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第 178話
（日本民間故事　178）


大力自慢のシイの失敗
怨天尤人

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むかしむかし、若狭(わかさ)と丹後(たんご)の国境いにある染ヶ谷(しみがたん)という小さな部落に、シイという名の、少し頭の弱い力自慢がいました。
到好久以前卡到這若狹和丹後國中間的存在於染谷的這麼一個小小的部落、就有條喊強牛的肌肉男、這傢伙經常就喜歡向旁人炫耀他自己的強壯體格、但可惜強牛這人腦鬠不怎麼好。

ある時、十八里も離れた京都にいこうと思ったシイは、さっそく血坂道(ちさかみち)といわれる急な坂道を、苦もなくのぼりはじめたのです。
也不曉得有天強牛是發了甚麼癲、突然想去城裡面見個市面還是甚麼、這過人就徑直是往十八裡地外的京都開奔了、碰到的九九八十一難第一難就先是血板坡、但人強牛不怕你坡斜、該怎麼登就怎麼登。

やがて峠につくと、そこに名高い石のお地蔵さんがありました。
「地蔵さんか」
人過上了這半山腰、幫條專門是雕這裡的一條有點名氣的地藏菩薩看到了。
石菩薩啊？

シイは、このお地蔵さんをかついで京都に行って、みんなをおどろかせようと思いました。
強牛不曉得這腦鬠是條甚麼回路、他覺得自己要是幫這條菩薩搬進城、城裡面人到時肯定會誇自己屌、為甚麼？說明自己力氣大、而且還有眼福見菩薩了、估計這傢伙要是真進到了城裡面看到石獅子八成也是得要幫別個搬回自己村的這種。

そして上機嫌で大きな石のお地蔵さんを軽々とかつぎあげると、急な坂道を下っていきました。
你莫看這像人那麼大的嵒頭雕的菩薩還是有那麼重個、但看起來重歸重一被強牛扛到肩上就感覺輕上好多了、現在又是剛爬完了坡、過了半山腰這下去比上來又是輕鬆多了。

しばらくして矢原(やはら)という村についたシイは、はじめに出会った村人に、若狭から京都までの道のりをたずねました。
這就講強牛就這麼扛到菩薩一路、㫘幾踋路又是走到了矢原村、但強牛這麼大還㫘真怎麼出過村、去城裡面的路不曉得怎麼走這就要問。

すると村人は、
「若狭から京都までは、十八里はあるよ」
と、答えたので、シイは、
弱狹到京都是把？十八里路啊。

「なんだ、まだ十八里もあるのか」
と、重いお地蔵さんをかつぎなおして歩いていきました。
還有十八里？我都走這麼久了一里都還㫘得啊？
強牛不曉得十八里是條甚麼概念、既然問到路了那就繼續往前走就對了、背上還是幫那條摸來的菩薩繼續扛到的。

次の宿場でも道行く人にも、若狭から京都までの道のりを聞くと、さっきと同じように、
「若狭から京都までは、十八里はあるぞ」
と、答えます。
這就講人繼續往前來到了個路邊一排排建有商鋪客棧的街、街上還有一些個行走的路人、強牛背到個菩薩跟人搭上了話、繼續開始問起了路還有條好遠、往甚麼地方走。
人跟強牛回了句十八里、手指頭就對到前面指到的。

それからも何度か、通りすがりの人に若狭から京都までの道のりを聞いたのですが、やはりみんな口をそろえたように、
「若狭から京都までは、十八里はある」
と、言うばかりです。
強牛這過又是抖了下肩膀背好菩薩向前了、但過了一條條街、路途經過村莊田野、強牛逢人就幫路問一遍、但所有人都是用手指頭往前面一指、再跟強牛講、十八里。

「何だ何だ、ずっと歩いてきたのに、なんでまだ十八里もあるのだ！」
さすがのシイも、腹が立ってきました。
強牛想這你媽不對啊？一里路五千步、按講強牛走了這麼幾個鐘頭一萬步是怎麼都有了啊、不可能還是十八里、但強牛算數不好、不曉得一里路到底是有好遠、還㫘發現這事情的不對頭、只是覺得這一里路太他媽遠了到那裡無能狂怒。

本当なら、『京都までは、あと何里あるのか？』と、尋ねなければならないのですが、少しばかり頭の足りないシイには、自分の尋ね方が間違っている事など、わかるはずもありません。
實際上這也並不是人強牛背上背條菩薩被人搞了、而是他一直問的就是從若狹國到京都是有好遠的路、而曉得這若狹國到哪裡的人都是回他十八里、他要是問京都離這裡現在還有好久的路程、估計也就不得以為自己是原地踏地不動了、強牛這國文能力看來是也不行。

だからいつまで歩いても同じ里数を歩かされるのは、この石のお地蔵さんのせいだと思い込んで、
但強牛這時突然一下感覺自己曉得了、幫背後的地蔵菩薩一放、回過頭來好生幫別個看到的、幾秒後幫這話講了、原來是你他媽到搞鬼哦？！

「ええい、もう京都に行くのはやめた！」
去你媽！不去了！

と、もときた道を染ヶ谷へと戻っていきました。
怕被這菩薩咒、這過又乖乖的幫人地藏菩薩沿路返回放回去了、最後歸了自己屋啦。

おしまい
结束

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