1ねんせいのイソップどうわ
こジカと ははジカ
※小学生童話の文章とは、異なる点があります。
シカの こどもに、 ははおやが いいました。
「おまえは うまれつき つのを もっているし、 からだの おおきさも、 ほかのどうぶつより おおきいのです。 なのに、 どうして おまえは イヌがくると にげだすのですか。 イヌがきても まけることは ないのだから、 じっと、 かまえていなさい」
そういって いるうちに、 とおくから イヌの はしってくるおとが きこえました。
いま こどもに じっと していろと、 おしえたばかりの ははジカのほうが、 まっさきに にげだしました。
ひとに おしえるのは かんたんですが、 じぶんで やるのは とても むずかしいものです。
おしまい
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