みんながワクワク 日本の不思議な昔話 ☆福娘童話集☆ 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
福娘童話集 > ジャンル別 > 日本のふしぎ話 > めいどからかえってきたおくさん
お話しの移動
・ 福娘童話集

・ ジャンル別

・ 日本のふしぎ話 (全50話)

→  1話 〜 10話
→ 11話 〜 20話
→ 21話 〜 30話
→ 31話 〜 40話
→ 41話 〜 50話
- 広 告 -
 


日本のふしぎ話 第8話

めいどからかえってきたおくさん

めいどからかえってきたおくさん

 むかしむかし、一人のお坊さんが、旅から旅の毎日をすごしていました。
 ある日のこと、お坊さんがさみしい一本道を歩いていくと、日がくれてきました。
「このままいけば、町があるはずだから、こんやは町でとまることにしよう」
 お坊さんは道ばたのお墓のところで、一休みすることにしました。
 草むらに腰を下ろして、足を休めていると、後ろの方から、ギギギーッと、変な物音がします。
 ふりむくと、かんおけのふたをおしあけて、白いきものの女の人がでてきました。
「ゆ、ゆうれい。なむあみだぶつ、なむあみだぶつ、なむあみだぶつ・・・」
 お坊さんはじゅずをならして、ねんぶつをとなえました。
 すると女の人は、お坊さんにちかづいてきて、
「どうか、たすけてください。からだがあつくてたまりません」
と、頭をさげました。
 お坊さんは、あいてがゆうれいだとおもっているので、
「まよわず、じょうぶつなさい。なむあみだぶつ、なむあみだぶつ・・・」
 さらに、ねんぶつをとなえました。
 ところが女の人は、
「わたしはまだ、ゆうれいではありません。じつはきのう、いったん、いきをひきとったので、このおはかにうめられました。わたしのたましいはからだからぬけだして、ひろい野原のようなところをあるいていったのです」
と、ふしぎな話をはじめました。
「あてもなく歩いていると、おそろしい鬼たちが現れ、わたしをつかまえて、えんま(→詳細)さまのところへ連れていきました。えんまさまは、わたしをジロジロとながめて、『おまえはまだ、ここにくるのははやい。おまえの寿命は、まだまだのこっておる』と、いったのです。それから、わたしをつれてきた鬼たちに、『すぐに、火の車に乗せて、送り返せ』と、いいつけました」
「ほう、それで、からだがあついと言われたのですね」
「はい。火の車の炎につつまれて、『あつい、あつい』ともがいているうちに、ここに戻ってきたのです」
「なるほど。それで、かんおけをやぶって、ふたたび、この世にもどったというわけじゃな」
「はい。どうか、わたしを家につれていってください」
「わかった、わかった」
 お坊さんは女の人をおんぶして、道をあんないさせました。
 女の人の家は、町のなかの大きなお店でしたが、お店は戸をしめきって、かなしみにしずんでいました。
 そこに、たびのお坊さんが、おそうしきをすませたばかりのおくさんをつれてきたので、ビックリ。
 はじめはあやしまれましたが、
「こんなありがたいことが、またとあろうか」
と、お店の人たちはよろこんで、さっそく、おいわいのせきがつくられました。

おしまい

 前のページへ戻る

ジャンルの選択
・有名な話 日本 世界
・こわい話 日本 世界
・わらい話 日本 世界
・感動話 日本 世界
・とんち話 日本 世界
・悲しい話 日本 世界
・ふしぎ話 日本 世界
・恩返し話 日本 世界
・恋物語 日本 世界
福娘童話集
人気コーナー
きょうの新作昔話
未公開の童話・昔話を毎日
一話ずつ公開
おはなし きかせてね
福娘童話集をプロの声優・ナレーターが朗読
小学生童話
幼稚園から小学6年生まで、学年別の童話・昔話集
おくすり童話
読むお薬で、病気を吹き飛ばそう!

福娘の姉妹サイト

http://hukumusume.com

366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診