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福娘童話集 > 日本民間故事 > 151-180

第 166話
(日本民間故事 166)
ネズミの前歯が、二本だけになったわけ

ネズミの前歯が、二本だけになったわけ
老鼠雙門牙

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ネズミが原っぱで食べ物を探していると、イタチがやってきました。
到好久以前㫘得下水道也㫘的人的房屋、老鼠過就和這兔子一樣是躲到草裡面的、平時也都是到這裡覓食、這天跟一起出門的黃鼠狼親戚打了個照面。

「やあ、ネズミくん、何か食べ物は見つかったかい?」
老鼠哥啊、今天你那邊行情怎麼樣哦?我他媽空軍啊。

「やあ、イタチさんか。いいや、近ごろはごちそうが少なくてね」
這邊上東西都早就被不曉得哪個全部刨不見完了、這還有條卵子哦。

「それなら、二人でこの草むらを耕して、アワでもつくらないかい?」
你有種田的想法吧?我兩一起种點小米甚麼的?這東西比較好栽、味道還可以。

「いいねえ。そいつはいい考えだ」
你會啊?那可以嘛、好傢伙。

そこでネズミとイタチは、さっそく草むらを耕して、アワの種をまきました。
兩傢伙現在不當遊牧民了、跟你原地不動開始了農耕、開拓荒土然後撒起了谷種。

やがてアワの芽が出て、どんどん大きくなりました。
看到看到小米就開始發芽了、最後是越來越高。

イタチはよろこんで、ネズミの家に行きました。
黃鼠狼看到田裡面有了成效笑的是好高興、跑老鼠屋跟別個報喜去了。

「ネズミくん、ネズミくん、アワもだいぶ大きくなってきたようだが、邪魔な雑草も多いんだ。一緒に草取りに行こうよ」
講我們小米開始長了、但現在其他雜草也出來了、我兩一起現在去幫草全清了讓小米長的更快一些。

ところがネズミは、
「ごめん。おら、かぜをひいてしまったから、イタチさん一人で行ってくれないか?」
と、いうのです。
但黃鼠狼好高興的過來相邀卻不湊巧碰到老鼠託病講自己現在害病感冒下不得床、先讓黃鼠狼自己一個人幫田裡挺到下子。

「そうか。かぜなら仕方がないな。お大事に」
気のいいイタチは一人で畑に行って、せっせと草取りをしました。
黃鼠狼看老鼠確實是來不了也不強行、讓別個就先幫自己病養好先、獨自一人開始到田裡面除草去了。

そのうちに、アワがのびてくきになりました。
そこでイタチは、またネズミの家に行き、
等黃鼠狼一個人辛苦搞完、過了段時日這小米就一直到長、想到時間也差不多了黃鼠狼就過又敲開了老鼠子的門。

「ネズミくん、ネズミくん、そろそろ土寄せに行こうよ」
と、言いました。
講趁現在㫘事跟我撿下子牛糞去啊?我們多掏點堆到小米邊上到時候產量提升好大。

土寄せとは、作物の根元に土を盛ることで、作物を丈夫に育てるために行うのです。
看來黃鼠狼有心還想跟自己這小米田施上點肥。

ところがネズミは、
「ごめん。実は子どもの具合が悪くてね。すまないがイタチさん、一人で行ってくれないか?」
と、言いました。
但老鼠病這次是好了他兒過又被自己傳染了、老鼠子就講不行我要幫自己的小老鼠先顧好啊、就講在待自己幾日、讓我幫屋裡的事處理好了先。

「そうか。子どもの病気じゃあ、仕方がないね。お大事に」
黃鼠狼也㫘去疑、還跟老鼠子講要人好生招呼到自己仔。

イタチはまた一人で畑に行き、アワの根元に土を寄せたり、こやしを入れたりして一生懸命働きました。
黃鼠狼這就自己到一些個地方撿了個好多動物糞便看到甚麼有用就都往田裡面堆、堆肥完成都是自己一個人到忙前忙後、也是講幫自己累得個半死。

さて、何ヶ月かすぎて、アワはキツネのしっぽのような見事な穂をつけました。
又是獨自到田邊守了幾條月的黃鼠狼、就過天天看到這些個自己的小米苗、順便趕走一下鳥、有天、小米結實了。

