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福娘童話集 > 日本民間故事 > 241-270

第 249話
(日本民間故事 249)
砥石と金の塊

砥石(といし)と金の塊
石兮金所倚

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村に、少し頭の弱い息子がいました。
到好久以前就有一條村的農民生了個喜憨兒、他這條兒腦鬠就不怎麼轉的過來彎。

息子の家は砥石屋で、包丁などの刃物を研ぐための砥石を山から切り出して、それを売っていました。
屋裡人是專門賣磨刀石這行來賺錢、反正就是從山上看到合適的嵒頭後在幫切落來加工咯。

しかし息子は家の手伝いもせずに、毎日ぶらぶらと遊んでばかりいるのです。
但因為這屋他兒是喜憨兒、喊他過去幫忙他也不曉得幫忙是什麼的、大人作事他反正就光看到、其餘時間就都到玩。

ある日の事、金が取れる金山から、親方が砥石を買いに来ました。
突就有天這條喜憨兒是一下腦鬠開竅了還是甚麼、別個礦山老闆來自己屋店子裡面採購磨刀石。

そして息子がぶらぶら遊んでいるのを見て、こう言ったのです。
兒看到後講老闆帶我到你山上去挖煤去好吧?

「何もする事がないのなら、おれの金山へ働きに来ないか?」
反正我到屋裡也閒的荒。

それを聞いた両親は大喜びで、息子を親方の金山へ行かせました。
屋裡兩老傢伙看自己屋兒對挖煤這事看起來是有興趣啊、終於是肯作事不到屋裡啃老了、是笑了個卵脬翻天。

息子は親方の後をついて金山で使う砥石を背負って行ったのですが、荷物など背負った事がないのですぐにくたびれてしまい、途中の峠で勝手に休んでしまいました。
爸媽這就講了、那兒你就背到貨跟人老闆屁股後面過去看下子工作環境啦、這趟貨我們就讓你送啦、一條背簍兒背上一掛、磨刀石裡面一裝、跟到老闆上礦山了、但因為長期到屋裡閒久了、又從來㫘作過事、莫講這以後要跟人老闆挖煤了、現在是背到條背簍連走兩踋路都喘。

すると向こうから、ニワトリ泥棒が盗んだニワトリを袋に入れてやって来ました。
剛好這就對面來了條賊頭、看這批兒這麼喘、背上扛的是你媽甚麼貨哦?賊頭起了貪念。

「やあ、重そうに何をかついでいるんだ?」
唉?弟兄、要幫忙吧!我看你這是駝了條甚麼傢伙這麼吃虧啊?

「ああ、砥石だよ」
一背簍磨刀石!

「砥石か。・・・どうじゃ、卵をよく生むニワトリと、砥石を取り替えないか?」
你這是要扛甚麼地方賣去啊!?我這有條雞、下蛋好厲害的、你若是背不起了我們兩就過換了上算啊?

ニワトリ泥棒は、いつニワトリの持ち主が追いかけて来るかわからないので、早くニワトリを別の物に交換したかったのです。
這賊頭手上確實是有一條雞、這雞還是熱的、就到一刻鐘之前剛從別個農民雞舎裡面掏來的、現在別個人還到自己屁股後面追自己勒、賊頭想現在就過脫手算了、禍水東引。

(ニワトリは、砥石よりも軽いな)
そう思った息子は、ニワトリと砥石を喜んで取り替えました。
而喜憨兒這邊是怎麼想的啦?他想雞你媽輕些、這磨刀石重了個卵脬翻天、自己根本就搬不起、換起別個好心人上算、到時就幫這條雞跟人礦山老闆當貨交了上算。

息子はニワトリの入った袋をかついで歩き出しましたが、また次の峠で一休みです。
喜憨兒現在就過手上一條雞提到的、但是走兩踋人又不行了、繼續坐落來一歇。

すると向こうから、今度は牛泥棒が盗んだ牛を引いて来ました。
這次又過被條新的賊頭盯上了、別個這賊頭手上還套的有一頭牛、也是趁熱的。

「やあ、お前は何をかついでいるんだ?」
兄弟!我這牛要不?你麻袋裡面是甚麼、跟我換下子啊?

「ああ、ニワトリだ」
雞!

「ニワトリか。・・・どうじゃ、この牛とニワトリを交換しないか? 牛の方が大きくて得だぞ」
雞啊?那兄弟你就有福了啊、我老母親今天到屋裡害了病、我幫這頭牛換起你、你幫你手上的雞跟我過、讓我回去燉碗雞湯跟我老人家盡個孝搞的好不?

