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2月20日のイソップ童話
  
  
  
クジャクとカラス
    鳥たちが王さまをえらぶために相談していました。
    クジャクが、
  「わたしは美しいから、王さまになるのがとうぜんでしょう」
  といいました。
    鳥たちは、なるほどそうだなと思って、クジャクを王さまにしようとしました。
    そのとき、カラスがさけびました。
  「ちょっと待った! クジャクくん、あんたが王さまになったときに、ワシがおそいかかってきたら、あんたはどうやってわたしたちをまもってくれるのかね」
  「・・・。わたしは美しいから」
  「あんたの美しい羽が、ワシを追いかえしてくれるのか」
  「・・・」
  
    リーダーになる人は、ひょうめんてきな美しさよりも、みんなの危険を予想できる人がふさわしいと、この話はおしえています。
おしまい