ふくむすめどうわしゅう > がいこくご (にほんご) > イソップどうわ
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おひゃくしょう と むすこたち
(イソップどうわ)
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ある おひゃくしょう が、とし を とって しぬ ひ も ちかく なったので、
しぬ まえ に じぶん の こどもたち に、おひゃくしょう の しごと を しっかり おぼえさせたい と おもました。
そこで むすこたち を よんで、こう いいました。
「おとうさん は、もうじき このよ に おさらば するがな、
おまえたち は、わし が ブドウばたけ に かくして おいた もの を さがしてみる と いい。きっと、いいもの が みつかる から」
むすこたち は てっきり、ちちおや が たからもの を どこか に かくした のだと おもいましたから、
ちちおや が しぬ と ブドウばたけ を すみからすみまで ふかく ほりかえしました。
しかし、ほっても ほっても、たからもの は さっぱり みつかりません でした。
でも、せっせ と たがやされた ブドウばたけ から は、いつも の とし の ひゃくばい もの ブドウ が とれたのです。
この おはなし は、にんげん に とって はたらく こと こそ たからもの で あると おしえています。
おしまい
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