牛泥棒も、いつ牛の持ち主が追いかけてくるか分からないので、早く牛を別の物に交換したかったのです。
牛換雞這賊頭也不是奤卵、這虧本生意換你媽啊、但是這牛還是熱的啊、到時別個牛主人不見不要逽啊?自己進了你媽籠子才是真虧了、現在自己幫雞換了不是兩踋跑的飛快?至於這批兒就讓他慢慢牽到條牛等死就對了。

(牛なら、かつがなくても自分で歩いてくれるな)
そう思った息子は、牛とニワトリを喜んで牛を取り替えました。
喜憨兒他這時的腦迴路是怎麼想的啦?他認為牛重、但是他牛自己可以走啊、這雞輕但是還是要自己提到走、而牛又比雞值錢、這生意作的不虧。

息子は牛を連れて歩き出しましたが、また次の峠で一休みです。
喜憨兒還是喜憨兒、他怎麼就想不到這牛就是車啦?自己還你媽可以騎到走、連路都不要走了、所以是㫘走幾踋路人又是累了一歇。

すると向こうから、今度は金泥棒が盗んだ金の固まりを袋に入れてやって来ました。
小老弟!你這頭牛我看是相當可以啊?這坨金子你看大不大?換你這頭牛搞不搞的好哦?

「やあ、立派な牛を連れているな。どうだい、この金の固まりと牛を交換しないか?」
這你媽就是條賊頭山、一山連碰你媽三條賊頭、這條賊頭也是摸到了塊燙手山芋、想幫別個脫手快點變了現去。

金泥棒は、金山の者がいつ金を取り返しに来るかわからないので、早く金を別の物に交換したかったのです。
現在這人講不好都還到自己屁股後面追勒、這金子到時就是人贓俱獲、自己被人送官籠子裡面一關、五十大板一打、皮都要脫一層、這不你媽癲了啊?

(牛は、なかなか言う事をきかないし、連れて歩くのも大変だからな)
又看有人要換自己牛、兒他是這麼想的、自己這牛牽了快一路、但自己想往東、它一下又往西、自己想動它又停、拉都拉不動、乾脆幫這牛換成了金子上算。

そう思った息子は、金の固まりと牛を喜んで取り替えました。
這就金子跑了分、套牛變了現、大家都是笑了個卵脬翻天、但就㫘想到這是黑錢洗黑錢啊。

こうして息子は、ようやく親方の小屋へとたどり着きました。
一下、喜憨兒也是磨刀石送貨上門了。

そして親方に包みを渡したら、買ったはずの砥石が金の固まりになっていたので親方はびっくりです。
直接就是一坨金子跟人礦老闆一交、人驚了。

「どうして、砥石が金の固まりに?」
講我要的磨刀石啦?你跟我過一坨金子是甚麼意思哦?

そこで息子が今までの出来事を話すと、親方はとても喜んで息子をほめました。
就聽兒講了、自己到山上碰了條三條人、我用石換雞、雞換牛、牛變金啊。

「いや、お前はうわさとは違い、なかなかの利口者じゃ」
甚麼!?神仙神仙啊!你是怎麼日弄他們幫這條奤卵虧本生意作下去的哦?我看你是相當有本事啊!

「えへへ」
兒這就獃笑到的。

息子は親方にほめられた事かうれしくて、金山で五年間もまじめに働いたのです。
被礦老闆這麼一誇、喜憨兒就過直接不走了、留到別個礦山裡面跟人挖了五年的煤、每天都是挖到幫人黑完了。

さて、これでお話が終われば良い話で終わるのですが、このお話にはまだ続きがあります。
那就現在從這裡故事正式開始啦。

五年が過ぎて息子が家へ帰る事になったので、親方は給金(きゅうきん)として息子に金の固まりを渡しました。
這天是喜憨兒到蟹老板這裡工作的第五條年頭、人就跟海綿寶寶講、要不你先回去看下子屋裡人啊?我幫你這五年落來的工資跟你過結下子、這就是當初的那坨大金子人喜憨兒面前一放。

しかし息子は、その金の固まりが重たいのが気に入りません。
但喜憨兒一看到人就不好了、他想到的是這老闆要自己回去、那自己回去的時候又要帶到這坨大金子、他曉得這金子重了個卵脬翻天、幫這傢伙扛回屋自己他媽好提啊?

