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福娘童話集 > 日本民間故事 > 211-240

第 240話
(日本民間故事 240)
におうか?

におうか?
閒得慌

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、あるお寺に仁王門(におうもん)があり、その中に大きな仁王さまが立っていました。
到好久以前有座廟、廟裡面有尊好大的不動明王。

仁王さまとは、悪者が入ってくるのを防ぐ門番です。
明王就是四大天王裡面的一尊、這傢伙一般不是被供到寺裡面就是貼到平常老百姓的木門上面守門用的。

門番の仁王さまは昼も夜も一日中、仁王門の中で立ち続けているので、退屈で退屈で仕方がありません。
後面就講這建到廟裡面的明王被和尚開光有了靈、真能嚇走賊頭起到震懾作用了、但就每天不動跟你到這裡守到屋也無聊不是?

ある晩、仁王さまはこんな事を考えました。
這人一㫘事作就容易胡思亂想、有天明王就想了。

「朝から晩まで立ちっぱなしでは、面白くない。昼間はともかく夜は誰も来ないから、ちょっとぐらいなら寺の周りを散歩してもいいだろう」
天天站站你媽啊!老子都要癲了、趁到晚上大都睡覺去的時候老子跑出去溜達算了。

そして仁王さまは仁王門から出ると、お寺の周りを散歩したのです。
夜、明王聽到外面草皮蟋蟀開始叫起來了、也是講偷偷摸摸的出了門。

「おおっ。こりゃ、ええ気持ちだ」
爽!終於不要你媽批天天被關到那條籠子裡面了!

それから仁王さまは毎晩出歩くようになり、やがてお寺の周りだけでは物足りず、だんだん遠くの方まで出かけるようになりました。
後面就講明王天天大半夜出來還㫘人發現啦、這日後開始膽子也就逐漸開始大了起來、不滿足就到廟門口附近轉兩圈巡下子邏了、跟準備跟你媽幫這條山下了、天亮再回來。

そんなある晩の事、仁王さまは一軒だけ灯りがともっている家にやって来ました。
有天還真有膽子敢幫下山了、剛好就山踋邊邊一條屋裡燈亮到的。

「真夜中だというのに、何をしているのだ?」
這麼晩了還幫燈點到是要搞甚麼哦?

仁王さまが窓障子(まどしょうじ)の破れ穴から中をのぞいて見ると、おばあさんが糸車をくるくると回していました。
明王這就靠近對到別個通眼的紙窗戶步啊步、看到了、原來是一條老婆子到打絲線。

「ふむ、何やら回しておるが、あれは、何じゃろうか?」
但明王不曉得婆子這是到搞條甚麼卵、他就不曉得世界上還有打絲線這條東西。

仁王さまが不思議そうにながめていると、おばあさんは糸車を回しながらお尻をひょいと持ち上げて、
ブーーッ!
就看到婆子對到一條打線機上下其手啦、最後屁股坐麻了還移了下子、而同時也是一條響屁一崩。

と、大きなおならをしました。
「げほっ、げほっ、何だこれは」
這又是甚麼卵?
明王這就又懵逼了、畢竟別個甚麼都不不懂嘛、這還是他頭一遭下山。


そのあまりの臭さに仁王さまが鼻をつまみながら咳き込むと、その声に気づいたおばあさんは村人が来たのだと思って家の外に言いました。
估計是這婆子今天紅薯吃多了去、這聲臭屁是幫明王人都要燻嘔了去、一下慘叫起來了、房裡面的婆子聽到了動靜、還講是這大夜班有哪個同村來逽自己了啊?

「匂(にお)うか?」
外頭是哪裡哦?被我放屁臭到了啊?我聽你到咳啊?

(なに!? 見つかったか!? これはまずい!)
夾卵!稀爛!快你媽跑路啊!

仁王さまは『匂うか?』を『仁王か?』と言ったのだと勘違いをして、あわてて仁王門に逃げ帰りました。
明王這鼻子靈耳朵也好、一下聽到別個講臭、還以為就是點名道姓的到講自己、(匂う=におう=仁王)、馬上能有好快跑的好快的幫廟回了莫露餡了去。

そして夜になっても、二度と仁王門から出なかったそうです。
自從出現過被抓包這次、以後明王這就都老實了、晚上再也不敢偷偷出去浪了。

おしまい
结束

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