先生 の まめちしき
カモミールの語源は「大地の林檎」の意味のギリシャ語からです。
花に、リンゴの果実のような香りがあるからです。
属名の「マトリカリア」は「子宮」と言う意味で、主に婦人病の薬に使用されていたことをあらわします。
今から4000年前のバビロニアですでに薬草として使われていて、ヨーロッパで際も歴史のあるハーブとされています。(4000年前日本では、弥生時代です)
日本には、19世紀の初めに、オランダから入ってきました。
ハーブとしての効用は安眠作用、健胃作用、腹痛、生理痛、胃痛、胃潰瘍、ストレス軽減、鬱、過敏性腸症候群、膀胱炎、気管支炎、花粉症、鼻づまり、貧血、冷え性、発汗効果、吐き気予防殺菌、鎮静効果、などなど。
キャベツや玉ネゴの側に植えると害虫予防にもなります。
また、カモミールティーを髪に塗ると、リンスの効果もあります。
ただし妊婦さんは大量摂取は控えた方がいいようです。
子宮の収縮を促すといいますが、お腹を温め、リラックス効果があるので過剰に摂取しなければ、逆に良いとも言います。
また、キク科のアレルギーを持つ方は、アナフィラキシーショックをおこした例もありますので摂取しないほうがよいそうです。