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9月19日のイソップ童話
ランプ
油をじゅうぶんにすったランプが、よく燃えてあかるく光るので、
「わたしは太陽よりもあかるいわ」
と、じまんしていました。
ところが、さっと風が吹いてくると、たちまち消えてしまいました。
そばにいた人が、もういちど火をつけてやりながらいいました。
「さあさあ、またてらしなさい、ランプさん。ただし、だまっててらしなさいよ。太陽や月の光は、決して消えることはないのだから」
人よりすぐれていても、ごうまんになってはいけません。上には上がいるのだから。
おしまい