まっ赤でおいしそうないちごの実。
でも本当は、いちごの赤い部分は「偽果(ぎか)」というもので果実(かじつ)ではありません。
表面にあるたくさんの「ツブツブ」こそが、いちごの本当の果実です。
では赤い実は何かというと、もともとは茎(くき)だった部分が赤くふくらんだものです。
ではなぜ、くきが赤くて大きくふくらんだのでしょう?
それは赤くて大きいと遠くからでもめだつので、鳥や動物などに食べてもらいやすくなり、いちごのタネが遠くまで広がりやすくなるからです。