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1月25日のイソップ童話
アシとオリーブの木
アシ(→詳細)とオリーブ(→詳細)の木が口論していました。
どちらがしんぼう強くて、力があって、しっかりしているかで、いいあらそっているのです。
オリーブの木は、アシに向かってこう言いました。
「おまえなんか、へなへなで、てんでいくじなしさ。ちょっと風が吹けばすぐにおじぎして、まいったというじゃないか」
「・・・」
アシはだまったきり、なにも言い返しません。
そこへ、まもなく強い風が吹いてきました。
ビュー、ビューと吹きまくる風の中、アシはさんざんにゆさぶられ、おじぎをさせられましたが、ぶじに切りぬけました。
ところが、オリーブの木は風にはむかってがんばっているうちに、ポキリと折れてしまいました。
自分より強いものに負けまいとしてがんばる人よりも、事のなりゆきにさからわずにうまく立ち回る人の方が得をするということを、この話はおしえています。
おしまい