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第 192話
(日本民間故事 192)
牛若丸

牛若丸
牛若丸

日本語 ・日本語&中国語

いまから、およそ八百年ほどまえのお話です。
這是條從現在開始算已經差不多距今八百年的往事了。

京都のはずれの山の中に、はげしいふぶきの中をいそぐ母と子のすがたがありました。
京都的一座偏山之中、這裡現在正是飛到大雪、而再仔細看、風雪之中是艱難向前的媽帶兒的身影。

おさない子ども二人と、そして母のむねには、一人の乳飲み子がだかれておりました。
準確來講是四條人、除了手牽手跟到媽的兩條幼子以外、媽懷裡面的被褥還抱到一條更小的護到自己心口前呋到自己的咪。

そのころ、さむらいたちの二大勢力、源氏と平氏は、各地ではげしくたたかい、源氏の総大将、源義朝(みなもとのよしとも)は、ついに平氏の手によってたおされてしまいました。
現在正逢戰亂、源平兩家各為爭條正統天天死人架打到的、不久前源氏統軍的一把手洗澡時還著人從身後是一刀捅死的、作這事的人正是平家。

義朝のつま、ときわは、まだおさない今若、乙若、そして牛若の三人の子をつれ、なんとか平氏の手のとどかないところへにげようとしたのです。
死了男人、現在跑路的人就是原來源氏一把手的堂客、而自己身邊的三個小兒、也是為了逃避平家追殺才選擇一起。

でも、とうとう平氏の武士たちに発見されて、平清盛(たいらのきよもり)の前につれだされたのでした。
但追兵終還是來了、人被一俘、這就過押到平家一把手的平清盛面前了。

清盛は、おさない子が源氏の大将義朝の子であることを知ると、すぐに首をはねるようにと命じました。
斬草要除根、曉得這幾個小傢伙都是源義朝的崽子、馬上就下了令要取他們腦鬠了。

ところが、
「わたしの命はいりませぬ。そのかわり、どうかこの子たちの命だけはお助けくださいませ」
看到自己三個小兒現在都要斷頭、媽一下急了、就到那裡作死的求、講要斷就斷自己的、用自己幫這幾個小傢伙替了。

という、ときわのひっしのたのみに、心をうごかされた清盛は、子どもたちの命を助けることにしました。
女人持續的軟磨硬泡讓清盛軟了心、改了口、就㫘講要再下這幾個小卵日的腦鬠了。

そのかわり、七さいの今若、五さいの乙若はすぐに寺へ、そして牛若も、七さいになったらかならず寺ヘ入れるよう、母のときわにやくそくさせたのでした。
而為保幾個小傢伙日後安康、媽也答應了清盛幫幾個小兒全送廟裡面去、三個兒這就兩個已經入了廟、最後一條媽於心不忍還是想留久一點到身邊、清盛則是過了人個七歲之限。

年月はまたたくまにすぎ、やがて清盛とのやくそくをはたさねばならないときがきました。
已經走了今若乙若、現在只剩到牛若、而一年年時間過去、距離這七歲之期是也近了。

「牛若、そなたはもう七さい。寺に入って、りっぱなお坊さまにならなければなりませぬ」
「お母さま!」
到了約束之日、媽只能跟牛若道別了、交待別個進廟裡面之後當條好和尚。
而小傢伙才七歲、曉得媽要離開自己是一直到叫叫叫。


こうして、七さいになったばかりの牛若は、やさしい母にわかれをつげなければならなかったのです。
但你叫也㫘用的、就這麼到、到了七歲的牛若終是跟媽分別了。

「さびしいときは、お父さまが大切にしていた、このよこぶえをふきなさい」
媽到臨走之前還喊牛若幫根簫佩到、講這是你老頭遺物。

牛若丸があずけられた寺は、くらまの山の中、うっそうとしげる木立の中にある、くらま寺でした。
鞍馬山裡面的廟這日後就成為了牛若丸的新屋、這山上是一片片的林子好多。

牛若丸のきびしい修行生活がはじまりました。
也是自幼時起、牛若丸便到鞍馬山開始了自己的玩鬧生活。

あるとき、牛若丸が一人で勉強していますと、どこからか、牛若丸をよぶ声がします。
一天天的到這山中上躥下跳、有天山中突然一條聲音對到牛若丸是喊起來了。

「わかさま、わかさま」
「わたしをよぶのは、だれじゃ?」
開口便是已經稱眼前小卵日為主公了。
牛若丸就問這傢伙逽自己有事啊?


