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福娘童話集 > 日本民間故事 > 241-270

第 258話
(日本民間故事 258)
百足の大きなわらぞうり

百足の大きなわらぞうり
請天兵

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある静かな村の近くに、悪人たちが住み着くようになりました。
到好久以前靠近到一個小山村的林子裡面就是一條土匪窩、這地方還蠻偏的。

悪人たちは村にやって来ては暴れ出し、お金を取ったり女の人をさらったりしたのです。
這群土匪也是講時不時去村裡面收幾個軍費、幫你屋唯一的幾頭豬一牽、幾塊臘肉一取、若是堂客長得乖的話也就順便幫你綁上山了。

そんな事が何年も続いたので、村人たちは庄屋さんの家に集まると相談を始めました。
一到年尾過年這土匪就都來了、跟你直接是喜事變成喪事、全村人看今年子這屋裡豬又是養到差不多、按講這土匪也快了、都是一起聚集到里長屋裡商量要策來了。

「こうなれば、代官さまに訴えよう!」
一起湊幾個錢喊官兵過來跟他們搞啊?

「しかし、あいつらは代官に訴えると、村を焼き払うと言っているぞ」
你這點錢最多讓他們先跟你派兩個人過來看下子情況、根本就不得直接派大部隊過來、等別個上面真的來人了那也是土匪曉得我們去告官幫我們一條村屠完之後的事了。

「それなら、村人みんなで戦おう!」
那直接跟他們打啦?我們人多他們人少、打起來不可能那麼吃虧吧?

「戦うと言っても、あいつらは武器を持っている。下手をすれば、村人がほろびるぞ」
朝廷就怕我們造反幫我們農民刀槍劍炮都跟你管制完了、別個就跟你光留把鋤頭挖地用、而這些個武器土匪全有、何必拿命跟別個拼啦?

話し合いは、何日も何日も続きました。
這條話題一直持續了幾天幾夜。

そんなある日、一人の老人が言いました。
越討論就過越發現事情是越陷入了焦灼的局面、直到此時一條老杆子開了頭。

「みんなで、大きなわらぞうりをたくさん作ろう。そして村に悪人退治の男たちがやって来たと、うわさを流すんじゃ」
我聽講這土匪都㫘讀過書一個個腦鬠都不好、除非是那些本來當官半路改當土匪的腦鬠才聰明一些、我們大家這就都快點編一些好長好長的草鞋子、你們就跟屋裡小卵日講這大大大的巨人要來我們村剿匪了、喊他們天天唱到這嘴巴裡面、懂?

「なるほど、それは名案だ」
這土匪違有這麼蠢?

村人たちはさっそくわらを持ち寄って、大きなわらぞうりを百足作りました。
也不能太低估了敵人的智商、這草鞋也不能作的比臉盆還要大、稍微大點編個一百雙讓別個土匪曉得有大部隊要來緊張一下也差不多了。

そしてそのわらぞうりをわざと見えるところに置いて、こんなうわさを流したのです。
一百雙鞋子全部湊齊、故意放到個顯眼的地方、這就全村謠言開始造起來了。

『村では悪人退治をするために、都から百人の力自慢を呼び寄せた。準備が整い次第、百人の力自慢が悪人退治を始める』
大致是講城裡面已經來了一百條猛男要到這裡比賽哪個剿的匪最多、憑耳朵論功績、第一名有重賞、過幾天就要上山開殺了、要我們先幫他們準備鞋子。

そのうわさを聞いた悪人たちが村へ行くと、あちこちの家に大きなわらぞうりが置いてあります。
這風聲被林子裡面的土匪一聽到還真下到村子附近打探來了、真就幫一百雙猛男的草鞋看到了。

「うわさは本当だ! 百人の力自慢はすでに村へ来ていて、村人たちの家に泊まっているに違いない」
這你媽是真的啊!搶了這麼多年這一村終於是敢要反抗了啊、還喊來的是你媽的精英部隊、老方案、繼續換個地方當據點哦!

そう思った悪人たちは退治されては大変だと、あわてて遠くへ逃げて行ったという事です。
這地方看起來暫時是不行了、只能搬到個更偏僻的地方去搶那些更無力的人咯。

おしまい
结束

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