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8月27日のイソップ童話
金のたまごをうむニワトリ
あるところに、1羽のニワトリをかっている貧しい男がいました。
ある日のこと、このニワトリが金のたまごを1つうみました。
男はびっくりしてさけびました。
「これはすごい!高く売れるぞ」
ニワトリは次の日も金のたまごをうみました。
また次の日も、また次の日も、毎日1つずつの金のたまごをうみました。
おかげで貧しかった男はあたらしい家に住み、おいしいものを食べ、きれいな服を着ることができました。
「おれもずいぶんお金持ちになった。でも、おれよりも大きい家に住み、おれよりも高い服を着ているやつはおおぜいいる。ニワトリがもっとたくさんのたまごをうんでくれれば。まてよ。あのニワトリの腹の中には金の固まりがあるにちがいない。そうだ、それを取り出せばおれはもっと金持ちになれるぞ」
男はそう思って、すぐにニワトリのおなかを切り開きました。
でも、金の固まりなど出てきません。
ニワトリは死んでしまい。男はすぐにお金がなくなって、また、びんぼうになってしまいました。
この話は、よくばるのはほどほどにして、いま自分が持っているものでまんぞくしなさい。
でないと、いま持っているものも失うことになることをおしえています。
おしまい