牛若丸がキョロキョロとあたりを見まわすと、見知らぬぼうずがすわっていました。
一眼看過去想認看下別個到底是哪個、但這眼前的批兒確實是自己一點印象都㫘得啦。

「わかさま、お目にかかれてうれしゅうございます。わたしは鎌田正近(かまたまさちか)と申す旅の僧。わかさま、よくお聞きくださいませ。あなたさまは、平氏にほろぼされた源氏の総大将、源義朝公(みなもとのよしともこう)のお子さまですぞ!」
人報出了自己的名、鎌田正近、講自己之前是到將軍手底下作事的人、你是他兒、我現在逽你來了、源義經才是你原本該有的名。

「えっ、わたしがっ!」
牛若丸被告知了自己是這麼個身份也是一下懵逼、無法相信。

「そうです、わたしも義朝公におつかえした身、義朝公は清盛の手によってころされたのです。あなたさまは、父ぎみのかたきをうち、おごる平家をこらしめなければなりません。そして、源氏一門をたてなおさなければなりませんぞ!」
鎌田正近這時又是一陣猛言、講甚麼要人繼承自己老頭前將軍遺志幫平家一族全討了、為父雪仇、一些。

なにもかも、はじめて聞く話でした。
牛若丸腦鬠是短路了有那麼個一陣、想清白了。

牛若丸は、山の中へ走りこんで、一人でなみだを流しました。
這過一下幫自己的爹死了以及自己媽為甚麼現在會到平清盛身邊作妾這事全想通了。
一個人甩開了鎌田正近就到山裡面跑啊跑的一直哭。


それは、おさない牛若丸がせおいこむには、あまりにも重い運命でした。
就是突然出來條這麼個傢伙為之後的源義經的出現以及平家的覆滅埋下了伏筆。

そんな牛若丸を見ている、一人のテング(→詳細)がいました。
而這條時候林子的一顆樹上正有一條天狗到看這下面小卵日的味、小卵日哭他反而還笑。

そのテングは、ヒラリと高い木からとびおりると、牛若丸のそばに立ちました。
像是突然來了興致、天狗從樹上一躍、到牛若丸面前幫人路過短了。

「立て、小僧! 男の子がいつまでないておる。さあ、わしについてこい」
小卵日!你是到哭你媽啊?跟你爹我幫臉笑了!人牛若丸就被天狗這麼一提、帶走了。

いうが早いか、テングはあっというまにすがたをけしてしまいました。
走幾踋又是放開了牛若讓他自己跟、但天狗走路的樣子完全就不像有到等、直接跟你開火車一樣的瞬間影都看不到了。

「あれ、どこいっちまったんだろう?」
你人啦!!!

見ると、そばの木に太刀(たち)がたてかけてあります。
牛若當下被這麼日弄火氣是來的好大、剛好不曉得為甚麼旁邊的樹上就掛得有把刀啦。

「よし、テングのやつ、これでとっちめてやる」
太刀を持って木立の中をすすむ牛若丸の頭を、コツンとだれかがたたきました。
牛若丸幫刀一取、就準備用這傢伙去奪天狗狗命了。
但天狗就好像是等到牛若取刀一樣、牛若不曉得甚麼時候背後來了人幫自己後腦鬠來上了一砣子。


「いたい。だれだ!」
轉頭一看又你媽不見了、這就開始了無能狂怒。

頭をかかえてふりむくと、またも、コツン。
また、コツン。
腦鬠一轉過去就又是被後面不曉得怎麼來的條傢伙又幫自己搞一下、這事反復七八躺、牛若連是哪個搞的自己都不曉得。

「わっはっはっは。小憎、それでは太刀があってもなんにもなりはせんぞ。それそれ、ぐずぐずしておると、またやられるぞ」
小卵日!要爹怎麼教你握刀吧?你這樣子分分鐘就是滿頭包哦、注意看、我又要來了!