(さあ、もうすぐ取り入れができるぞ。取り入れたら、アワ餅をつくるんだ)
再繼續等它個小半個月徹底豐碩起來到時候就可喲收啦、黃鼠狼已經想好了這到時候要去打粑粑來犒賞辛苦這麼久的自己了。

だんだん重くなっていく穂を見ながら、イタチは毎日にこにこ顔です。
小米杆的腰越來越彎、這說明上面的種子也是越來越重、黃鼠狼每日是等到都笑開了花。

ところがある日、畑にきてみると、なんとアワの穂が、一つ残らずきれいになくなっているではありませんか。
但有天睡醒一起床、就直到要收割的前幾天、黃鼠狼跑田裡面一看、小米全被掏空了、是一杆不留。

イタチはびっくりして、ネズミの家に行きました。
這是哪個半夜起床把田裡面的小米全部偷偷割去了啊、有賊頭啊!黃鼠狼第一時間就幫消息也讓老鼠子曉得了。

「大変だよ! アワの穂を盗まれよ」
「えっ? アワの穂が盗まれたって? なるほど、それは大変だな」
但老鼠聽完黃鼠狼講我兩田被人割了卻也㫘看到有甚麼真的好急的樣子、反倒還安慰起了黃鼠狼、像是這田完全已經跟自己㫘關係樣的。

しかしネズミには、ちっともおどろいた様子がありません。
這樣子鎮定的讓人起疑、就好像是已經提前曉得一樣。

実はネズミが夜の間に、こっそりアワの穂を持ち帰って、それでアワ餅をつくって子どもたちと一緒に食べてしまったのです。
老鼠子當然最是清楚、因為就是自己那一夜親自摸到自己和黃鼠狼的田上幫所有小米全部裝麻袋的、大夜班還跟自己的小老鼠們用這剛收的小米跟他們打了粑粑吃。

「どうしよう?」
イタチが、がっかりして言いました。
黃鼠狼問老鼠子現在這案子我們要想個辦法處理啦、但也是感覺講這話時有點無力。

「まあ、盗まれたものは仕方がないさ。来年、またつくればいいさ」
ネズミが、なぐさめるように言いました。
而老鼠是直接放棄抵抗、喊黃鼠狼繼續等明年就是、這小米繼續种它就有的、莫去糾結這些已經失去的、要人眼光像前看。

するとそこへ、ネズミの子どもがやってきていいました。
「とうちゃん、昨日のアワ餅を、もっとちょうだい」
但就突然小老鼠們肚子餓了、大人講話才到一半、小老鼠們跑老鼠媽這裡要吃的來了、講昨天的粑粑好吃、今天就又吃昨天的那條。

それを聞いたネズミは、大あわてです。
老鼠媽馬上就是一驚、讓自己仔不要亂講話、哪有甚麼粑粑、都到夢裡面。

「なっ、なにをいう。アワ餅なんて、あるわけないだろう」
しかし、それを聞いたイタチは、ネズミをにらみました。
但是突然這話講的是讓黃鼠狼懂了去、越想越幫事情整個想通了、看向老鼠子的眼神也一整個變的怪異起來。

「さては、お前が盗んだな。人にばかり働かせておいて、出来たアワを一人占めするなんて、とんでもないやつだ。こらしめてやる!」
突然發瘋樣的一叫、就是仗到自己身體大要殺人全家了、這本來是自己讓利的事變成了自己跟老鼠子打工、所有好處全被老鼠子佔了、別個想到的還是一直怎麼去挖空自己、一點都不打算跟自己留、吸自己血來補他的。

怒ったイタチは、ネズミの歯を次々と引き抜いてしまいました。
這吃的你跟我吐出來、不僅要吐還要你賠、黃鼠狼這就取來把老虎鉗子幫老鼠媽的一個個牙齒是要全部下完了、看你還敢不敢。

それでも、気のいいイタチは、
(待てよ、全部抜いてしまっては、何も食えなくなってしまうな)
但只剩最後兩個的時候黃鼠狼收手了、想你媽這全部跟你扯丟老鼠要怎麼吃東西啦?

と、前歯二本だけは、抜くのをかんべんしてやりました。
人還好心跟你留了兩顆門牙

この時からです、ネズミの歯が前歯二本だけになったのは。
這就從這時起、老鼠過就都是兩顆門牙了。

おしまい
结束

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