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第 189話
(日本民間故事 189)
藤槙淵(ふじまきぶち)

藤槙淵(ふじまきぶち)
藤槙淵

日本語 ・日本語&中国語

和歌山県を流れる熊野川(くまのがわ)に、藤槙淵(ふじまきぶち)という淵(ふち)があります。
位處和歌山縣的熊野川流域、中途有個喊藤槙淵的深潭。

ここには古い槙(まき)の木があって、これに藤(ふじ)がからみついているところからこの名前が付けられました。
藤槙淵其名是自潭邊的一橷槙樹、而樹上又籠絡諸多葛藤、剛好這樹邊就是一條潭、所以就跟你喊藤槙淵這條名了。

本宮(ほんぐう)に尾崎(おざき)のお爺さんいう笛の名人がいて、この藤槙淵に藤の花が咲く頃にやって来ては、笛を吹くのを楽しみにしていました。
地方轉到本宮的尾崎、這裡有條好會吹笛子的老杆子、這老杆子吹啦還特別喜歡去風景好的地方吹、一到春天來藤槙淵的槙樹葛藤上掛滿了藤紫、這時就會看到這老杆子站水邊吹起簫來了。

ある日、名人が淵で笛を吹いていると、突然強い風が吹いて笛を空中にさらい、笛はくるくると舞う様に淵の中に落ちてしまいました。
現在就講已經春來、有天老杆子就過來這藤槙淵幫自己的簫吹到的、但突然一陣強風、老杆子人㫘穩到、手上的簫飛了、這過一下進潭子裡面去了。

「これはいかん、大切な笛が」
夾雞巴卵啦!老子的笛子啊!

名人が慌てて淵を見下ろすと、竹で作った水に浮くはずの笛が、まるで糸にでも引かれるように淵の中へ引き込まれていくのです。
但老杆子想、對㫘錯、我這跟笛子是竹的、按講得浮起來、我只要撿跟樹枝幫笛子往這邊勾就好了、但老杆子錯啦、這笛子像你媽金子作的一樣、浮都不浮一下直接跟你見底了。

「ああ、わしの大切な笛が!」
老杆子見狀後是趴到水潭邊上嚎。

名人は無我夢中で淵に飛び込むと、沈んでいく笛を追って潜りました。
(だめだ、息が続かん・・・)
不曉得這到底是根甚麼竹、老杆子跟死了親媽一樣的難受、實在是受不了了、一跳躍進水潭底下摸自己笛子去了、但這人老了、一下水才曉得自己換氣都不行。

気を失った名人がふと目覚めると、そこは水の中ではなく立派な御殿の前でした。
這下好啦、為自己這根笛子幫自己溺水淹死了、等老杆子失了神昏迷完這人過是又醒來了、更加神奇的是這眼前就有一座神秘宮殿。

その御殿の中から、
♪キイカラカラトン、キイカラカラトン
と、機を織る音が聞こえていきました。
老杆子耳朵好、他還聽到宮殿裡面有條織女到用紡織機幫線打到的。

名人が音のする方へ行ってみると、花のように美しいお姫さまが機を織っているのが見えました。
順到聲音進了屋、一個個房間的繞繞繞、開門、幫條到織布的仙女過看到了、人長得是要好乖有好乖。

そしてお姫さまのそばに置いてある石のかまどのわきに、名人の笛が置かれています。
但老杆子的注意力並㫘放到別個美女臉上、而是看到了自己的笛子就到別個美女旁邊放到的。

名人が来たことに気づいたお姫さまは、機を織る手を止めてにっこり笑うと言いました。
老杆子這就緊盯到自己的笛、這樣子過被正到織布的仙女發現了、甚麼時候屋裡來人了啊?手裡面事一停、對到老杆子笑到講了。

「いつも笛をきかせてもろうてありがとう。お礼にたんと御馳走させてもらいます」
想我退你笛子啊?留落來吃個飯嘛、我也曉得你笛子吹的好、自己也天天聽到的。

名人はお姫さまにもてなされるままに、三日を過ごしました。
老杆子不曉得這講的是甚麼卵、估計是自己吹的時候傳到仙女的這宮殿裡面來了啊?先不管這些、從了仙女雅意、老杆子就到這裡留了個三天、期間別個是一直款待。

夢のような時間でしたがさすがに家が恋しくなり、名人は姫さまに別れをつげて笛を手に淵の上に戻りました。
雖講這地方舒服不過老杆子還是執意要走不打算繼續留了、討回了自己笛子仙女也是送人上了岸。

藤の花はあいかわらずきれいに咲いていますが、先ほどとは何か様子がちがいます。
經歷這一遭人就跟條作夢一樣、是真是假都分辨不出、但老杆子就是覺得哪裡怪怪的、講不出、繼續看到這深潭還有藤花、老杆子就只覺得自己內心亂亂的無法平復。

そして名人は家に帰ってみてびっくり。
先回屋緩下子調整一下心態、到屋、人驚了。

留守にしたのは三日のはずなのに、何と三年の月日がたっていたのです。
原來是大家都認不出自己的、整理了那麼一陣信息、老杆子曉得了、自己這下去了個三天、上面的時間卻已經是過了足足三年。

家族は名人が死んだとあきらめて葬式も済ませ、名人が戻ったときはちょうど三年の法事のまっ最中でした。
一進屋這屋裡人還都到跟自己燒香點紙錢、這架勢是到跟自己準備第三年的忌日啊、著這一下晴天霹靂、老杆子是徹底怕了。

その後名人は、淵に行く事は二度とありませんでした。
此後、藤槙淵這地方老杆子是再也㫘去過一次了。

今でも藤槙淵は水の澄み透った時に、水底に石のかまどが見えると言われています。
相傳到了現在藤槙淵一年中還是有水流特別清澈的那麼幾天、就這到條時候還是能隱約見到潭底當初老杆子掉落笛子的所在、屋中的佈置是完全一樣、就是不曉得邊上得不得再有那條到打線的仙女了。

おしまい
结束

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