世界の有名な話 第43話 キツネとブドウのふさ
「おなかがすいたよう」 と、キツネが森の中を歩いていました。 すると、おいしそうなブドウがブドウだなからたくさんぶら下がっていました。 キツネは、なんとかして取ってやろうと思いました。 でも、ブドウ棚は高くてどうしても手がとどきません。キツネは、 「あのブドウは、まだすっぱいのさ」 と、ひとりごとをいって、どこかへいってしまいました。 人間にも、こんな風に自分の力がたりなくてできないことを、負け惜しみでごまかす人はいますね。
おしまい
福娘の姉妹サイト
http://hukumusume.com