ビュルガー
ビュルガー(1747〜1794)はドイツの詩人で、ハルバーシュタット近郊に牧師の子として生まれました。
ゲッティンゲン大学で哲学と美学の私講師をつとめ、貧困のうちにゲッティンゲンで没しています。
ビュルガーの作品は、当時の詩人たちに大きな影響をおよぼし、ヨーロッパにおけるロマン主義運動を推進する役割をはたしました。
バラードという形式が、その後長い間にわたって再生されるきっかけをつくったのも、彼の功績で、福娘童話集にも掲載されているほらふき男爵の冒険談「ミュンヒハウゼン物語」(1786)によって民衆文学の創造にも貢献しました。
また、古代ギリシャの詩人ホメロスやイギリスの劇作家シェークスピアの作品も翻訳しています。
「きょうの世界昔話」に登場する、ビュルガーの童話。
・ほらふき男爵 シカのサクランボウ
・ほらふき男爵 ワニとライオン退治
・ほらふき男爵 冬のロシアの旅
・ほらふき男爵 月へオノを取りに行く話