牛若丸は、あわてて太刀をひろい、こんどはしっかり目をすえて、身がまえました。
牛若丸聽別個放話又要搞自己來了、刀一抽、幫自己的劍圍守到的。

なにやらみょうなかげが、あっちへこっちへとびかいます。
牛若丸終於注意到了、那就是要搞自己的人是長甚麼樣子的、就看到一條黑影到自己周圍四處竄動。

よく見ると、たくさんのカラステングが、グルッと牛若丸のまわりをとりかこんでいました。
等到別個動作慢了下來後、牛若丸懵逼了、這些個傢伙不是一條、是一群啊!就看到有一群天狗現在是圍到自己轉。

「な、なにものっ!」
甚麼卵!

テングたちは、牛若丸におそいかかります。
牛若丸慌亂的同時、趁到這條時機、所有天狗是都上了。

負けてはならじと、太刀をふりまわす牛若丸。
而牛若丸雖是已經亂了陣腳、但還是鼓起勇氣提到太刀對到周圍的天狗們狂舞。

でも、あちらこちら、めったやたらなぐられてしまいました。
但結果就是一條天狗㫘砍到、自己反倒錘了一頭的包。

これではならじと牛若丸は、昼なお暗いくらまの山中で、もくもくと剣の修行にはげんだのです。
為報此仇、牛若丸天天過不睡覺的到山上舞起了刀槍。

「それっ! 右だ! 左だ! 走れ! とべ! まわれ!」
テングのしどうで、牛若丸の剣のうではみるみるじょうたつしました。
期間天狗也是繼續不時過來騷擾、還要跟他講你怎麼戳自己要戳那裡才對。
長此以往的反復、牛若丸對劍術是越來越熟練了。


それから何日かすぎた、ある月のかがやくばん。
「きえ~っ!」
するどく切りこんできた、カラステングの太刀を、牛若丸は、ハッと打ちとめると、かえす刀ではげしくテングに打ちこんだのです。
幾日後、滿月夜。
牛若丸又是挑戰上了天狗、現在的自己已經是能上的起別個手有點招架之力了、熟絡了天狗的劍痕、面對這即來的一刀、牛若丸不閃不避、反倒朝到刀口猛然的抨擊、這一下是讓天狗幫自己捅了。


「やった! やった! とうとうテングをたおしたぞ!」
終於你媽的贏了一次、牛若丸幫逼了這麼久的氣一次性是全解了、人是好開心。

牛若丸の剣のうでは、とうとうテングをたおすまでになりました。
隨到時間過去、是天狗漸漸發現自己不如這小卵日了。

その日いらい、もう牛若丸にかなうテングは一人もいなくなりました。
也是自此之後、天狗再㫘贏過牛若一次。

そんなある日、テングが牛若丸にこういうのです。
突然再就有天、天狗走人牛若丸面前。

「わかさま、わたしどもがお教えすることは、もうなにもありません。このうえは、りっぱなおさむらいになられますよう」
講你現在繼續留到山裡面也㫘得意義了、我們能幫你的都幫了、現在也是幫不到了、下山去吧、你還有其他要作的事。

そのテングたちも、源氏のことを思う義朝の家臣だったのでしょう。
這群個天狗是真的有你媽一群、而不是一條會了分身術、會跑過來跟人小卵日天天玩這些、興許就是義朝以前手底下的殘兵敗將也講不好。

くらま山で剣をならった牛若丸は、十五の年に、くらま寺からそっとすがたをけしたということです。
牛若丸十五歲那年就從鞍馬山上靜靜的消失了。

さて、ところかわってこちらは京都。
再次出現他的身影地點已經是換到了京都。

そのころ都では、夜な夜な、怪僧弁慶(かいそうべんけい)なる者がすがたをあらわし、通行人の刀をうばっては、これを一千本集める祈願(きがん)をたてているといううわさで、おそれられていました。
這城裡面怪人是你媽好多、就比如講一條大半夜喜歡到處到外面遊蕩、看到路上有人佩刀就要跟他單挑的喊弁慶的一條傢伙、輸了就要喊人交刀、現在這傢伙的刀已經有九百九十九把了、他的願望就是收集你媽的一千吧、今天就是他的達願之夜。

