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福娘童話集 > 日本民間故事 > 181-210

第 191話
(日本民間故事 191)
お腹の中のヒヨドリ
撮影 下山 孝 禁転載   写真掲載元 猪名川流域の鳥 ヒヨドリ

お腹の中のヒヨドリ
美聲

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ひどい貧乏ですが、心の優しいおじいさんとおばあさんが住んでいました。
到好久以前就有一對好窮但是心善的公婆。

ある寒い雪の朝、おじいさんが家の外へ出てみると、目の前の木の切りかぶにヒヨドリが一羽止まっていました。
這就講冬天來了、這段時日一直是天降大雪、公今天出門起了個早、也不曉得是要去撿個柴火還是甚麼、走到之前自己砍倒過的大木墩邊上、看到上面躺了一條鵯。

「どうした? 寒くて動けないのか?」
好傢伙、都著冷綁硬了。

おじいさんが近づいても、ヒヨドリは逃げようとはしません。
老杆子過去確認了一下、這鳥是看到人來了也不飛、看來確實是不行了。

おじいさんがヒヨドリを両手で包むと、ヒヨドリは寒そうにブルブルと震えていました。
老杆子這就過幫這小鳥兒用兩個手板子護到掌心、也不曉得這鳥到底是怕還是冷一直到打㥬。

「よしよし、暖めてやるぞ。はあー」
乖乖乖、跟爹好生趴到莫動啊。

おじいさんがヒヨドリに温かい息を吹きかけてやると、ヒヨドリの震えが少しおさまりました。
老杆子不僅用掌心的溫度跟小鳥兒升溫、還用到嘴巴對到小鳥兒哈氣、明顯是怕這熱的不夠快、隨到開始暖和就看到小小鳥慢慢的不開始抖了。

「よーし。もっと息をかけてやるぞ。はあー、はあー」
爹救了你一條狗命、還不感謝老子啊、還跟你繼續哈幾口讓你暖和下子啦。

ヒヨドリの震えが止まり、ヒヨドリは少しだけ翼を動かしました。
就看老杆子護到這鳥兒越賣力小小鳥的狀態也是過越來越好了、都已經到試圖抖動自己的翅膀想要你媽這飛天了。

「よーし、よし。もう少しで飛べるようになるぞ。はあー、はあー、はあー」
你莫急嘛、爹又不是不得讓你走、在等一下、不然你過飛兩下就又稀爛的。

おじいさんが大きく口を開けて息を吹きかけていると、暖まったヒヨドリが翼を動かして飛び出しました。
就看小鳥兒狂扇翅膀、老杆子曉得這鳥它急、自己也是加快的進度、嘴巴裡面呼的氣是更大了。

そしておじいさんの口の中へ飛び込み、そのままお腹の中に入っていったのです。
但這條舉動讓鳥兒會錯意啦、它以為這是老杆子讓自己進他嘴、裡面還暖和些、鳥兒鼓起緩了這麼久的勁、兩翅膀用力一扇從老杆子嘴巴裡面撲進肚了。

「大変だ! ヒヨドリを飲み込んでしまったぞ」
我日你個好傢伙哦!你這是求到我幫你吃的啊!這下進到肚子裡面是要怎麼出得來哦!?

おじいさんがヒヨドリをはき出そうとお腹をさすると、おへそからヒヨドリの尻尾がピョンと飛び出したのです。
老杆子這自己也慌的不行、學起了狸子用肚皮瘋狂的打鼓到那裡拍、就是想幫這小鳥兒嚇出來、小鳥兒就過這麼一受驚訝到老杆子肚子裡面打了結、最後不曉得是怎麼回事、老杆子肚臍眼上面露出鳥頭了、不對、是鳥屁股。

おじいさんはあわてて尻尾を引っ張ると、お腹の中のヒヨドリが、
老杆子看有個半身出來了總比全部卡裡面好啦、這過就瘋狂的扯鳥尾、想幫別個跟拔蘿卜一樣的扯出來。

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
と、綺麗な鳴きました。
但就這一扯肚子裡面的鳥就開始瘋狂的叫、現在變成是老杆子這肚子成了一個小型音響了、老杆子是又扯了兩下、發現這鳥兒叫的還蠻好聽的。

おじいさんが何度引っぱっても、
這就繼續扯、一直扯、幫它過當成條新玩具來玩了。

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
と、綺麗な声で鳴きます。
就聽到這鳥兒東叫一下西叫一下、每次發出的聲音還跟你媽不同啦、老杆子是越扯越爽了。

「おばあさん、おばあさん、これを聞いてくれ」
後面就講老杆子好高興的回了屋、還要當到婆子面也跟人表演一下這肚子鳥叫。

嬉しくなったおじいさんは、おへそから出ている尻尾を引っ張ってヒヨドリの鳴き声をおばあさんに聞かせました。
這過就一根鳥毛一扯。

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
咯咯咯、咯咯咯咯咯咯、這聲音不就跟你來了啊?