そこで初めの峠で牛をひいた百姓(ひゃくしょう)に出会ったので、息子が言いました。
直接講結果就是人跟老闆講了句拜拜、喜憨兒鼓起吃奶的勁幫這些個金子一提、不出個百步人就不行了、剛好看到條要去放牛的老農。

「あの、もし。この金の固まりと、その牛とを取り替えてはくれないか?」
我日!這砣金子你媽好重哦!老人家、跟我用你屋牛幫這塊換了啊?

金の固まりは牛よりも高価なので、百姓は大喜びで金の固まりと牛を取り替えました。
農民想半天、硬是㫘想出來這是條甚麼新型詐騙手段、再三確認過眼色、確定了眼前這傢伙就是一條喜憨兒、笑了個卵脬翻天的幫自己的老夥計賣起別個了。

次の峠にかかると、息子はニワトリを売って歩く商人に出会いました。
這就講這牛換了新主人後這一路上就不怎麼依、喜憨兒是用索子難牽了卵脬翻天、人是一卵脬的火、要走不走、剛好碰到一條抱到雞準備去街上趕集的路人。

息子は牛を連れて歩くのにあきていたので、ニワトリ商人に言いました。
就聽到喜憨兒這就又開口了。

「あの、もし。この牛とニワトリを取り替えてはくれないか?」
講你這雞跟我的牛換了這搞不搞的好哦?

牛はニワトリよりも高価なので、ニワトリ商人は喜んで牛とニワトリを取り替えました。
人也是一下懵了逼、想不通為甚麼、但無奈抵不過牛的誘惑、管卵!鋌而走險、換了就換了、出了甚麼問題到時候在講、反正也就一條雞!

次の峠では、息子は自分の家から砥石を買った男に出会いました。
最後就講快到了屋、剛好碰了條正從自己屋買完磨刀石走過來的客人。

息子は久しぶりに自分の家の砥石を見てうれしく思い、砥石を買った男に言いました。
兒一眼就認出了這就是自己屋裡的貨、對到客人打了個招呼。

「あの、もし。このニワトリと砥石を取り替えてはくれないか?
講好久㫘看到這熟悉的東西啦、我這一下好懷戀哦!五年了啊、來、客人、我幫手裡面這條雞跟你過、你用這磨刀石跟我換搞的好吧?

ニワトリの方が砥石よりも高価だったので、男は喜んでニワトリと砥石を取り替えてくれました。
這他媽肯定搞的好、畢竟一條雞啦、人笑了個卵脬翻天幫磨刀石往人手上一交、自己是提走了雞。

こうして息子は自分の家の砥石をかついで、やっと家に帰ってきたのです。
最後是五條年頭過去、當時是兒提到磨刀石出得門、現在又是帶到磨刀石回的屋。

息子は自分の無事を喜ぶ父親に、親方から預かった手紙を渡しました。
娘老頭一看兒回來了是激動的眼睛水狂流、講他這幾到外面學到些甚麼啊?過的好不好啊?兒直接就是幫張條子幫自己老頭手上一交。

父親が読んで見ると、そこには五年間働いた給金として、金の固まりを持たせたと書いてあるのです。
上面寫到的正是他這五年來的工資單、上面還是一坨金子寫到的啦!

「金の固まりだと! 息子よ、でかした!」
兒啊!你到外面發財了啊!有前途啊!

父親は大喜びで、息子が持っていた袋を開けてみました。
老頭這就激動的幫自己兒行李袋一開。

すると中には、自分の家の砥石が入っているではありませんか。
然後這你媽不就是當初兒出去時的那一些磨刀石啊?

「これは、どうした事じゃ? これは、家の砥石ではないか。おい、親方にもらった金の固まりはどうした?」
娘老頭這過一下懵逼了、問、金子啦?

父親が聞くと、息子は得意顔でこう言いました。
就聽到兒一番論述、好得意的開始講、以為這次娘老頭也得和五年前礦老闆一樣瘋狂的開始誇自己。

「金山へ行く時、次々と荷物を取り替えて親方にほめられた。
だから帰りも、次々取り替えてきたんだ。
どうだい、ほめてくれるかい?」
這就金換牛、牛變雞、雞成石、好啦、聽到娘老頭臉是徹底黑完了!

息子が父親に怒られたのは、言うまでもありません。
我日你個好傢伙的喜憨兒啊!我怎麼就生出你這麼個啟智的傢伙哦!就看到娘老頭到那裡一直嘆嘆嘆。

おしまい
结束

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