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ノミ
小型(こがた)で吸血性(きゅうけつせい)の、はねのない昆虫(こんちゅう)の総称(そうしょう)で、成虫(せいちゅう)は宿主(やどぬし)の血(ち)を吸(す)って栄養(えいよう)をえます。
人間(にんげん)をはじめとする哺乳動物(ほにゅうどうぶつ)や鳥(とり)に寄生(きせい)し、世界(せかい)じゅう、いたるところでみられます。
その卵(たまご)は6〜12日(にち)でかえり、幼虫(ようちゅう)は数日間(すうじつかん)、有機物(ゆうきぶつ)のくずを大量(たいりょう)に食(た)べたあと、まゆをつむいでさなぎになり、まゆからは数週間(すうしゅうかん)で成虫(せいちゅう)が羽化(うか)します。
成虫(せいちゅう)は体長(たいちょう)わずか3mm余(あま)りで、縦扁平(たてへんぺい)な胴(どう)、短(みじか)い触角(しょっかく)、つきさして吸血(きゅうけつ)のできる吸(す)い型(がた)の口器(こうき)をもち、目(め)はきわめて小(ちい)さいか、欠落(けつらく)しています。
また、長(なが)く力強(ちからづよ)いあしで高(たか)くとびはねることができ、生息範囲(せいそくはんい)を広(ひろ)げていきます。
最近(さいきん)ではあまり見(み)かけなくなりましたが、衛生状態(えいせいじょうたい)のわるい時代(じだい)は、今(いま)の蚊(か)以上(いじょう)によく見(み)かける存在(そんざい)でした。
ノミの登場(とうじょう)する、主(おも)な昔話(むかしばなし)。
・力持(ちからも)ちのノミ
・とびっこ
・シラミちゃんとノミちゃん