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1ねんせいのえどこばなし
ゆめ
「おや? さいふが おちている。 こいつは、 いい ひろいものだ」
と、 おとこが、 それを いえに かえって あけてみると、 なんと、 100りょう(→やく 700まんえん)もの たいきんが はいっております。
「こいつは、 だれかに みられたら、 たいへんだ。 そうだ、 にわに あなをほって、 うめておけば あんしんだ」
さっそく にわに あなをほり、 100りょうを うめてから、 そのうえに、 うんちを しました。
「こうしておけば、 だれも このしたを ほりだそうとは しないはず」
と、 あんしん したとたんに、 ゆめから めが さめました。
「おや? かねを ひろったのは、 あれは、 ゆめだったか。 おしいことを したな。 しかし、 この おしりの かんしょくは・・・。 しまった! こっちは ほんとうだった!」
おしまい
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