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8月20日のイソップ童話
シカとほらあなのライオン
猟師に追われたシカが、ほらあなの入り口にたどり着きました。
そのほらあなはライオンのすみかでした。
シカはそうとは知らずに身をかくそうと思って、入っていきました。
たちまち、シカはライオンにつかまってしまいました。
ライオンに食べられるとき、シカは思いました。
「なんとわたしは運が悪いのだろう。人間の手を逃れようとして、おそろしい猛獣のすみかに飛び込んでしまうとは」
このように、人間でも小さな危険をおそれて、大きな危険に自分から飛び込んでしまうことがあるものです。
おしまい