|
|
1ねんせいのイソップどうわ
ライオンに おんがえしを したネズミ
※小学生童話の文章とは、異なる点があります。
あるところで、 ライオンが ひるねを していました。
そこへ ネズミがきて、 ライオンの せなかへ のぼり、 ちょろちょろと、 はしりました。
ライオンは めをさますと、 ネズミを つかまえて たべようと しました。
「おたすけください。 こんな ちっぽけな ネズミなんて おいしくありません。 わたしを ゆるして くださったら いつか かならず、 あなたの おやくに たちますから」
ネズミは ふるえながら、 いっしょうけんめいに たのみました。
ライオンは ネズミが かわいそうになり、 だまって はなして やりました。
なんにちかして、 ライオンが りょうしのアミに かかって しまいました。
つかまった ライオンは、 どうすることも できません。
(もうだめだ、 このまま にんげんにつかまって、 ころされてしまうんだ)
ライオンが あきらめた そのとき、 まえに たすけてやった ネズミたちが やってきて アミを かみきり、 ライオンを たすけだしたのです。
「ありがとう。 おかげで いのちびろいをした」
ライオンは ネズミに おれいをいい、 それからは なかよく くらしました。
このはなしは、 どんなに つよいものでも、 ときには よわいものに たすけて もらわなければ ならないときがある。
また、 ひとを たすけてあげると、 じぶんが こまっているときに、 たすけてもらえると いうことを おしえています。
おしまい
|
|
|