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11月10日のイソップ童話
サルの子どもたち
サルは一度に二匹の子どもをうむといわれています。
二匹の子どものうち、お母さんザルは一匹だけをかわいがって大切にそだて、もう一匹はちっともかまってやりません。
ところが、神さまのさだめる運命によって、かわいがられた子ザルが母ザルにあんまり強く抱きしめられたために、息ができなくなって死んでしまい、もう一匹のほうっておかれた子ザルの方が、元気に大きくなることがあります。
運命はこのように、わたしたちにははかり知ることのできない力で動いているのです。
おしまい