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イラスト myi ブログ sorairoiro
ごちそう に まねかれた イヌ
A dog invited to a feast
(イソップどうわ)
(Aesop’s Fables)
ほんやく(Translation) ちいさな翻訳屋さん
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ある ひと が、ともだち を もてなす つもり で、ごちそう の したく を していました。
There was a man, decided to give his friend a feast. And he was preparing for it.
その ひと の かっている イヌ は、じぶん も ともだち の イヌ に、
And the dog owned by the man has invited his friend to a feast as well.
「きみ、ぼく の ところ へ、ごちそう を たべ に きたまえ」
“Why don’t you come and join us the feast,”
と、いって、しょうたい しました。
said the dog to his friend.
まねかれた イヌ は、ほくほく して やってきました。
His doggy friend did come to a feast, feeling happy.
そして、いっぱい に ならんだ ごちそう を みて、こころ の なか で、
And he saw so many of delicious meal prepared right front of the dog. Then he thought,
(すごいなあ。ぼく の ため に、こんな うまそうな もの が でてる。ゆめ の ようだ なあ。
“Wow, this is wonderful! I know those are for me, I feel like dreaming,”
よーし、はらいっぱい どんどん たべて、あした は いちにちじゅう、はら が へらない よう に してやろう)
“I know what I’m going to do. I’m going to eat as much as I can that I won’t have to be hungry tomorrow!”
と、かんがえ ながら、しきり に しっぽ を ふって いました。
All these happy thoughts in his mind, and wagging his tails for the feast.
ともだち の イヌ を しんよう しきっているので、ぜんぶ、じぶん の ため の ごちそう だと おもって いたのです。
Since he trusts his doggy friend, he completely thought that all of those meal were for him.
その いえ の コックさん は、さかん に しっぽ を ふっている イヌ を みつけた とたん、あし を つかまえて まど の そと に ポン と ほうりだして しまいました。
And there was a cook of the man’s house coming by. As soon as he found the dog wagging tail, he grabbed dog’s legs and threw him right outside the window.
イヌ は キャンキャン なきながら、にげかえりました。
The dog ran away back home, yelping.
その とちゅう で、ほか の イヌたち に あいました。
On the way back, he met some other dogs.
なか の いっぴき が、
And the one of those dogs said,
「きみ、ごちそう は どうだったの?」
“Hey, how was the feast?”
と、ききます と、この イヌ は ほんとう の こと を いうのが はずかしい ので、
The dog was so embarrassed to tell the truth and replied,
「いやあ、おさけ を のみすぎて、すっかり よっぱらって しまってね。
“Well, I had too many drinks and got drunk,”
どこから どうやって でてきた か、おぼえて いない くらい なんだ」
“and I don’t remember how I got out of there.”
この おはなし は、じぶん には おかね が ないのに、ほか の ひと を あて に して、きまえ の よいこと を いう ひと を しんよう しては いけない と おしえています。
This story tells you not to trust the one who says things generously by depending on other’s fortune.
おしまい
The end
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