「まあ、なんて素敵な鳴き声でしょう。聞いているだけで、幸せな気持ちになりますね。おじいさん、村のみんなにも聞かせてあげましょう」
這傢伙好啦!你是怎麼捉到條鳥幫它安到你肚子裡面去的哦?用手硬塞的啊?這聲音好聽、我們一起幫村裡面人都喊來讓大家也都都感受下子嘛。

「そうだな。そうしよう」
對頭、對頭、讓全村人都曉得下子。

そこでおじいさんは村のみんなを集めると、おへそから出ている尻尾を引っ張ってみんなにヒヨドリの歌を聞かせました。
這就全村人都被喊齊、老杆子直接就是露出肚皮、幫肚臍眼上面的鳥毛那麼用力一扯、咯咯咯咯咯咯、咯咯咯咯咯咯、這節目效果不就來啊?

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
「なんていい鳴き声だ」
鳥到叫、人到笑、就聽到圍到老杆子的人是一個個拍手叫好、都講老杆子露的這套鳥叫是絕了。

「聞いているだけで元気が出てくる」
還講這叫聲都跟有魔力一樣的、自己一聽還來精神了。

おじいさんはすっかり村の人気者になり、村人たちはヒヨドリの歌を聞かせてもらったお礼に食べ物やお金をおじいさんにあげました。
確實是因為這鳥叫不僅好聽、聽完之後還對大腦有奇效、村裡面一個個跟打了藥一樣、之後的每天村民們也是不時要來老杆子屋求人幫藥打了、一個個都上了癮、老杆子光靠這賣藥就發財了、有錢的過錢、㫘錢的就用糧抵。

おかげで貧乏だったおじいさんの暮らしは、人並みになりました。
看來這賣藥確實是有搞頭、來錢好快當、公婆兩口子的生活有了錢之後也是一下子改變了好多。

でもヒヨドリの尻尾の羽根はおじいさんが引っ張ると少しずつ抜けてしまうので、おじいさんはヒヨドリに歌を歌わすのを止めてしまいました。
但這有些客人來了癮、你只是輕輕的扯一兩下鳥毛就不管用了、要你媽假勁一扯、幫這小鳥兒痛的嗷嗷直叫人客人才得舒服止癮、後面是中毒的人越來越多、鳥毛也開始越來越少了、老杆子慢慢發現不對頭了、自己是到搞甚麼?

ある日の事、おじいさんのうわさが、殿さまの耳にまで届きました。
老杆子這過一下想到了自己當初第一次看到小鳥兒幫它護手心裡面的初心、收手了、這藥就暫時跟你停了不賣了、但有天城裡的藩王不曉得是從哪裡聽到了有條老杆子的藥勁大這條傳聞。

城に呼ばれたおじいさんに、殿さまが言います。
這過就幫老杆子呼進城了。

「お前は、ヒヨドリの歌声でみんなを幸せな気分にするそうな」
用你的肚子幫歌跟老子唱了、爹都曉得了、快點、現在就開搞。

「は、はい。ですがもう、ヒヨドリに歌を歌わせる事は・・・」
但是老杆子已經是不願再拔鳥毛、有點猶豫的樣子人還到遲疑。

ヒヨドリの尻尾の羽根は、今では最後の1枚だけです。
實際上也是鳥毛完全都已經被自己拔禿了、以後自己想打藥都㫘得爽了、老杆子捨不得自己最後這一根獨苗、每天只是到屋裡輕輕輕輕扯它。

おじいさんがどうしようかと迷っていると、殿さまが言いました。
看別個老杆子久決不下啊、藩王就過又幫話講了。

「何をしている。もし出来ないのなら、お前に罰を与えるぞ」
搞甚麼卵!?爹喊你開始你就快點開始、莫讓老子等煩躁了大家都不開心啦。

おじいさんは仕方なく、最後の1枚となった尻尾の羽根を引っ張りました。
老杆子看到情況不對了起來、自己這都死了想過癮也㫘地方過了、於是就準備一起跟藩王兩人幫這最後的一根過跟你用了。

