日本脳炎(にほんのうえん)
予防する病気
日本脳炎(にほんのうえん)
接種期間
1期1回目の摂取のあと、1-2週間あけて2回目を接種し、その後約1年あけて4才のときに追加1回接種します。
この3回で基礎的な免疫がつきます。
接種方法
不活性ワクチンを注射で接種します。
副作用
接種跡が赤く腫れたり、痛みが出ることがあります。
また、接種後2日以内に100人に1人の割合で発熱が出ることがあります。
まれに、全身のじんま疹やアナフィラキシーショックがあるとされています。
その他
2005年5月以降、日本脳炎の予防接種に使用するワクチンに、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)という重い副反応がでることがわかったため、国は低リスクのワクチンに切り替えるまで、積極的に日本脳炎の摂取をすすめることを控えています。
この副反応は大半は治療をすれば完全に回復しますが、運動障害など神経系の後遺症が10%程度あると言われています。
なお、国は現在、より安全なワクチンを検討中です。
現在、日本では日本脳炎患者はほとんど見られませんが、海外の多発地域(特に多くの患者が発症している東南アジア)などへ転勤や移住する場合は、かかってしまうと死亡率や重症度高い病気で有効な治療法もないので、受ける方もいます。
その場合は、ワクチンの効果と副反応について医師の説明を受けた上で、受けることができます。