ふくむすめどうわしゅう(Hukumusume fairy tale collection) > がいこくご(Foreign language)
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イラスト myi ブログ sorairoiro
ひろった てがみ
A letter
(えど こばなし)
(Short stories of Edo)
ほんやく(Translation) ちいさな翻訳屋さん
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わかい おとこ が ふたり で あるいて いると、みち の うえ に てがみ が おちていました。
One day two young men were walking together and they found a letter on their way.
ひとり の おとこ が それ を みつけて、
A man said,”
「これは、ちりがみ の かわり に ちょうどよい」
“Well well, I can use this for a tissue.”
と、ひろって、ふところ に 入れようと すると、となり に いた もう ひとり の おとこ が、
As he picked it up and put it into his pocket, the other young man said,
「たのむ。その てがみ を、おれ に くれ」
“Do me a favor, can I have that letter?”
「ああ、いいが、いったい こんな もの、なに に するのだ?」
“Sure, but what are you going to do with it?”
と、ひろった おとこ が きく と、
asked the young man with the letter. And the other young man answered,
「しばらく いなか へ てがみ を やっていない ので、それ を もらって かわり に だす のさ」
“Well, I haven’t written to my family for a while. I thought it could be a substitute for my letter.”
「しかし、たにん の てがみ だぞ。そんなん で だいじょうぶか?」
“But this is someone else’s letter! Are you sure?”
「なに、しんぱい するな。どうせ いなか の にんげん は、だれ も じ が よめないんだから」
“I am. Don’t worry no one in my hometown will be able to read it anyway.”
おしまい
The end
ワンポイントアドバイス(One-point advice)
“Are you sure?”と尋ねられたら、”Yes”を省略し“I am”と答えることができます。
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