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10月5日のイソップ童話
木こりと松の木
木こりが松の木を割って、まきをつくっていました。
松の材木でこしらえた台にのせて割るのですが、こうすると割りやすいので、どんどんまきができるのでした。
そこで、松の木はいいました。
「わたしは、わたしを割るオノよりも、わたしからつくられた、あの台の方がにくらしい」
知らない人からひどいことをされる方が、身内からひどいことをされるよりも、ずっとましだと、このお話しはおしえています。
おしまい