するとおじいさんのお腹から、いつもよりずっと良い声でヒヨドリが歌を歌ったのです。
老杆子就是用力一抽、扯毛了、小鳥兒又是咯咯咯咯咯咯的開始了。

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
還怕人藩王不開心、老杆子加大的力度是到扯、就是怕人不盡興到時幫自己辦了。
就聽到殿上是咯咯咯咯咯咯咯咯、鳥叫聲滿了。


「なるほど、これは見事じゃ。確かに幸せな気持ちになれる」
確實是有點感覺來了、是他媽有點有勁、你這藥看來是相當可以啊。

殿さまが手を叩くと、家来たちもいっせいに手を叩きました。
藩王人一下過舒服上頭了、情不自禁的拍起了手板、站到他邊上們的金牌打手了看王都已經拍手了自己也是不抑制了、跟到一起拍手感受。

こうして殿さまからたくさんのほうびをもらったおじいさんですが、おへそを見ると最後の羽根も取れてしまい、おじいさんがいくらお腹をさすったりおへそを引っ張ったりしても、ヒヨドリの歌声は聞こえてきませんでした。
就講藩王這下上了頭、最後人過完了癮徹底舒服了、人一開心、幾箱子金銀財寶跟人老杆子一甩、當成是這次的藥錢了、這麼多錢到了自己手裡、但老杆子卻並㫘有好高興的起來、因為再翻開自己肚皮、就只剩一個鳥屁股光禿禿的挺到那裡、已經連最後的一跟獨苗都著自己之前扯丟了、老杆子也曉得了、這下是徹底結束了。

「はあーっ、ヒヨドリには可愛そうな事をしてしまった。ヒヨドリは、わしの腹の中で死んでしまったのだろうか。はあーーーっ」
老杆子才爽完之後又是馬上跌入了深淵、再就又和以前一樣開始到懊悔自己的罪行、講自己不應該啊、小鳥兒、你為甚麼天天受到這麼折磨哦、你到我的肚子裡面是好受罪哦。

おじいさんが悲しそうに、大きなため息をついたその時です。
老杆子看到拯救被自己救下的小小鳥現在被自己之手一步步搞到這個地步、心中是萬千悲痛一陣嘆息。

おじいさんのお腹がムズムズと動くと、ため息をついて開いたおじいさんの口からヒヨドリが飛び出したのです。
就是這一聲嘆、老杆子幫嘴巴張了是個好大、而就是此時、小鳥兒從老杆子的肚子裡面飛出來了。

実はおじいさんのおへそに引っかかっていた尻尾の羽根が取れて、ヒヨドリはやっとおじいさんのお腹から出る事が出来たのです。
實際上這小鳥兒卡到老杆子肚子裡面就是因為那幾根毛卡死的、現在屁股一禿、㫘得了束縛自己的阻礙跟枷鎖、小鳥兒才是真正的自由可以從老杆子的肚子裡面出來啦。

ヒヨドリはおじいさんの手に止まると、嬉しそうに歌を歌いました。
這毛扯到小鳥兒一根根是痛到心裡、但等到老杆子幫所有毛扯完自己得獲自由的這一天又是內心由衷的充滿感激、就看到小鳥兒飛到老杆子的手心裡面一停、跳起了感激之舞。

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
咯咯咯咯咯咯咯咯咯。

よく見ると、尻尾には新しい羽根が生えています。
這歌聲就確實是像擁有魔力一般、讓人感覺重新又活過來了一樣、能讓死人重獲光明、而這邊小鳥兒光禿禿的屁股也因這歌聲的緣故、以肉眼可見的速度跟你一根根長起來了。

♪ピンピンピヨドリ、ゴヨウノオタカラ、ピーピヨサー。
咯咯咯咯咯咯咯咯咯。

その後、おじいさんとおばあさんはヒヨドリを実の子どもの様に可愛がり、殿さまからもらったほうびで幸せに暮しました。
後面就講賣藥的老幹子開創出了新配方、現在材料的成分裡面無需鳥毛就可以達到比之前還好的效果、小鳥兒現在就天天站到老杆子肩膀上面的、喊它甚麼時候停就停、喊開始就開始、現在老杆子是每天有藥吃、又有之前從藩王那裡賞賜的用不完的錢、這日子一天天是舒服了個卵脬翻天、安度晚年了。

おしまい
结束

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