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10月11日のイソップ童話
タカとトンビとハト
ハトたちは、しょっちゅうトンビにおそわれるので、トンビよりも強いタカに、じぶんたちを守ってくれるようにお願いしました。
「ああいいよ。トンビには指一本ふれされないから、安心するがいい」
タカはこころよく引き受けてくれました。
よろこんだハトたちは、タカをハト小屋にむかえいれましたが、この時はじめて、タカがトンビよりも、こわい事を知ったのです。
タカのするどいツメとくちばしで、ハトは大勢の仲間を殺されました。
その日一日のハトの被害は、トンビから受ける被害の一年分以上でした。
病気よりも恐ろしいのは、下手な治療であることを、この話はたとえています。
おしまい