這條樣子啊?你怎不跟你自己上啦、大過年這事晦氣、大家就都不搭理這條和尚。

それでも、お坊さんは一軒一軒心を込めてお経を読み、家々を回ったのです。
看到大家都不買自己的佛珠、但大師還是跟人免費送了一次祝福咯、到人門口幫段守護經文念了、挨家挨戶。

そして最後に、お坊さんは庄屋の大きな家へやってきました。
走到最後、這是這街上最有錢的一戶了、想到不能只度窮人、這窮的富的都一樣不能有分別心、大師也是講扣響了別個的門。

そして、そこでも熱心にお経をあげたあと、その家の中へ声をかけました。
「あの、まことにすみません。どうか、一つだけ餅を分けてくださらんか」
現到人門口跟人上了一段祝福、看到人來跟自己開門了、講了一些佛緣諸如此類的話、最後地主聽明白了、就是這大過年的可以供養我個粑粑吧啦?

その声を聞いた庄屋は、お坊さんの前にやってくると、そのみすぼらしい身なりをジロリと見て、大声でどなりつけました。
地主也不是小氣、但是大師衣服實在是太破爛、人也是生意人、這東西一過一看就是一點回饋都㫘得了、白浪費自己一條粑粑、天天來自己屋的叫花子看多了、那個跟你一個個應付得來啦。

「なんじゃい! お前みたいに小汚いこじき坊主に、やる餅などないわい! 早う、出て行け!」
地主直接㫘幫人當條大師、而是條討米的叫花子、讓他直接爬了、主要這傢伙開口還大啦、還想問自己討條白粑粑、胃口還不小、也不看自己甚麼批樣子。

するとお坊さんは、深々と礼をして、静かに去って行きました。
大師聽人喊自己怕、幫頭一點、講自己爬、回了地主一個禮、轉頭走了。

さて、正月もあけたある日の事、あの時のお坊さんのうわさが村人たちに広まりました。
過了幾天後、有人眼尖認出當時這人就是故意喜歡穿條破袈裟的弘法大師、也就到街上猛傳。

「正月に回ってこられたお坊さんは、何でもあの有名な、お大師さまらしいぞ」
他們都講是那條和尚啊?不是吧、我聽別個講那條和尚好神啊。

「なんと、そうとは知らず、わしらは何と薄情な事をしたんだ。あれだけ熱心にお経を読んでおられたのに、たった一つの餅もやらずに追い返したとは」
若真是弘法大師為甚麼得穿成那條批樣子?我還以為別個就是條討米的啊、早曉得就跟別個過條粑粑啦。

「お大師さまも、きっとお怒りになったに違いない。だが、文句の一つも言わずに立ち去るとは、なんと心の広いお方だ」
我聽講別個心眼小、他到時候一發火莫發功來搞我們啦?都講別個呼風喚雨無所不能啊、他就這麼走了忍的了啊?

「全くだ。今後は、これを戒めとしよう」
搞不得、今後我們要引以為戒、有可能他明年還來啦。

その様なわけで、この村では戒めのために正月に餅をつかず、団子のお供えをするようになったといわれています。
就這麼到為跟大師表示歉意、這今後大家過年是都不提粑粑這條傢伙了、轉向搓幾個白丸丸過這條節。

おしまい
结束

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