1月12日の小話
焼き氷
寒い朝のことです。
むすこが表へ出て、あつくはった氷をわって、持ってきました。
「親父さま、けさは寒いはずです。ほれ、このとおり。こんなにあつく氷がはりました」
すると、親父は、
「どれどれ、ほんとに、あつくはったものだ。・・・そうだ。寒のうちの氷は薬というから、一口食ってみよう」
「いや、かたくて、かたくて、とても親父さまには、歯が立ちますまい」
と、むすこがいうと、
「そうか、それなら焼いてくれ。こんがりと、こげ目がつくようにな」
おしまい
きょうの「366日への旅」
記念日検索
きょうは何の日?
誕生花検索
きょうの誕生花
誕生日検索
きょうの誕生日
福娘童話集
きょうの世界昔話
福娘童話集
きょうの日本昔話
福娘童話集
きょうのイソップ童話