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3年生のイソップ童話(どうわ)
クジャクとカラス
鳥たちが、王さまをえらぶために相談(そうだんを)していました。
クジャクが、
「わたしは美(うつく)しいから、王さまになるのが、とうぜんでしょう」
と、いいました。
鳥たちは、なるほどそうだなと思って、クジャクを王さまにしようとしました。
そのとき、カラスがさけびました。
「ちょっと待(ま)った! クジャクくん、あんたが王さまになったときに、ワシがおそいかかってきたら、あんたはどうやって、わたしたちをまもってくれるのかね」
「・・・。わたしは、美(うつく)しいから」
「あんたの美(うつく)しい羽が、ワシを追(お)いかえしてくれるのか」
「・・・」
リーダーになる人は、みかけの美(うつく)しさよりも、みんなをしっかりとまもってくれる人がよいと、この話はおしえています。
おしまい
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