そして今夜が、その一千本めの日でありました。
ここは、五条大橋。
這就講今天的五條大橋、弁慶又過來獵刀了。

どこからともなく聞こえてくる、すんだふえの音。
上橋瞬間、不曉得這大半夜是那個站橋上吹笛。

ふえをふいているのは、あの牛若丸でした。
這另一個吹笛的怪人自然就是牛若。

「なんじゃ、子どもか。子どもに用はないわい」
弁慶是過來獵刀來的、看到是一條小卵日對人失去了興致、只是喊人不要擋自己路、後果自負。

と、いった弁慶でしたが、牛若丸のこしにさした太刀を見たとたん、
講完你媽批發現不對了、這傢伙腰上不就正把一柄刀別到的啊?

「うむ、みごとな太刀じゃあ。この太刀なら、一千本めにふさわしい」
主要是這把刀還好啦、弁慶現在就決定以這把刀為句點完成自己的千刀狩之願了。

と、なぎなたを高くかかげ、牛若丸の前に立ちはだかりました。
人走到牛若邊上、幫人肩膀就是一拍、牛若人小小一個、但是弁慶長的是比牛還要壯。

「やいやい、その太刀、おいていけ!」
爹不想弄你人、看你只是條小兒、直接幫刀跟老子交了、這事就算了!懂?

ところが牛若丸は、弁慶のそばをスルリと通りぬけていきます。
而牛若這邊是一點面子都不跟弁慶過、看都不看別個一眼、直接從他身邊過路了。

「ぬぬ、よし、わしのなぎなたを受けてみよ、それ!」
跟老子停啊!爹準你走了啦!看爹現在就幫你弄了看你還裝不裝!

弁慶は、なぎなたをふりまわしますが、牛若丸は、ヒラリヒラリとかわしてしまいます。
弁慶直接就是薙刀一舞取牛若狗頭來了、但人牛若個子小他靈活、兩下幫你所有攻擊全部閃完了。

ここと思えばあちら、あちらと思えばそちら。
牛若始終是刀未曾出鞘、就到那裡一直跟弁慶玩跳繩、弁慶拿到繩子瞎雞巴舞、牛若也就跟你瞎雞巴跳。

牛若丸は、ヒョイととびあがりながら、手に持ったおうぎを投げました。
看到人弁慶力疲了、舞不起了大刀、牛若閃身一躍至對方面門、手中的一把紙扇投過去了。

おうぎは弁慶のひたいにあたり、弁慶はひっくりかえってしまったのです。
這一下正中眉心、就這麼小小的紙扇、牛那麼大的弁慶被一擊放翻了。

「ま、まいりました!」
屌屌屌屌!高人啊!

さしもの弁慶も、ガックリひざをついてあやまりました。
弁慶滾倒在地後連忙爬起、馬上是收了大刀、對到牛若就是那麼叩首一拜。

弁慶は、このときから牛若丸の家来となって、いつまでも牛若丸につかえました。
後面這人就成為了牛若丸的頭號跟班了、一直到死都跟自己老闆是用命護到的。

牛若丸は、のちに源九郎義経(げんくろうよしつね)となのって、兄の頼朝(よりとも)と力をあわせ、ついには壇ノ浦の戦いで、平氏をたおすことができたのです。
再次看到牛若的身影也過是源平合戰的尾終了、人大了後牛若這個兒時的幼名也是不常被人喚起了、壇浦之役、隨到九郎判官源義経的軍勢與兄長賴朝合流、平家終也是慢慢走入歷史了。

おしまい
结束

ささずんと昔話講座 第10話【牛若丸と弁慶】

読者の「NS.MOOOON」さんの投稿作品。

知っているようで知らない日本昔話を、ゆっくりの解説でずんちゃんとささらちゃんが学んでいく動画です。

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