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騎士(きし)
騎士(きし)またはナイト(Knight)とは、中世(ちゅうせい)ヨーロッパで、騎乗(きじょう)してたたかう身分(みぶん)の者(もの)をさした言葉(ことば)です。
通常(つうじょう)は土地(とち)の保有権(ほゆうけん)をあたえられて国王(こくおう)その他(た)の主君(しゅくん)につかえていましたが、傭兵(ようへい)として金銭(きんせん)で雇用(こよう)されることもありました。
たいていは貴族(きぞく)の生(う)まれで、見習(みなら)い、従士(じゅし)として武術(ぶじゅつ)の訓練(くんれん)をつんだのち、先輩騎士(せんぱいきし)によって騎士(きし)に叙任(じょにん)されます。
叙任式(じょにんしき)では、通常(つうじょう)、武勇(ぶゆう)と忠誠(ちゅうせい)と礼儀(れいぎ)、それに弱者(じゃくしゃ)の保護(ほご)を誓(ちか)います。
中世(ちゅうせい)末(まつ)にはその軍事的意義(ぐんじてきいぎ)は低下(ていか)し、騎士(きし)の称号(しょうごう)は重要(じゅうよう)な功績(こうせき)をあげた国民(こくみん)に栄誉(えいよ)としてあたえられるようになりました。
現代(げんだい)のイギリスでは、騎士(きし)の称号(しょうごう)は、男女(だんじょ)をとわず卓越(たくえつ)した業績(ぎょうせき)をあげた者(もの)に君主(くんしゅ)があたえ、騎士(きし)に叙任(じょにん)された者(もの)は、姓(せい)ではなく名前(なまえ)の前(まえ)に男性(だんせい)はサー(Sir)、女性(じょせい)はデイム(Dame)という敬称(けいしょう)をつけてよばれます。
騎士(きし)の登場(とうじょう)する、主(おも)な世界昔話(せかいむかしばなし)。
・騎士(きし)と水(みず)の精(せい)