福娘童話集 きょうのイソップ童話
福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 12月のイソップ童話 > 満腹したオオカミとヒツジ

12月25日のイソップ童話

満腹したオオカミとヒツジ

満腹したオオカミとヒツジ

  食べ物をじゅうぶん食べて満腹したオオカミが、地面にたおれているヒツジを見ました。
「こいつは、オオカミがきたので、こわさのあまりたおれたのだな」
と思ったオオカミは、そばへ寄って、
「心配するな」
と、なぐさめてやりました。そして、
「もし、おまえが本当のことを3ついったら、わたしはおまえを見逃してやろう」
と、約束しました。
  するとヒツジは、
「まずだいいちに、わたしはあなたにあわずにすめばよかった、と思っています。2番目には、せめて、あなたが目の見えないオオカミだったらよかったのに、と思っています。そして、3つ目の本当のことは……」
  ヒツジはしんこきゅうすると、、思いきり大きな声で、
「いやなオオカミめ、あんたたちなんか、みんな、ひどい目にあって死んでしまえばいい。なぜって、わたしたちがなんにも悪いことをしないのに、あんたたちはわたしたちをいじめて、なぶり殺しにするのだもの」
  オオカミは、ヒツジがいったことは本当だとみとめて、見逃してやりました。

  真実は、敵にたいしてさえもききめがある、ということを、この話はおしえています。

おしまい

366日への旅 トップへ移動

今日は何の日へ移動 今日の誕生花へ移動 今日の誕生日へ移動
福娘童話集 きょうの世界昔話  福娘童話集 きょうの日本昔話へ移動 きょうの小話へ移動

トップページへ移動   このページを閉じる   ホームへ移動