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1ねんせいのイソップどうわ
てんもんがくしゃ
ある てんもんがくしゃが、 まいばん そとにでて、 ほしを かんそく していました。
ところが あるひ、 そらばかり ながめながら あるいているうちに、 うっかりして あなに おちて しまいました。
「おーい、 たすけてくれ。 なんとか してくれ」
と、 さけんでいると、 とおりかかった ひとが そのこえを きいて、 あなの そばへ やってきました。
みると てんもんがくしゃが あなの そこに おちているので、 そのひとは いいました。
「これは これは、 がくしゃさん。 あんたは そらに あるものは よくみているのに、 じぶんの くらしている じめんは みていないのですか」
じぶんは すごいことが できると、 じまんしている ひとほど、 みんなができる あたりまえのことが できないのです。
おしまい
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