11月12日のイソップ童話
よわむしの猟師と木こり
一人の猟師が、ライオンの足あとをさがしていました。
すると木こりがいたので、
「もしもし、このへんでライオンの足あとを見ませんでしたか。ライオンのねぐらはどのへんか知りませんか」
と、聞きました。
木こりは、
「ああ、知っているよ。いまからおれといっしょにくれば、ライオンをみせてやるよ」
と、答えました。
すると猟師はまっさおになって、こわさに歯をガチガチさせていいました。
「い、い、いえ、なに、わたしがさがしているのは、ライオンの足あとなんで、その、本当のライオンなんてとんでもない」
このお話しは、口先では強がりをいうくせに、じつはよわむしの人を見分ける方法をおしえています。
おしまい
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